エアコンをフィルターなしで運転させると、エアコン本体の故障に繋がります。
フィルターは、エアコンの内部に埃が侵入するのを防ぐ役割があります。
奥まで入ってしまった埃は、素人では取り除く事ができません。
この記事では
・エアコンをフィルターなしで運転させた場合に起こるデメリット
・エアコンのフィルターを外して運転した場合の解説
・フィルターの買い替えどき
などをお伝えしますので、古くなったエアコンのフィルターを交換するかどうか迷っている方は、ぜひ参考にして下さい。
エアコンフィルターを外したまま運転するとどうなる?
エアコンのフィルターを外したまま運転すると、空気中に漂う部屋の埃がエアコンの内部に吸い込まれます。
エアコンは空気を入れ替えているように思えますが、実は室内の空気を吸い込んだのち、温めたり冷やしたりして戻すだけなので、空気と一緒に吸い込んだ埃が自然に外に出ていく事はありません。
エアコンの内部には、吸い込んだ空気の熱を取り除くための熱交換器があり、これは空気を冷やしたり、温めたりするために非常に大切な部分です。
エアコンのフィルターは、この熱交換器を埃から守るために取り付けられています。
室外機にも熱交換器があり、この二つが埃によって目詰まりを起こすと、エアコンは故障してしまいます。
また、エアコンと室外機を繋ぐホースの部分に埃がたまると、水漏れの原因にもなります。
掃除などで一時的にフィルターをつけ忘れたからといって、すぐに故障するわけではありませんが、埃がたまればエアコンの効きが悪くなりますし、ずっと外したままでいると、エアコン本体の寿命にも影響します。
また、熱交換器は外部との温度差が激しいので、侵入した埃が湿気を含み、カビが発生しやすくなります。
手の届く所についたカビは掃除で取り除くことができますが、エアコンの奥深くについたカビを素人が取るのは難しいので、業者にお願いするしか方法はありません。
エアコンを長持ちさせるために、フィルターは必須です。
破れたり汚れたりした場合は、買い替えるなどして、必ずつけて運転するようにして下さい。
エアコンフィルターの買い替え目安とは?どうなったら交換すべき?
エアコンのフィルターは、頻繁な交換は不要です。
普段の掃除の間隔や、使用頻度にもよりますが、目安は2年ほどだそう。
これはあくまで目安です。
日中は仕事でほとんど使わない場合はもっと長く使えますし、タバコを吸う方の場合は、臭いが取れずに交換時期が早まるかも知れません。
マンション等で備え付けのエアコンを使っている場合、フィルターがどれくらい交換されていないのかも分かりませんよね。
もし、エアコンから変な臭いがして洗っても取れないようだと、しばらく交換されていないかも知れません。
買い替える場合の目安として
・フィルターに埃などが目詰まりしてしまい、洗っても取れなくなっている。
・明らかな経年劣化や、破れなどが見られる。
・洗ってもイヤな臭いがする。
などに当てはまれば、替え時です。
掃除をしていてうっかり破れてまった場合も、破れたフィルターは使わないようにしましょう。
フィルターは、メーカーのホームページや家電量販店で購入できます。
機種にもよりますが、1000円前後から手に入ります。
エアコンを購入した時についている取扱説明書がある方は、フィルターの購入場所や値段などが記載されている場合がありますので、確認してみて下さい。
買いに行く際は、エアコンの型番やフィルターの形状を調べ、在庫の確認をしてから行きましょう。
まとめ
エアコンのフィルターは必ずつけて運転して下さい。
エアコンの故障につながったり、掃除のできない場所でカビが増殖する危険があるためです。
フィルターは、2年を目安に臭いや見た目など、気になる事があれば交換を検討しましょう。
エアコンの本体を買い替える事になってしまうと、大きな出費です。
本体を守る意味でも、あなたの健康のためにも、フィルターは正しく使い、古くなったら交換して下さい。
新しいフィルターはエアコンの効きもよく、音も静かになるかも知れません。毎日を快適に過ごすためにも、定期的なお手入れが肝心です。