基本的には赤ちゃんの髪にはドライヤーは使わずタオルドライで終えるようにしますが、髪の毛が多い赤ちゃんの場合、タオルドライだけでは乾かないため冷えなどが心配になります。
ドライヤーをいつから使っていいか、という明確な答えはありませんが、使う目安としては「髪の毛が寝るまでに自然乾燥しないようになってから」です。
赤ちゃんがドライヤーを嫌がるときは、大体ドライヤーの音や風の強さが原因ですので、びっくりしないように音をちいさくしてあげたり、風量を弱めにしてあげたりするといいでしょう。
この記事では
・赤ちゃんの髪にドライヤーを使う時期の目安
・赤ちゃんがドライヤーを嫌がって泣いてしまうときの対処法
・赤ちゃんにドライヤーを使う時の注意点
をお伝えしますね。
赤ちゃんの髪の毛にドライヤーを使うのはいつから?
赤ちゃんの皮膚は、とっても弱くて傷つきやすく、厚みも大人の3分の1程度。
大人なら何も問題ないドライヤーの熱も、赤ちゃんにとってはやけどの原因に。
冷風も私たちが思っているより、赤ちゃんにとっては冷たく感じて風邪をひく可能性もありますので、赤ちゃんは基本的にはドライヤーは使いません。
ではドライヤーっていつから使えるのか?ですが、赤ちゃんがドライヤーを使える時期は、月齢ではなく髪の毛の量で決めます。
髪の毛の量は赤ちゃんによってかなり差が激しいため「○ヵ月から」という明確な答えはない、ということですね。
そこで、ドライヤーを使う目安としては、お風呂上りから寝るまでの時間でタオルドライ・自然乾燥で乾かなくなってきたら、というふうに考えるといいでしょう。
赤ちゃんの髪の毛は大人と違って、細く、タオルでふくと乾きやすいというのが特徴です。
しかし、お風呂から上がって、しっかりタオルでふいてあげても、寝るまでに自然乾燥しなくなってきたらドライヤーを使ってみる、というのがいいかもしれませんね。
また、赤ちゃんはドライヤーの大きな音にびっくりしてしまい、恐怖で泣き出してしまうこともあります。
ドライヤーを使う時期は、赤ちゃんがドライヤーの音に恐怖を抱かなくなってから、というのが大前提ですので注意してくださいね。
赤ちゃんがドライヤーをすると泣く・嫌がる時の対策は?
赤ちゃんにとって、ドライヤーの音や風は、最初は恐怖でしかありません。
いきなり耳元で大きな音が鳴ったり、風が吹いてきたりすると、大人でもびっくりしますよね!
赤ちゃんも一緒です。
大人が使用するドライヤーは音も大きいですので、赤ちゃんにとってはかなりの不快感を与えてしまいます。
もし、大人用のドライヤーを使用するときは、風量を一番弱めにして、音を小さく調整するようにしましょう。
早く乾かさないと、と思って、大人と同じ風量にしてしまうのではなく、穏やかな風を送るようにしてください。
赤ちゃん専用の静音性のすぐれたドライヤーを、赤ちゃん専用として購入するのもいいですね。
赤ちゃんの頃から自分のドライヤーを使用すると、大きくなっても違和感がなく使うことができます。
それでも泣いてしまうときは、無理にドライヤーで乾かそうとせず一旦使用を中止し、根気よくタオルドライと自然乾燥に切り替えてあげてください。
泣いているのにドライヤーを使い続けると、それはもう恐怖以外のなにものでもなくドライヤー=怖い物という印象を植え付けてしまいます。
毎日少しずつでもドライヤーを使っていると、赤ちゃんも少しずつですが慣れてくると思いますので、はじめはしっかりタオルドライをしてから、出来るだけドライヤーの時間が短くなるようにしてあげましょう。
吸水性のいいマイクロファイバーのタオルなどを使用し、出来るだけ、早く乾燥してあげるようにしてくださいね。
赤ちゃんの髪の毛の乾かし方とドライヤー使用の注意点も!
ドライヤーが使えるようになった時の髪の毛の乾かし方と注意点をご紹介します。
ドライヤーでの乾かし方のコツ
赤ちゃんのお肌はとってもデリケートで頭皮も薄く傷つきやすい状態です。
なので、ドライヤーを使用するときは、できるだけ赤ちゃんの頭皮から離して使うようにしてください。
ドライヤーの噴出口から距離をとることで、熱風も冷めてきて、火傷のリスクを抑えることができます。
熱風でなく、送風にしてあげるのもいいですね。
強くしてしまうと、逆に風邪をひいてしまう可能性がありますので注意してください。
ドライヤーで髪の毛を乾かすのが目的ではなく、あくまでも「自然乾燥を助ける」という目的でドライヤーを使用するようにしましょう。
ドライヤーの大きな音でびっくりして泣き出す可能性があります。
ドライヤーの音に恐怖を抱かなくなってからドライヤーを開始するのが大前提ですが、それでもドライヤーの大きな音にびっくりしてしまうかもしれません。
ドライヤーの音を最小限にしたり、乾かす音を短くしたりしてできるだけ早く終わるように心がけてあげてください。
ドライヤー使用時の注意点
赤ちゃんは予想できない行動をとったりしますので、ドライヤー中に動き回ったり、ドライヤーを触ってみたり、意外と危険がいっぱいです。
ですので、使用時期は、ドライヤー中に動かずにじっとしていられるようになってからが無難でしょう。
ドライヤー中にいきなり頭をあげて、ドライヤーの噴出口にぶつかり大やけどを負ったという事故も考えられますので、本当に注意が必要です。
ドライヤーは必ず赤ちゃんから距離を取って、離して使うようにしましょうね。
まとめ
基本的には、赤ちゃんの髪の毛は細く毛量も少ないため、ドライヤーは必要ありません。
赤ちゃんの肌はとても敏感ですのでドライヤーの熱でやけどをしてしまう可能性もあるためです。
ドライヤーを始める時期は、特に明確にされているわけではありませんが、「髪の毛の量が増え、タオルドライしても自然乾燥できなくなってから」と認識しておいてください。
ドライヤーをあてるときも、できるだけ噴出口と頭皮をはずして火傷を負わせないように注意が必要です。
また赤ちゃんがドライヤーにびっくりして嫌がるときは、出来るだけドライヤーの音を小さくするか、風を弱めて使用する事をおすすめします。
赤ちゃん専用の静音性のあるドライヤーを購入することもいいですね。
そして大切なことは泣いている赤ちゃんに決してドライヤーを無理強いしないこと。
適切に使用して、赤ちゃんがドライヤーに自然に慣れていくのを待つといいでしょう。
適切な時期に、適切な使用方法で正しくドライヤーを使うようにしてくださいね!