あさりの砂抜きに失敗したときは、もう一度塩水に入れて砂抜きしましょう。
やり直しすればOKです。
砂抜きが成功したのか失敗したのかの見極めは、砂が水の下の方に出てきているかどうかです。
砂がたくさんあれば成功ですが、全く砂がない、あさりが口を開けた様子もなければ失敗です。
またスーパーで購入したあさりにも砂が残っていることがあるため「処理済」と書いてあるものでも、もう一度砂抜きすることをおすすめします。
この記事では、
- あさりの砂抜きはやり直しできるのか
- やり直しの方法
- 砂抜きができているかのどうか見極め方
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パック売りのあさりでも砂抜きすべき理由
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パックあさりは砂抜きナシで調理できるがどうか
などについて紹介しますので、あさりの砂抜きに失敗してあさり料理に躊躇している方は是非参考にしてみてくださいね。
- あさりの砂抜きはやり直しできる?その方法は?
- あさりの砂抜きができてるかどう判断する?見極めのコツは?
- あさりの砂抜きってスーパーで買ったものでもするべきなの⁉
- あさりを砂抜きしないで食べることはできる?できない?
- あさりの砂抜きで放置しすぎたら死ぬ?見分ける方法は?
- あさりの砂抜きであさりが死んだら食べれないの?
- まとめ
あさりの砂抜きはやり直しできる?その方法は?
あさりの砂抜きに失敗したときは、やり直しができます。
塩水に入れて、もう一度砂抜きするだけです。
では、なぜ失敗してしまったのでしょうか?
考えられる原因は5つあります。
- 砂抜きの時間が短かった
- 暗くしていなかった
- 塩の濃度が濃い、または薄かった
- 水の量が多すぎる、少なすぎる
- あさりが死んでいる
失敗したときは、今一度砂抜きの環境を整えるようにしましょう。
あさりの砂抜きのポイント
塩濃度約3%の水を用意し、あさりが半分ぐらい浸かる量の水を入れましょう。
水の量が多すぎると呼吸ができなくなり、死んでしまうので注意が必要です。
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あさりをばらして置く
あさり同士が重なると砂がはきにくいです。
上のあさりがはいた砂を、下のあさりがもう一度吸ってしまうこともあります。
重ならないように、並べて置くようにしましょう。
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砂抜きの温度
暑すぎるとあさりは死にます。
かと言って冷蔵庫などの冷たい場所に入れるとあさりは休眠状態になるので、砂をはかなくなってしまいます。
新聞紙などを上からかけて暗くし、冷暗所に置いておくようにしましょう。
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砂抜きする時間
最後は時間です。
実際のところ、砂抜きの時間はマチマチ。
2~3時間で抜ける時もあれば、半日経っても抜けない時もあります。
環境を整えても、結局砂がはけたかわからなきゃ意味がないですよね。
砂がはけたかどうかの見極め方について、見ていきましょう。
あさりの砂抜きができてるかどう判断する?見極めのコツは?
あさりの砂抜きができてるかの見極めは、砂があるかどうかです。
あさりを入れたバットなどの底に砂が出ていれば、砂抜き成功です。
あさりの口が少しだけ開いていたり、あさりから白くて長いものが出ている時も成功です。
白くて長いものは出水管・水管と呼ばれ、ここから砂などをはきだしています。
砂がほとんど出ていなかったり、あさりの口がしっかり閉じているときは、砂抜き失敗です。
上で紹介したように、もう一度やり直すようにしましょう。
砂抜きの失敗ではなく、あさり自体が死んでいて砂をはかないこともあります。
- 完全に口が開いたままのもの
- 他のあさりとこすり合わせても、口が硬く閉じているもの
- 異臭のするもの
こういう場合はあさりが死んでいる可能性が高いです。
置いたままにしておくと雑菌が繁殖し、周りの元気なあさりまで傷んでしまいます。
なかなか見分けるのも難しいかもしれませんが、できるだけ早く取り除くようにしましょう。
砂抜きのときに上にかぶせた新聞紙が濡れているかどうかも、砂抜きが完了したかどうかの見極めになります。
砂抜きをすると、かなりの勢いで水と一緒に砂をはきます。
そのため、上から被せた新聞紙が濡れたり、周りが水浸しになることもあります。
必ず起こるわけではないので、新聞紙が濡れていなくても砂抜き成功の場合もありますが、もし濡れていたら成功したんだなと思ってもらえればOKです。
あさりの砂抜きってスーパーで買ったものでもするべきなの⁉
あさりの砂抜きは、スーパーで購入したものでもするべきです。
パックで売られていて「処理済」という記載があったとしても、そのまま料理すると砂が残っているという事はよくあります。
スーパーで売っているものの多くは、新鮮で生きたままの状態で提供したいために、処理が完璧にできないことが多いんです。
業者が手を抜いているというのではなく、鮮度を落とさないためには、完全に砂抜きができないということなんです。
また、あさりは生き物なので、漁獲されてからも生きています。
もちろんスーパーに並んでいるときも生きているという事で、生きている限りは汚れやフンを出しますし、移動の際に割れた貝殻が入り込むこともあります。
こういったこともあのジャリっという感触の原因になるのです。
ですので、おいしく食べるために、自分でもう一度砂抜きするのをおすすめします。
やり方は、とても簡単ですので、料理が苦手な方でもぜひチャレンジしてくださいね。
あさりを砂抜きしないで食べることはできる?できない?
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スーパーで買ったあさりは砂抜きナシで食べられる?
多くのあさりは砂抜きをしてからパックに詰められているので、もちろんそのまま料理して食べることができます。
あさりの砂が身体に入っても、健康に重要な被害が出るということは無いので、安心して下さいね。
神経質になりすぎず、忙しかったり料理が得意で無い方は、そのまま調理しても問題ありません。
ただ、あさりを食べた時のジャリッという砂の感触、あれを好きという人はあまりいないと思います。
何とも言えない、口の中に広がるあの触感を、できれば避けたい…という方は手間を惜しまず砂抜きに挑戦して下さいね。
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パックあさりの砂抜きの方法とコツ
ボールかバットを用意し、あさりを並べます。
そして、ひたひたくらいの水と小さじ1杯程度の塩を入れ、あとは置いておくだけです。
新聞紙などで暗くすると、元々住んでいた砂の中の暗さを再現できるので、よりリラックスしはやく処理ができます。
売っているものなら、2~3時間程度ですぐに料理することができますよ。
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パックあさりの塩抜きの方法とコツ
ワンランク上を目指すのであれば、『塩抜き』にもチャレンジしてみましょう。
砂抜きが終わったあさりを水で良く洗い流します。
その後バッドなどに並べて1時間程待つだけで塩抜きは完了です。
海水を含んだあさりは普段より塩分を多く持っていますので、そのまま料理してしまうと、思っている以上にしょっぱくなります。
塩分を抜く作業をして、おいしいあさりで調理を始めましょう。
あさりの砂抜きで放置しすぎたら死ぬ?見分ける方法は?
あさりは、一晩砂抜きしても絶対に死ぬというわけではありません。
もちろん条件が悪ければ一晩砂抜きするとあさりは死にますので注意してください。
あさりが動かなくなってしまったり、白い管が出ることがありますが、ただ弱っているだけの可能性もあります。
あさりの適切な砂抜きの時間は、スーパーで買ったものは一~二時間程度、潮ひがりとしてとったものであれば三~四時間が目安といわれています。
一晩おいてしまって慌てることもあるかもしれませんが、まずはあさりのにおいを嗅ぎましょう。
あさりは死んでしまうと強烈な硫黄のようなにおいを発します。
もし、そのようなにおいがしたら、それはもうあさりが死んでいますのですぐに捨てましょう。
けれど、強烈なにおいが発生していない場合は、一度水を捨て、再び水で洗ってみてください。
そうすると、もしあさりが生きていれば白い管を引っ込めるはずです。
何の反応もなければ、すでにあさりは死んでいます。
また、もう一つ生きているか死んでいるかの確認方法があります。
それは火を通すこと。
生きていれば、加熱をすることであさりは口をひらきます。
口を開かなければそれは死んでいる証拠なんです。
加熱しても口が開いていないようであれば、無理やり開いて食べないようにしてださいね。
あさりの砂抜きであさりが死んだら食べれないの?
結論からいうと、死んでしまったあさりは食べることはできません。
あさりは死んでから腐るまでの期間が非常に短いのです。
死んだ直後であれば、腐っていないかもしれないので食べることはもちろん可能なんですが、いつ死んだかなんて正確な時間はわからないですよね。
ですので、死んだかどうか不安なときは、前述の方法で見分けるようにしてください。
あさりは死んでしまうと硫黄のような強烈な臭いを発しますので、食べられたものではありません。
火を通せばたべられるのではないか、と思うかもしれませんが、しかし一度あさりが腐ってしまうと火を通したとしても食べることはできません。
火を通しても硫黄のような強烈な臭いは残ったままですし、死んで腐ったあさりを食べると食中毒の原因となりますので、やめてください。
適切な温度、塩分濃度、水分量であれば一晩砂抜きをしていても死ぬことはありません。
砂抜きに必要な塩分濃度は約三%です。
おおよそ500のペットボトル一本の水に大匙1杯の塩分と覚えておいてください。
たっぷりの塩水につけるのはあさりが死ぬ原因となってしまいますので、あさりが半分くらいはみ出すくらいの量がいいでしょう。
また、室温も大切になってきます。
適切なあさりの砂抜きの室温は十五~二十度程度。
冷蔵庫は室温が低すぎるため入れないようにしましょう。
砂抜きをする際は適当にするのではなく、適切な条件のもと行うようにしましょう。
そうすると、たとえ放置してしまったとしてもあさりが生きている可能性が高くなりますよ。
まとめ
あさりの砂抜きは、失敗したらもう一度塩水に入れてやり直せばOKです。
塩の濃度、水の量、温度、置く場所に注意して、やり直してみましょう。
砂抜きが成功したかどうかの見極めは、容器の下に砂が溜まっているかどうかです。
砂がたくさんあれば成功、ほとんどなければ失敗です。
あさりが死んでいて砂がはけないこともあります。
あさりの状態をよく観察しながら、見極めるようにしてください。
またスーパーで買ってきたあさりは、基本的に砂抜きされているためそのままの状態で料理することができますが、販売時にはあさりの鮮度を保つために完璧な砂抜きをすることはできません。
ですので調理する前に一度砂抜きすることをおすすめします。
砂抜きは塩水につけて、暗い所に置いて待つだけととても簡単です。
更にワンランク上を目指すなら、砂抜きしたあさりをそのまま1時間ほど置いて塩抜きもしましょう。
砂のジャリっという感覚も無くなり、しょっぱいあさり料理にサヨナラができますので、お料理上手を目指している方はぜひチャレンジして下さいね。