ぶりには特有の生臭さがあるため、下処理が必要です。
また、生臭さの原因は、血合いやうろこ、皮のぬめりなどです。
生のブリに塩をふって、臭みや汚れを浮かせて水洗いし、お湯にさっとくぐらせるだけで生臭さを抑えることができますよ。
コツを覚えてしまえば、ぶり大根は簡単に作れるので、諦めずチャレンジしてみましょう!
ぶり大根が失敗したら、煮汁を捨て、味付けし直すか、カレールーを使用して、カレーにしてしまうなど、リメイクする方法があります。
また、具材にあまり味が染みこんでいないと感じたら、少し時間を置き、調味料を足すなどするのがおすすめ。
ちょっとしたリメイクの方法を知っていれば、美味しい煮物になるので、諦めずに手直ししてみましょう!
今回の記事では、
・ぶり大根が臭いときの原因
・簡単に臭みを消すコツ
・ぶり大根が失敗したときのリメイク方法
・ぶり大根の味が薄いときに復活させる方法
などについてご紹介いたしますので、「ぶりの上手な調理方法」が知りたい方や「ぶり大根作りに失敗したときのリメイクレシピ」が知りたい方は、是非参考にしてみてくださいね。
ぶり大根が臭いときの原因はなに?なぜ魚臭さが抜けない?
ぶりには特有の生臭さがあるため、下処理が必要です。
ぶりの下処理を丁寧に行うと、臭みが和らぐうえに味が馴染みやすくなるメリットがあります。
なお、下処理をせずにぶりを調理すると、臭みが別の食材に移り、調味料も染み込みにくくなります。
以下、「臭みの原因」や「新鮮なぶりの選び方」などをまとめてみました。
臭みの原因
煮物料理は素材を活かす料理のため、臭み消しをしないと生臭さが残ってしまいます。
特に煮物料理では、「霜降り」をやるのとやらないのでは大きな差が出てきます。
また、血合いやうろこ、皮のぬめりは生臭さの原因になるので丁寧に取りましょう。
新鮮なぶりの選び方
ぶりの旬は12月~1月です。
ぶりの切り身を購入する場合、血合いなどをチェックして鮮度を見極めましょう。
血合いの部分が鮮やかな赤であればあるほど新鮮な証拠です。
茶色く変色している場合は鮮度が落ちているため、選ばないようにしましょう。
ぶり大根のにおい消しって?簡単に臭みを消すコツ伝授!
魚を煮る時は、「霜降り」という下ごしらえが必要です。
生のブリに塩をふって、臭みや汚れを浮かせて水洗いし、お湯にさっとくぐらせるだけで生臭さを抑えることができます。
ここでは、「下処理の手順」や「臭みを消すコツ」について解説していきますね。
ぶりの下処理の手順
1・ぶりに塩をふり、10分ぐらい置く
魚を洗ってから、塩を振って5~10分ほど経つと、表面に水分が浮いてきます。
この水分には魚の臭みが含まれているので、水で洗い流しましょう。
また、少し砂糖を混ぜた塩をふると、甘めに仕上がりますよ。
2・沸騰させたお湯にサッとぶりをくぐらせて霜降りする
塩をふり、水で洗い流しても、やはり臭みは抜けきりません。
冷水に取ってもう一度洗うと、臭みが取れるとともに、味が染みやすくなります。
なお、ぶりが乾燥してパサパサにならないよう、湯通しは数秒にとどめておきましょう。
3・霜降りしたぶりを水で洗い、キッチンペーパーなどで押さえるように水気を切る
特に皮のぬめりやウロコ、血合いで黒くなった部分は丁寧に洗いましょう。
洗ったら水気を切っておき、下ごしらえの完了です!
臭みを消すコツ
大根は米のとぎ汁で下茹でする
大根の甘みが増すよう下茹でしましょう。
米のとぎ汁で大根を茹でると、大根のアクが抜けますよ。
ぶりは下処理をしっかりする
ぶりの生臭さをなくするためにも下処理はしっかりしておきましょう。
血は洗い流してから霜降りしましょう。
ぶりと大根を別々に煮る
別々に煮ることによってしっかりと味がしみ込んで、おいしく仕上がります。
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ぶり大根が失敗したときってリメイクできる?おすすめ料理は?
ぶり大根の主な失敗は、「ぶりが生臭い」「大根に味が染みこんでいない」といったところでしょう。
これから、ぶり大根が失敗したときのリメイクレシピをご紹介していきますね。
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味付けし直す
ぶり大根作りに失敗してしまったら、まず味付けをし直してみましょう。
1・煮汁を捨てる
2・ぶりは水の入ったボウルに入れて、流水で臭みを洗い流す
3・大根も同様に水で洗う
4・鍋に新しく煮汁を作り、洗ったぶりや大根を入れ、再度味付けする
加えて、ショウガの薄切りやネギ輪切があれば、臭みを消しにより効果的です。
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カレーにする
鍋にカレールーを投入すると、失敗したぶり大根が、普段とは違う「和風ぶりカレー」になります。
カレーのトロみがぶりのパサつきをカバーし、カレーのスパイシーな香りがぶりの生臭さを消してくれますよ。
1・煮汁を捨てる
2・ぶり大根が入った鍋に新しい水を入れ、ひと煮立ちさせる
3・ひと煮立ちさせたお湯を捨てる
4・通常の手順でカレーを作る
ぶり大根の味が薄いときはどうやって復活させる?
煮汁の味がしっかりしているのに、ぶりや大根に味が染み込まないときは、少し時間を置いてみましょう。
ここでは、ぶり大根の味が薄いときに復活させる方法をピックアップしてみました。
時間をおいて冷ます
煮物の味を濃くするのに効果的な方法は、一度冷ましておくことです。
なぜなら、野菜などの具材は、煮ているときは水分が外に出て、冷めてくると水分が具材に戻るからです。
「2日目の煮物は、味が染みて美味しい」というように、煮物は冷めることで、煮汁がしっかりと具材に染み込むのです。
煮汁が少なくなるまで煮る
煮物を作っているときに、野菜から水分が出て、煮汁の味が薄まってしまうということも、失敗の原因になります。
そのため、大根から出る水分で煮汁が薄くなっている場合は、鍋の蓋を開けたまま、弱火で煮汁が少なくなるまで煮ましょう。
煮汁が少なくなることで、とろみや照りが出ます。
大根にも出汁がよくなじみ、美味しい煮物になりますよ。
調味料を足す
煮汁の味が薄い時は、調味料をプラスして調節しても問題ありません。
醤油・みりん・酒など調味料を少し足したら、弱火でしばらく煮込んで様子を見ます。
甘めが好きな方は、砂糖も足してOKです。
なお、料理初心者の方は、調味料は目分量ではなく、全部同じ分量で混ぜたものをプラスすると失敗は少ないはずです。
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まとめ
ぶりの身とうまみがしみた大根で定番の「ぶり大根」ですが、自分で作るとぶりがパサついたり、魚の臭みが気になったりと、なかなか満足いく仕上がりにならないという人も多いでしょう。
そんなぶり大根も、きちんと下処理さえすれば、おいしく作ることができますよ。
塩で表面を洗い、湯通しをすることで魚の独特な臭みがとれます。
めんどうな方はサッと湯通しするだけでも!
また、あまり煮込むとぶりが崩れやすいので、少し煮込んだら、あとはお鍋に任せて時間をおきましょう。
ぶり大根に失敗してしまったら、煮汁を捨てて味付けし直すか、カレールーを使用して、カレーに作り変えてしまうなど、リメイクしてみましょう。
また、大根やぶりの味が薄いときは、少し時間を置き、再度調味料を足すと、味が染みこみやすくなります。
なお、大根から水分がたくさん出て味が薄まってしまったり、もともと調味料が少なめで薄味だった場合には、様子を見ながら、調味料を少しずつ足しましょう。
時間があるときは、ゆっくり冷まして具材に味を染みこませると、「2日目のカレー」のように、おいしく食べられますよ。
ぶり大根は失敗しても、基本的にリメイクできます。
ぜひ、チャレンジして工夫してみましょう!