クーラーボックスの洗い方は、たくさんの方法がありますが、汚れが酷くなければ、食器用洗剤での洗浄がおすすめです。
しかし、クーラーボックスに強いにおいがついてしまった時は、クエン酸を使用してみましょう。
長くクーラーボックスを使うためにも、丁寧なお手入れが必要ですよね。
クーラーボックスを長年使っていると、外気の熱を遮断している断熱材が経年劣化するため、内部が冷えている時間が減り、寿命を感じるようになります。
クーラーボックスの平均寿命はおよそ10年です。
ただし、使い方やお手入れによって、どのくらい長持ちするのか変わってきますよ。
この記事では、
・クーラーボックスの洗い方
・クーラーボックスのにおいを取る方法
・新品のクーラーボックスを洗う必要性
・クーラーボックスの寿命と劣化を判断するポイント
・クーラーボックスを長持ちさせるコツ
についてお伝えしますので、クーラーボックスをよく使用する方は是非参考にしてみてくださいね。
- クーラーボックスの匂い消しにはクエン酸がおすすめ!
- クーラーボックスは新品でも洗う必要あり?
- クーラーボックスの寿命はどのくらい?劣化はどこで判断する?
- クーラーボックスを長持ちさせるためのポイントって?
- まとめ
クーラーボックスの匂い消しにはクエン酸がおすすめ!
強いにおいがついてしまったクーラーボックスは、クエン酸を利用して匂いを消しましょう。
まずは、食器用洗剤を使って柔らかいスポンジで洗い流します。
そのあとに、バケツに水を張ってクエン酸を混ぜ、その水を使って雑巾でクーラーボックスを拭いていきます。
もしくは、クーラーボックスに水を張り、そこにクエン酸を混ぜて数時間置きましょう。
水ですすぎ洗いをして、拭きあげたら出来あがりです。
クエン酸は、レモンやグレープフルーツなどの柑橘類や梅干しに含まれる酸味です。
酸性のクエン酸と生臭さの原因となるアルカリ性のトリメチルアミンが中和されることで、匂いが消えます。
部分的に匂いがついてしまっている時は、クエン酸を少量の水でペースト状に練って塗り、時間をおくと効果的です。
クエン酸は、皮膚のタンパク質を破壊してしまう性質を持っているため、肌の弱い人が素手で触ると、肌が荒れてしまいます。
肌が強い人でもクエン酸に長時間ふれていると肌荒れをおこしますので、クーラーボックスを洗う時は、ゴム手袋を使用して直接クエン酸に触れないようにしましょう。
クエン酸はお菓子つくりや料理に使うことがありますので、スーパーで購入できますし、100円ショップでは、お掃除用のクエン酸が販売されていますよ。
クエン酸は、さらさらとした白色の粉末状です。
クーラーボックスの大きさによって、必要なクエン酸量は違いますので、水1リットルに10gを目安に使用してしてくださいね。
お酢も酸性なので、アルカリ性のトリメチルアミンが中和され、においが消えますよ。
水にお酢を混ぜて、クーラーボックスを付け置きしましょう。
お酢の自体の匂いは揮発性で、すぐに消えていきますので、お酢の匂いに悩まされることはありません。
また、消臭効果に期待して塩素系漂白剤を使用する人もいるようですが、漂白剤を使う方法はおすすめしません。
私の友人は釣りをするのですが、クーラーボックスに漂白剤を入れて洗うと、せっかく釣った魚が漂白剤に浸かっているようで嫌だと言っていました。
やはりクーラーボックスは食品を保存しておく場所なので、身体にいれても害がないものを使って洗いたいですね。
クーラーボックスは新品でも洗う必要あり?
新品のクーラーボックスも使う前に食器用洗剤で洗いましょう。
新品と言っても、クーラーボックスを作る過程で様々な薬品や油などが使われています。
また、工場や販売店などの多くの人が触ってるかもしれません。
有名な物質は「剥離剤」です。
金属やガラス、プラスチックの表面に付着した不要な樹脂などをはがすために使われている薬剤です。
それだけではなく、製品が機械にくっつかないように使用している場合もあります。
クーラーボックスは、食品を入れる場所ですから、初めて使う時は、食器用洗剤で良く洗ってから使いたいですね。
この時、磨き粉やたわしで洗ってしまうと、傷が付きます。
傷がついてしまったところには、汚れが溜まりやすくなりますので、傷をつけないように柔らかいスポンジで洗って下さいね。
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クーラーボックスの寿命はどのくらい?劣化はどこで判断する?
クーラーボックスの寿命はおよそ10年と言われます。
冷やしておける時間が減ってきたと感じたら、クーラーボックスの断熱材が劣化してきているということです。
クーラーボックスに使用されている断熱材は、
・発泡スチロール
・発泡ウレタン
・真空断熱パネル
などがあります。
この3種類の中で一番保冷力がある断熱材は真空断熱パネルを使ったクーラーボックスです。
発泡スチロールは、この3種類の中で保冷力は低いですが、手頃な価格でクーラーボックスを購入することができます。
つまり、断熱材の素材によって、冷やしておける時間は異なります。
また、同じ素材を使ったクーラーボックスでも、素材の厚みや蓋に断熱材が入っているかによって保冷力が変わりますよ。
つまり、どの素材のクーラーボックスを使うかによって、断熱材の効果も変わるので、寿命が異なります。
断熱材が劣化してきたか見極めるポイントは、保冷力が保持されているかどうかという点です。
保冷力が続いていれば、平均寿命の10年を過ぎても使い続けることができます。
しかし、保冷力が落ちてきたクーラーボックスも、使い方を工夫することで、長く使うことができますよ。
保冷力が気になり始めたら、まずはパッキンの交換をしましょう。
パッキンが劣化していると、クーラーボックスの本体と蓋の間にすきまができ、冷気が逃げている可能性があります。
また、パッキンがないクーラーボックスでも、つぎめから水が入ってしまうと、断熱材の劣化を早めてしまうので、アルミテープを貼って水の侵入を防ぎましょう。
アルミテープは、ホームセンターや100円ショップでも購入できます。
パッキンのケアや交換により保冷力を保つことができれば、寿命と言われている10年またはそれ以上でも快適に使うことができますよ。
クーラーボックスを長持ちさせるためのポイントって?
クーラーボックスを長持ちさせるには、お手入れが大切ですので、使用後は丁寧に洗い、乾燥させてからしまっておきましょう。
クーラーボックスは、食器用洗剤とスポンジを使って洗います。
よくすすいでから拭き上げて、乾燥させましょう。
クーラーボックスを乾燥させる際は、直射日光の当たらない風通しの良いところで、本体が逆さまになるように壁にななめに立てかけます。
この時、蓋を外してから立てかけると乾きやすいです。
しっかりと乾燥させないまま仕舞い込むと雑菌が繁殖し、カビや匂いのもとになりますので、次回も気持ちよく使えるように、匂いもお手入れしておきましょう。
クエン酸やお酢を水に溶かして付け置きすると、クーラーボックスについてしまった生もの特有の匂いを消し去ることができます。
クーラーボックスを使用しない時は、湿気をためないように室内や物置での保管がおすすめです。
日光が当たって熱くなりすぎると、クーラーボックス内部の断熱材が劣化してしまう原因になりますので、保管時や使用時は直射日光があたらないようにしましょう。
まとめ
クーラーボックスは使用後、食器用洗剤で洗いましょう。
匂いが強く残っている時は、クエン酸の使用をおすすめします。
新品のクーラーボックスを手に入れたら、食器用洗剤で洗ってから使用しましょう。
クーラーボックスを作る過程で付いた汚れを落とすためです。
磨き粉やたわしを使うと傷がついてしまうので、柔らかいスポンジを使ってくださいね。
クーラーボックスの平均寿命は10年程と言われています。
内部に入れられている断熱材が劣化し、保冷力が減ることで寿命だと考えるようです。
ただし、断熱材は様々な素材があり、断熱材の厚みも異なるので、クーラーボックスによって平均寿命より長く使用できる場合もあります。
長くクーラーボックスを使い続けるには、使用後しっかりと洗浄し、完全に乾かしてから屋内にしまうことです。
直射日光が当たる場所での保管や使用は避けましょう。
洗浄するときは、断熱材に水がしみ込まないないように、クーラーボックスのつぎめに水をかけないことが大切なポイントです。
お気に入りのクーラーボックスは、長く使いたいですよね。
使用後の手入れの方法に気を配ってみてはいかがでしょうか。
また、次回購入する時は、断熱材の素材にも注目してみると良いかもしれませんね。