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フロントガラスの凍結にはぬるま湯?解氷スプレー?効率や向き不向きも!

フロントガラスの凍結を取るには、ぬるま湯を使う方法と解氷スプレーを使う方法があります。

 

ぬるま湯で溶かす方法は簡単ですが、ぬるすぎると再び凍ってしまいますし、逆に熱湯をかけてしまうとガラスが割れてしまい危険なため、解氷スプレーを使った凍結対策がおすすめです。

 

フロントガラスが凍結してしまった場合は、解氷スプレーをした後に布やスクレーパー(へら)を使って、はがしとる方法が効率よい方法だと言えるでしょう。

 

凍結してしまう原因は、寒さでフロントガラスが冷やされて、空気中の水蒸気がガラスに付着するためです。

 

事前に冷凍防止シートや撥水コートを使って、凍結しないように対策をとっておくと、短時間で効率よく溶かすことができますよ。

 

この記事では、

・ぬるま湯を使った凍結対策のメリット&デメリット

・フロントガラスをぬるま湯で解氷するコツ

・解氷スプレーによるメリット&デメリット

・凍結予防の冷凍防止シートや撥水コートの効果について

・フロントガラスが凍結する原因

についてお伝えしますので、朝の凍結について悩まれている方は是非参考にしてみてくださいね。

 

 

ぬるま湯で凍結対策のメリット・デメリットとは?

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フロントガラスにぬるま湯をかけると、軽度の霜であれば、簡単に氷が溶け出します。

お風呂の残り湯を使ったり、必要な湯の量もバケツ2~3杯で良いことから、コストパフォーマンスを考えた上でも良い方法だと言えるでしょう。

 

一方で、デメリットとして、温度や、お湯の量に気を付けなければいけません。

ぬるま湯であっても、外気温との差が激しいと、温度差でフロントガラスが割れてしまう可能性が高いです。

また、お湯の量が少ないと氷が溶けて水になり、またすぐに凍ってしまいます。

 

氷は、水が0度になった時に凍りはじめ、最終的には外気温と同じ温度になります。

そのため、例えば外気温がマイナス15度のときに、35度のぬるま湯をかけると、50度の差があることになります。

 

一般的なガラスでは、温度差が60度を越えると割れてしまうそうです。

熱湯といわれる100度近いお湯をかけると、割れてしまうのも納得します。

 

ただしこの方法は、お湯を車に運ぶために何度も行き来しなければなりません。

時間に余裕がないときは、少し面倒くさいと感じてしまうかもしれませんね。

 

フロントガラスの凍結をぬるま湯で解決する手順とコツ

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フロントガラスの凍結をぬるま湯で解決する手順を解説します。

 

使用するお湯の温度は大体30度~50度くらいのぬるま湯にして下さい。

お風呂の残り湯があれば、再利用もできて温度も丁度良く、おすすめです。

 

量としては、1~2リットルくらい必要になります。

2リットルのペットボトルにお風呂の残り湯を入れて使用するとやりやすいですよ。

 

ぬるま湯での解氷方法

①お湯をかける前の準備

まずエンジンを掛けて下さい。

 

その後噴き出し口をデフロスターにして下さい。

デフロスターとは、フロントガラスの曇りを取ってくれる機能です)

エアコンもつけておきましょう。

 

②フロントガラスにぬるま湯をかける

準備ができたらいよいよぬるま湯を掛けていきます。

フロントガラスを1往復するくらいは掛けるようにしましょう。

 

エアコンから温かな風が出てきたら、ワイパーも動かし、再度ぬるま湯を掛けましょう。

 

ワイパーを動かしながら掛けることで、早く溶かしきることができますし、再凍結を防止することもできますよ。

 

ぬるま湯での凍結対策の注意点とコツ

使用するお湯の温度には絶対に気を付けるようにしましょう。

手で触れないほどの温度のお湯を使用するとフロントガラスが割れてしまう危険性があるからです。

 

凍結で車内も冷えているところに、100度近いお湯を掛けてしまうとフロントガラスが急激に膨張してしまい、割れてしまうのです。

 

車を修理に出さなければならないのはもちろんですが、それ以上に怪我をしてしまう可能性があるので絶対に気をつけましょう。

 

フロントガラスが割れてしまう程の熱いお湯は、そもそも触れることが難しいということです。

 

つまり、あなたが自分の手で触れることができる範囲でお湯だと感じるものは既にぬるま湯=30~50度程度になっている、ということです。

 

あなたが手をつけられるくらいの温度のお湯であればフロントガラスにも安全ですので、手で触れられるかどうかを判断基準にしてみてくださいね。

 

解氷スプレーで凍結対策のメリット・デメリットは?

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解氷スプレーを使うと、簡単に解氷することができます。

車専用の解氷スプレーは、アルコールで出来ていて短時間で氷を溶かすことができます。

デメリットとしては、お湯をかけて解氷することと比べると、解氷スプレーのほうが費用がかかることでしょう。

 

解氷スプレーは、主成分がエタノールというアルコールでできています。

アルコールは、度数によって凍結する温度が異なり、エタノールは、-114.5℃で凍るそうです。

エタノールは、水分子と結合しやすい性質を持っているので、水分子同士の結合がしにくくなり、凍りづらくなります。

さらに、解氷スプレーのおかげで、再凍結を防いでくれるメリットもありますよ。

 

ただし、解氷スプレーには費用がかかります。

500ml程度のスプレーであれば、300円から1000円程度で購入することができます。

ただ、水道料金が1リットルあたり0.24円程度なので、ぬるま湯を使って氷を溶かした方が安いと感じてしまうかもしれません。

 

私の友人は、解氷スプレーを自作しているそうです。

解氷スプレーの作り方はとても簡単で、アルコールと水を2:1で混ぜるだけで、できあがります。

エタノールはドラッグストアで購入できますし、スプレーボトルも100円ショップで簡単に手に入るので、気軽にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

 

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冷凍防止シートや撥水コートって凍結予防に効果ある?

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凍結を予防するためには、冷凍防止シートや撥水コートがおすすめです。

 

冷凍防止シートは、凍結防止カバーやフロントガラスカバーとも呼ばれています。

このシートは、前日のうちに車のフロントガラスに取り付けておくもので、フロントガラスが凍ってしまうのを防いでくれますよ。

 

撥水コートを塗ったガラスは、水を弾くので、凍結した場合もはがしやすくなります。

一度塗れば、およそ半年間効果が持続する撥水コートや-60度の極寒でも効果がある撥水コートもありますよ。

 

撥水効果で選ぶならシリコーン系の撥水剤、効果の持続性で選ぶには、フッソ系の撥水剤がおすすめです。

また、手軽に作業ができるスプレータイプやウォッシャー液タイプなどもあります。

 

ただし、デメリットもあります。

フロントガラスについた水分を瞬時に弾いてしまうため、ワイパーとの摩擦が大きくなってしまうことです。

 

ワイパーがガラスの表面をスムーズに滑らず、耳障りな音がでることがあります。

この音は時間の経過とともになくなりますが、直らない場合はワイパーのゴム部分が汚れている可能性も考えられますので、手入れが必要です。

 

冷凍防止シートは、前日のうちにシートをかけておく手間はかかるものの、寒さに耐えながら解氷スプレーとへらを使って氷をはがしとる必要がありません。

よほどの寒冷地でなければ、前日にしっかりシートをしておくと、フロントガラスが凍ることはないでしょう。

 

シートは、さまざまなタイプがあり、カバーの端をドアに挟みこむだけで設置できる手軽なタイプや、磁石が内臓されているシートもあります。

強い風が吹いても安心です。

 

また、紫外線をカットできるシルバーコーティングや、傷が付かないように起毛タイプの綿素材になっているものなど、シートの素材にこだわっています。

サイドミラーも同時に覆うことができるシートもありますので、大切な車のためによく選びたいですね。

 

 

フロントガラスが凍結する原因って何?濡れてないのに凍るのはなぜ?

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フロントガラスが凍結してしまう原因は、霜がガラスに付着してしまったためです。

寒さで冷やされているフロントガラスに、空気中の水蒸気がふれると、昇華してできる氷の結晶を霜と言います。

 

霜は、雪と同じように水蒸気が直接個体になります。

霜と雪の違いは、霜は空気中で作られ、雪は上空(大気中)で作られているという点です。

また、水が個体になったものを氷とよびます。

 

・水蒸気が霜に昇華する0度になっていること

放射冷却が行われたこと

・気温が低く湿度が高いこと

このような条件が揃えば、車のフロントガラスも凍結してしまうでしょう。

 

放射冷却とは、物体から熱を放出して、物体のそのものの熱がさがることです。

前日の夜が快晴の場合におこります。

 

気温が低く湿度が高い日は、空気中の水分が多いので、霜がおりる可能性が高いです。

これらのことから、濡れていなくても、フロントガラスは凍ってしまうのです。

 

 

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まとめ

凍った車を見たら焦ってしまうかもしれませんが、焦らず行えば、ちゃんと溶かすことができますので安心して下さい。

 

フロントガラスが凍ってしまった時は、ぬるま湯で解凍させる方法と解氷スプレーを使う方法があります。

 

軽い霜程度の凍結であれば、ぬるま湯で溶かす方法がおすすめです。

お風呂の残り湯を使えたり、必要な湯の量もバケツ2~3杯なのでコストがかかりません。

ただし、熱湯をかけてしまうとガラスが割れてしまったり、お湯の量が少ないと再度凍ってしまうことがあります。

 

凍結が激しければ、解氷スプレーの使用がおすすめです。

主成分がアルコールなので、短時間で氷を溶かすことができます。

ぬるま湯より費用がかかりますが、解氷スプレーを手作りすることもできますから、一度試してみるのも良いかもしれませんね。

 

フロントガラスの凍結は、解氷スプレーを用いて、はがしとることができますが、寒い中で作業するのは辛いですよね。

そこでおすすめなのは、冷凍防止シートをフロントガラスにつけておく方法です。

 

前日のうちにシートをつけておくと、よほどの寒冷地でない限り凍結しません。

予防策として、撥水コートの併用もおすすめです。

シートには様々な形がありますので、自分の車にピッタリなサイズのものを選びたいですね。

 

濡れていなくても、寒くて冷やされているフロントガラスに、空気中の水蒸気がふれると昇華して霜ができてしまいます。

安全な運転を行うために、しっかりと霜を取り除いてから出発してくださいね。