新品の洋服は着る前に洗うべき!と言われるのはなぜかというと、アレルゲンや汚れ、洗濯のりなどが付着しているからです。
また、新品の洋服を洗濯する際、基本は水通しだけで良いですが、洗濯後にしっかり日光に当てることなどがポイントとなります。
新品の衣服の汚れは水で洗い流せるので、基本的には洗濯表示に合わせてその通りに洗えば問題ありません。
目安は「洗い3分、すすぎ1分、脱水3分」。
どうしても水洗いだけでは不安という人は洗剤で洗っても良いでしょう。
肌に直接触れるTシャツやワイシャツなどは着る前に必ず洗いますが、肌に直接触れることがないスーツやコートは洗濯する必要はありません。
この記事では
・新品の服を着る前に洗うべき理由とは
・新品の服を洗濯するときのコツやポイント
・衣服別の新品洗濯方法
・スーツやコートの着る前洗濯の必要性
にお伝えしていきますので、新しく買った服の洗濯方法について気になっている方は是非参考にしてみてくださいね。
新品の服は着る前に洗うべき!…その理由はなぜ?
新品の洋服は一度洗濯してから着るのがおすすめです。
その理由はいくつか考えられますが、そのうちの大きな理由を三つご紹介します。
①アレルゲンが付着しているから
洋服を製造していく過程で、多くの薬品が使用されますね。
例えばアレルゲン物質の一つであるホルムアルデヒドは、しわ対策や防虫対策の為に使用される物質です。
また、洋服づくりに欠かせない染料にも、多くにアレルゲン物質が含まれていますよ。
アレルゲン物質に体が反応すると、かゆみや炎症を引き起こします。
特にアレルギー体質の場合は反応しやすいですから、洗濯は必ずした方が良さそうですね。
②汚れているから
いくら綺麗に畳まれてお店に並んでいても、汚れが付着している可能性は大いにありますね。
洋服を製造している過程で、流通の過程で、販売店舗で…。
例えば販売店舗では、多くの人が試着しているでしょう。
そしてその試着した人がどのようなところに触れた手で洋服を触っているのかは分かりません。
また、手を滑らせて誰かが床に落としてしまったかもしれません。
目に見える汚れならまだすぐに分かって良いですが、目に見えない汚れも付いている可能性がありますね。
③洗濯のりが付いているから
購入したての洋服には、”洗濯のり”が付いていることが多いですね。
洗濯のりが付いていることで水を吸いにくい状態となってしまっています。
つまり、着用した時に汗を掻いた場合にうまく吸い取ることができず、べたべたとした着心地になってしまうのです。
汗を掻くような環境でこの状態になってしまっては、とても嫌な気分になってしまいますよね。
新品の服を洗濯するときのコツやポイントって?
新品の洋服を洗濯する時にはいくつかコツやポイントがあります。
コツやポイントをしっかりおさえて洗濯すれば、より気持ちよく洋服を着ることができますよ。
①水通しする
皮脂汚れなどの頑固な汚れが付いている可能性は少ない為、水だけでの洗いで大丈夫でしょう。
ホルムアルデヒドなどの化学物質も、水通しだけで取り除くことができますよ。
ただし、店舗で汗を掻いている人が試着している様子を見た場合や、真夏の暑い日に購入した場合などは、洗剤を使用するのがおすすめです。
②日光に当てる
日光には殺菌効果があります。
洗濯機で洗ったあとは、晴れた日にしっかり日光に当て、殺菌やダニを死滅させましょう。
③丁寧に洗う
新品の洋服ですから、傷つけるのが心配になりますよね。
そんな時には洗濯機を避けて手洗いにしたり、洗濯機を使用する場合でも“ドライ”“ソフト”などのコースで洗濯したりしましょう。
また、おしゃれ着用の洗剤を使用したり、柔軟剤で香りをつけてみたりすると、より丁寧ですし、着る時に気分を盛り上げることができるでしょう。
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新品の服の洗濯方法!種類別にご紹介
新品の衣服の汚れは水で洗い流せるので、基本的には洗濯表示に合わせてその通りに洗えば問題ありません。
目安は「洗い3分、すすぎ1分、脱水3分」で、どうしても水洗いだけでは不安という人は洗濯洗剤を使用して洗っても良いでしょう。
天日干しをしても良い服はしっかりと日光を裏表の両面当ててくださいね。
Tシャツ・スウェット
綿でできているスウェットやTシャツなどは、洗濯機で洗っているときに引っ張られて縮むことがあるので、新品のときと少し形状が変わるかもしれないので注意しましょう。
ワイシャツ
ワイシャツは洗濯ネットに入れて洗濯機で普段と同じように洗い、干す前はパタパタと全体のしわを伸ばしてから干すと良いですね。
セーター・ニット
セーターに関しては手洗い可能なものは手洗いし、おしゃれ着洗剤を使うとセーターが傷みにくくなるので良いですよ。
手洗いできないニットやセーターはハンガーにかけずに床やテーブルに広げて、斜めに優しくブラッシングして、外干し可能なものは天日干しをしましょう。
靴下
靴下は繊細な生地のシルクやウールは中性洗剤で手洗いし、綿やアクリル製の靴下は普段通りに洗濯してください。
ジーンズ
ジーンズは表のままだと洗濯機内で擦れて色落ちしてしまうため、ジッパーとボタンも必ず閉めて裏返してから洗濯機で水洗いしましょう。
乾燥機は使わないほうが良いですが、どうしても乾燥機にかけたいときは洗濯の際と同じように裏返したままにしてくださいね。
ジーンズは繊細なので、洗剤を使うと想像以上に色落ちしてしまうため、新品のものを洗濯するときは洗剤を使わないほうが無難です。
ジッパーとボタンに関してはジーンズ以外の衣服のときでも閉めて洗ったほうが良いですね。
そうしないと縮んで嚙み合わせが悪くなり、「ジッパーが上がらず履けない…」という事態になりかねません。
新品のスーツやコートはどうする?洗うべきなの?
肌に直接当たらないスーツやコートは洗濯しなくても良く、むしろ洗濯すると型崩れする可能性があるため、どうしても気になる場合はクリーニングに出しましょう。
スーツやコートは洋服ブラシでブラッシングするだけで問題ありません。
ブラッシングすることでホコリやチリ、花粉を落とせますし、繊維の流れを整えテカリや型崩れも防止できますよ。
ブラッシングするときはハンガーにかけて、繊維と反対方向にブラッシングをして汚れを浮かし、次は繊維の流れに沿ってブラシをかけましょう。
それが終わったら裾やラベル、ポケット内をブラッシングして完成です。
ブラシは強くこするのではなく、軽く洋服に当ててパパッとはらうことを意識して、肩→胸→背中→袖→裾の順に、上から下に向かってブラッシングしてくださいね。
そもそも新品の服を着る前に洗ったほうが良い理由は、化学物質などのアレルゲンやホコリやダニなどが肌に付いて皮膚トラブルを起こすことを防ぐためなので、新品の衣服を洗濯したほうが良いか迷った場合は、肌に直接触れるかどうかを基準にしましょう。
また、ホコリやダニだけでなく衣服にコーティングしてある洗濯ノリも肌トラブルの原因になります。
洗濯ノリが付いたままの衣服は汗を吸いにくい状態のため、それが原因で蒸れたり、ノリの化学物質が肌に悪影響を及ぼすことがあるので注意すると良いですね。
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まとめ
新品の洋服は、着る前に必ず洗うようにしましょう!
新品とはいえ、店舗で表に出ていた商品ですので、アレルゲンや汚れ・洗濯のりなどが付着しているからです。
たしかに新品ですが自分が着ていないだけであって、ショップで展示されているときはホコリやチリが付いたり、いろんな人が触ったり試着したりしているので決して綺麗な状態とはいえないですもんね。
基本的に洗い方は水通しだけで良いですが、洗濯後にしっかり日光に当てて殺菌するようにしましょう。
新品の洋服を購入して気分が高まっていますから、その気分を害さないようにする為にも、しっかり正しい方法で洗濯してから着るようにして下さいね。
面倒だとそのまま着てしまうことがありますが、特に肌に直接触れるシャツや肌着などは軽く水洗いするだけでも汚れが落ちるため、必ず洗うようにしたいですね。