ひまわりの種には毒があるという情報がありますがこれは嘘で、ひまわりの種に毒はありません。
しかし、観賞用のひまわりだと多量の農薬を使って栽培しているので、その種を食べてしまうと農薬を摂取してしまうので危険です。
また、ひまわりの種を食べすぎると高カロリーがゆえに太ってしまったり、下痢や吐き気などの症状を引き起こすことがあるので注意が必要ですよ。
この記事ではひまわりの種を食べるときの注意点や、食べすぎるとどうなるのか紹介していきますね。
ひまわりの種は危険⁉観賞用のひまわりの種には注意?
冒頭でも説明したとおり、ひまわりの種に毒は含まれていません。
種自体に毒性はないですし、食用や油に使用される種は人間の口に入ることが前提で栽培されているので、殻をむけば安心して食べられます。
「じゃあ、安心!」と思ってなんでもかんでも食べてはいけませんよ。
実は、観賞用として栽培されたひまわりは、土そのものに農薬を使用し育てているので、種の中まで農薬で汚染されている可能性が高いです。
どれだけの量の農薬が使われているかわからないので、観賞用として買ってきたひまわりが枯れてしまったからといって、その種を食べるのは絶対にやめましょう。
花屋さんなどで売られているひまわりは農薬を多量に使用し、虫が付かないようにしているため、美しく咲いているんですね。
このことを知らずにいたら、自宅で咲いて枯れたひまわりの種をもったいないからという理由で食べてしまうところでした。
夏に近づくにつれて観賞用のひまわりがよく売られますが、あくまでも「観賞用」として楽しみましょう。
また、カビが付着している種を食べるのは大変危険なのでやめてくださいね。
このカビは「アフラトキシン」という毒を作り出してしまいます。
発がん性もあり摂取すると危ないので、食べる際にはカビが付いていないかも確認しましょう。
ひまわりの種を食べすぎるとどうなる?危険なの?
ひまわりの種はアーモンドやクルミなどのナッツ類と同じで豊富な栄養素が含まれていますが、やはりカロリーが高いので食べすぎると太ってしまいます。
また、食物繊維が多いがゆえに、消化不良で腹痛などを起こし、お腹の調子が悪くなってしまいますよ。
皮膚の炎症を起こしたり、アトピーがある方は悪化する可能性があるんですが、ひまわりの種はリノール酸を含むので、種を食べすぎるとこういった症状が起こってしまいます。
リノール酸は適度な摂取量であれば血中のコレステロールを上げにくくしますが、取りすぎると皮膚に悪影響が出てしまうんですね。
ほかにも「セレン」というミネラルも含まれており、この成分を取りすぎると下痢や吐き気といった消化器の不調や、脱毛、しびれや頭痛などの症状が出ることもあるので注意しましょう。
下痢や吐き気の症状が出るのはわかる気がしますが、脱毛やしびれが起きるとは想像もしませんでした。
アーモンドなどもそうですが、小腹がすいたときについたくさん食べてしまいがちなので、くれぐれも食べすぎには注意しましょう。
まとめ
ひまわりの種に毒はないですが、観賞用として栽培されたひまわりは、種の中まで農薬で汚染されている可能性が高いため、種を食べるのは危険なのでやめましょう。
観賞用のひまわりは農薬を使って育てるので、虫が寄り付かずあんなに綺麗に咲くんですね。
また、種に付着しているカビには毒性の強い発がん性物質が含まれるので食べる際は、十分に注意しましょう。
いくら栄養価が高いからといって、食べすぎるのはもちろん良くありません。
高カロリーですし、含まれる成分の副作用によって、下痢や吐き気、アトピーの悪化、脱毛などの症状を引き起こしてしまいます。
ただ、摂取量を守れば問題ないので、適切な量を食べて健康になりましょう。