遺伝子組み換え食品という言葉をよく見聞きしますよね。
小さなお子さんがいる場合は特に、健康への影響が気になるものです。
そんな遺伝子組み換え食品は、実際どのくらい流通しているのでしょうか。
また、避けることは可能なのでしょうか。
日本で流通している遺伝子組み換え食品は、輸入品のみとなっています。
それも、たった8品目しかありません。
それだけ少ないわけですから、避けることはできそうですね。
しかし、8品目だけだ…といった油断は禁物です。
これからより詳しく説明していきます。
是非参考になさって下さいね。
遺伝子組み換え食品って日本ではどれくらい流通してるの?
日本で栽培、流通、販売、加工などが認められている遺伝子組み換え作物は10品目のみです。
それは、大豆、とうもろこし、セイヨウナタネ、綿、パパイヤ、アルファルファ、テンサイ、じゃがいも、カーネーション、バラです。
そしてこの中から食品にしぼると、カーネーションとバラを除いた8品目のみです。
更に、近年輸入や流通のない食品として、アルファルファ、テンサイ、じゃがいもをあげることができます。
つまり、その3品目を抜いた5品目が流通しているということですね。
ここまで聞くと、「たった5品目か!」と安心します。
しかし、まだまだ油断はできません。
ここで特に注意が必要なのが大豆です。
大豆そのものは口に入れる機会が少なくても、大豆を使用した食材は多く存在しますよね。
大豆から連想するものは醤油や豆腐、油などがあるでしょう。
ここからが問題で、醤油を使用した商品、油を使用した商品、などと連想していくと全てを言い切ることができないくらい商品数があるのです。
例えばお菓子やドレッシングなどには醤油が使われていることは多いですよね。
また、レトルト食品や缶詰にも油は使用されています。
他の5品目も、それそのものは口にしないけれど…という食品が存在します。
品目数で見ると少なく見えますが、食品数にするとそれなりに流通しているということができそうですね。
遺伝子組み換え食品を避けることって可能なの?
かなりの数の食品が流通している印象ですが、避けることはできるのでしょうか。
ポイントとして、遺伝子組み換え食品を使用しているかどうかの表示の有無があげられます。
例えば醤油を購入する際、大豆の部分に“遺伝子組み換えではありません”といった表示があることがあります。
この表示のある商品を購入することで、遺伝子組み換え食品は避けることができますよ。
また、遺伝子組み換え食品は輸入品のみの流通になっている為、“国産大豆”などという表示のある商品を購入すれば避けることができます。
その為、まずは、遺伝子組み換え食品の5品目を記憶しましょう。
そして、それらが使われているであろう食品を購入する際には、ラベルの表示を見る習慣を身に着けましょう。
そうすることで遺伝子組み換え食品を避けることができますよ。
しかし、いちいち確認するのが面倒だ…という場合は、オーガニックのものを選ぶようにすると間違いはありません。
また、加工食品などの遺伝子組み換え食品の使用の有無の表示が義務付けられていない食品を買わないことで避けることができますよ。
まとめ
数えきれない程の食品が出回っている現代。
とても便利ではありますが、その中には健康を害する食品や、まだ安全性が完全には証明されていない食品も混ざっています。
自分や大切な人の健康を守るのは自分自身です。
後悔することがないよう、買い物の際にはラベルの確認を忘れずに行うようにしてみて下さいね。