キャベツウニってご存知ですか？
形が悪く廃棄になってしまうキャベツと
駆除対象になっていた紫ウニを
掛け合わせた養殖ウニのことです。
三浦半島で
新たな名産として売り出そうとしており、
今月には逗子でも養殖したものが
売られると話題になりました。
キャベツウニの養殖についてはまだ開発中との事ですが、
ウニにキャベツを与えて育てるということです。
ウニの味はわかるけど、キャベツを餌にしたら
どんな味になるのか気になりますよね。
まず、ウニが野菜を餌にするというところから
ビックリですが＾＾；
そんなキャベツウニをどこで食べることができるのか。
また、そもそもおいしいのか？
結論から言いますと、2021年現在ではまだ開発中の為
都内には食べられるお店はないようです。
お取り寄せも現状できません。
ですが、逗子に行けば限定食として
食べられるチャンスがあるみたいです。
味も、とっても美味しいみたいですよ！
この記事が参考になれば幸いです。
キャベツウニってどんな味がするの？普通のウニとの違いは？
キャベツウニと普通のウニの違いですが、
そもそも紫ウニは三浦市では海藻を食い尽くすので
駆除対象となっていたウニでした。
ウニ自身も身がやせているためおいしく食べられる
ものではなかったのですが、
神奈川県水産技術センター（三浦市）が
２０１５年に養殖を始め、
県内各地でキャベツウニの養殖が広がりました。
今回売り出されると話題になった逗子でも、
始めたきっかけは、海藻類が衰退や
消失する磯焼け被害からでした。
磯焼けは海水温の上昇や、ウニやアイゴなどの
食害が一因とも言われており、
多様な生物が育つ藻場の消失が
全国的に問題となっています。
磯焼け被害を模索する中、実入りが良くなり
甘みも増すというキャベツウニ養殖を、
神奈川県水産技術センターの協力で
2018年から始めました。
キャベツは逗子の地元スーパー「スズキヤ」が
市場に出回らない外葉を提供しました。
千切りにしたり塩漬けにしたキャベツを、
小坪の磯で採った１５００個のウニに与え養殖し、
３カ月程かけて育てたそうです。
試食会でキャベツウニを
食べた人の味の感想は、
「甘みが強くさっぱりした味わい。」
「独特の磯臭さが少なく、
身が増えて苦みが大きく減った」とのことですから、
かなりおいしいウニに育ったことがわかります。
ウニの磯臭さが苦手な人にも食べやすい
甘みの強いウニ、ということですので
一度食べてみたいですよね。
キャベツウニの販売店は？どこで食べられる？取り寄せはできる？
肝心の食べられる場所ですが、
キャベツウニは2020年7月６日にスズキヤ逗子駅前店に
初めて出荷され、７日も１００個限定で販売するそうです。
内臓も取り除き、家庭でそのまま食べられるように
処理されています。
1個300円とお買い得な値段です。
2020年7月8日からは、イタリアンレストラン
「ラ・ベルデ」（逗子市逗子2）にて
「小坪産キャベツウニパスタ」（2,000円、以上税別）
として食べることができます。
こちらは1日限定10食です。
漁師としても養殖に携わっているシェフの
座間太一さんは
「1食に8個くらいのウニを使うので2日間くらいで
なくなるかもしれない。
キャベツウニを提供する店は日本で初めてらしい」
と話しています。
日本で唯一のキャベツウニが食べられるイタリアン！
是非行ってみたいですね。
現状では上記以外でキャベツウニを
食べることは難しく、お取り寄せも
まだ行っていないようです。
逗子に行く機会があった時に、
スーパーやイタリアンへよることができれば、
運が良ければ食べられるかもしれません。
まとめ
高級食材のウニも、三浦半島では
海藻を食い荒らす厄介者だというから驚きです。
ですが、そこで神奈川県の水産技術センターが
廃棄されていた三浦特産のキャベツを
エサに養殖を始めたなんてすごい思い付きですね。
特産のキャベツで太っておいしくなった
キャベツウニ。
これからどんどん養殖が進んで、
神奈川以外の場所でも食べられる日が
来るかもしれません！
今はまだ都内では食べることができませんが
逗子に行った際は絶対に食べてみたいですね。
