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マイナンバーカードへ銀行口座を紐付けするデメリットは?推奨されてる理由も解説

マイナンバーカードと銀行の預貯金口座を紐づけしておくと、今後の税金の還付や年金の受け取りなど、すみやかな手続きができるようになります。

ただし、デメリットとして、口座の状況を国や自治体に知られてしまう可能性があります。

 

マイナンバーカードは、健康保険証と紐づけることで、いつもの通院などが便利になります。

特定健診や薬の情報がマイナポータルで閲覧できたり、e-Taxに連携することで確定申告を簡単に行うことができるのです。

 

デメリットは、全国の病院や薬局で使えるようになるのが2023年の3月頃を予定している点です。

少し先なので、便利さを感じるまで少し時間がかかってしまいます。

 

マイナンバーカードに保険証を紐づけしても、健康保険証が廃止になる予定はありません。引き続き交付されます。

徐々に使える医療機関は増えていくはずですが、今のところは健康保険証の役割が大きいと言えるでしょう。

 

この記事では、

・銀行口座と紐づけることによるメリットとデメリット

マイナンバーカードと銀行口座の紐づけが推進されている理由

マイナンバーカードと健康保険証の紐づけが推進されている理由

・健康保険証と紐づけることによるメリットとデメリット

マイナンバーカードに保険証機能を付けると保険証はなくなる?

マイナンバーカードが使える医療機関の調べ方

についてお伝えしますので、マイナンバーカードと銀行口座や健康保険証を紐づけするメリットを知りたい方は是非参考にしてみてくださいね。

 

 

マイナンバーカードと銀行口座を紐づけるメリット・デメリットは?

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マイナンバーカードと銀行口座を紐づけると、還付金や給付金の入金が迅速に行われるようになります。

さらに、官公庁が口座の状況を把握できるようになることで、円滑な資産調査や、税金を公平に徴収し、悪質な脱税を防ぐことができます。

 

その一方で、マイナンバーカードを銀行に提供すると、デメリットを生んでしまうという考え方もあります。

財産や貯蓄を国や自治体に知られてしまうのではないか、という考えだそうです。

 

しかし、内閣府は「行政の職員が新たに預貯金や資産などを見ることができるようになるものではありません。」と回答しています。

マイナンバーカードとの紐づけは、従来から行われてきた調査を円滑に行うためであり、個人の財産を見る機会が増えるわけではありません。

 

また、2015年にマイナンバー法などに関係する法令が改正されて、2018年1月以降は預貯金者の情報をマイナンバーにより管理しなければならないことになりました。

これは銀行の破綻や災害時などにマイナンバーを利用して、預貯金の払い戻しなどを行えるようにするためです。

こちらも、マイナンバーカードと銀行口座を紐づけるメリットになると思われます。

 

しかし現在、普通銀行口座のみを使っている場合は、マイナンバーと銀行口座の紐づけは義務ではありません。

今のところは、任意で行われる予定です。

 

2022年から金融機関の窓口かマイナポータル(マイナンバー制度のサイト)で銀行口座の紐付け登録制度が始められます。

 

マイナンバーカードと銀行口座の紐づけはなぜ推進されてるの? 

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マイナンバーカードと銀行口座を紐づけすることで、還付金や給付金などの入金が迅速に行われるようになります。

 

2020年に行われた特別定額給付金では、一律10万円を得るために申請が必要でした。

しかし、マイナンバーカードと銀行口座が紐づけされていなかったために、オンライン申請された情報を目視で確認する作業が必要だったようです。

そのため、給付されるまでに時間がかかりました。

 

我が家でも特別給付金の申請をしました。

申し込みはとても簡単だったのですが、口座に振り込まれるまでとても待ち遠しく感じました。

紐づけされていれば、口座情報の確認という作業が減ることで、迅速な入金が行われたのではないでしょうか。

 

また、官公庁が口座の状況を把握できるようになることで、税務調査をしやすいというメリットがあります。

税金を公平に徴収することができ、悪質な脱税を防ぐことができるのです。

 

税金は国民のために徴収されるものですから、マイナンバーカードと銀行を紐づけすることは国民の生活のためであると言えるのではないでしょうか。

 

金融機関で株や投資信託、公社債などの証券取引を行う場合や、信託会社に信託されている方などは、マイナンバーの届け出が求められます。

 

 

 

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マイナンバーカードと健康保険証の紐づけはなぜ推進されてるの? 

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マイナンバーカードと健康保険証を紐づけすると、1枚のカードで多くの情報を得ることができるようになりました。

カードにリーダに置くだけで、特定健診や薬剤情報、医療費用などに関することを閲覧でき、医療に関する制度を受けることができます。

 

マイナンバーカードを健康保険証として使うサービスは、2021年10月20日から始まりました。

紐づけをすると健康保険証がなくなるわけではなく、カードに保険証の機能を追加するということです。

多くのメリットがあるので、紐づけが推進されています。

 

顔認証カードリーダを使って受付を自動化することができる

今までは人との接触を避けるべきだとされながら、保険証を提示するために対人受付が必要でした。

カードがあると、顔認証で受付を自動化することができます。

 

診療、薬剤情報を見ることができる

通っている病院が数件ある方も、マイナンバーカードの情報から他の病院で処方された薬がどのようなものなのか知ることができます。

そのため、重複服薬などの事故を防ぐことができます。

 

限度額以上の窓口での一時支払いが不要になる

以前は、事前の申し込みが必要だった「限度額適用認定証」や「高額療養費制度」の手続きが不要になり、窓口での一時支払いが免除になりました。

 

e-Taxに連携することで、確定申告が簡単になる

今までは、確定申告に使用した医療費の領収証は、5年間保管しなければいけませんでした。

しかし、令和3年分所得税の確定申告からマイポータルで医療費通知情報を管理できることになります。

 

転職などのライフイベントがあっても保険証として使い続けることができる

医療保険者が変わる場合をのぞき、新しい医療保険者へ手続き済みであれば、健康保険証として使うことができます。

国民健康保険のように、定期的な更新が不要です。

 

マイナンバーカードと保険証を紐づけるメリット・デメリットは?

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前述の通り、カードと保険証を紐づけるメリットはたくさんあります。

しかし、お年を召した方には手続きが難しい事や、始まったばかりのサービスのために便利さを感じるのは数年先であることなど、デメリットがあるのも事実です。

 

マイナンバーカードに保険証を紐づけするためには、スマートフォンを使って行う方法とセブン銀行ATMを使う方法があります。

スマートフォンにカードリーダ機能が付いていれば、アプリを起動してからマイナンバーカードを読み取ることで完了です。

セブン銀行ATMで操作する場合は、マイナンバーカードとパスワードが必要となります。

 

画面を操作する必要があるため、慣れていないと難しく感じる方もいるかもしれませんね。

 

また、全国の病院や薬局で対応できるのは、2023年3月頃を予定しています。

現段階では、対応している医療機関が少ないため、マイナンバーカードと健康保険証の2枚を携帯する必要がありそうです。

 

マイナンバーカードの保険証機能付帯で保険証がなくなるってこと? 

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マイナンバーカードに健康保険証の機能をつけても、保険証はなくなりません。

従来の保険証はこれまで通り利用可能です。

 

現段階では、全国のすべての医療機関マイナンバーカードを保険証として使えないため、医療機関を尋ねる際は、健康保険証を持参しましょう。

 

医療機関マイナンバーカードを利用する際は、受付窓口などにあるカードリーダにカードをかざします。

そうすることで、オンラインで医療保険資格の最新情報を確認できます。

カードリーダが導入されていない医療機関では、これまで通り健康保険証による目視確認が必要です。

 

オンラインで最新の情報を手に入れることができるようになったことで、今までは目視で行われていた医療事務を機械で行うことができるようになりました。

円滑化や確実化が目指されています。

 

待ち時間の短縮などだけではなく、無資格者の受診を防ぐなど、正しい保険者情報で受診することができるようになるのではないでしょうか。

 

マイナンバーが保険証として使える病院ってどうやって調べる?

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マイナンバーカードが保険証として使える病院を調べるには、厚生労働省のホームページにPDFとエクセルによる2種類のリストが作成されています。

 

カードが使える医療機関では、ステッカーやポスターが貼られていて、わかりやすくなっていますよ。

 

www.mhlw.go.jp

 

また、医療機関を検索できるサイトもあります。

 

・株式会社セットアップ「お医者さんガイド」

https://www.10man-doc.co.jp/

 

・カルー株式会社「Caloo 病院口コミ検索サイト」

caloo.jp

・表示灯株式会社「e-NAVITA」

www.navita.co.jp

 

マイナンバーカードが健康保険証として利用できる医療機関には、マイナ受付と書かれたオレンジ色と黄色を基調としたステッカーやポスターが貼られています。

 

ステッカーには、マイナンバーカードのイメージキャラクター「マイナちゃん」のイラストとマイナンバーカードをタッチする様子が描かれています。

ポスターには、女性がカードリーダにマイナンバーカードをかざす様子が描かれていて、カードの使い方がよくわかるでしょう。

 

医療機関を訪問する前に、保険証として利用できるか調べるには、厚生労働省のホームページにあるリストを見るか、病院検索ができるサイトで確認するのが便利です。

 

厚生労働省のホームページにあるエクセルを利用したリストでは、情報が完結にまとめられており、病院の名前を検索して探すこともできます。

 

現在カードが使用できる医療機関だけでなく、今後の運用開始日が決まっている医療機関も記載されていますよ。

 

「お医者さんガイド」と「Caloo 病院口コミ検索サイト」では、都道府県を選択後、更に詳しい住所に絞って病院を探すことができます。

どちらも路線や駅から調べることができますので、お年を召した方も通いやすい医療機関が見つかりやすいです。

 

「e-NAVITA」では医療機関だけでなく、その他の情報も幅広く扱っています。

 

 

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まとめ

マイナンバーカードと銀行口座を紐づけても、今すぐにメリットとなるものはありません。

しかし、今後生活していく上で、還付金や給付金の入金が迅速に行われるようになり、銀行の破綻や災害時などにも円滑なやり取りを行えるようになります。

 

財産や貯蓄を国や自治体に知られてしまう、ということをデメリットだと考える方もいるようです。

しかし、マイナンバーカードは行政の職員が新たに預貯金や資産などを見ることができるようになるものではありません。

 

税金を公平に徴収することができ、悪質な脱税を防ぐという点は、国民にとってメリットといえるのではないでしょうか。

より良い制度はどんどん利用していきたいですよね。

 

マイナンバーカードを健康保険証と紐づけすると、いつもの通院や医療に関する制度の申し込みが手軽に行えるようになります。

 

メリットがあるのは私たちだけではありません。

医療機関では、今まで目視で行われてきた保険者情報の確認を素早く行うことができるようになります。

診療情報や薬剤情報を他の医療機関と連携することで、誤診を防ぐきっかけにもなりますよ。

 

マイナンバーカードを健康保険証と紐づけすると、健康保険証の機能が加わります。

しかし、健康保険証の交付がなくなるわけではありません。

 

マイナンバーカードは医療機関で利用できるようになりますが、従来の保険証もこれまで通り利用可能です。

 

マイナンバーカードを全国のすべての医療機関で利用できるようになるには、もう少し時間がかかる予定です。

利用できる医療機関には、「マイナ受付」と書かれたステッカーやポスターが貼られています。

また、厚生労働省のホームページにリストアップされていますので、かかりつけの病院が対応しているかどうか、事前に確認してみてくださいね。