納豆のネバネバを消す主な方法は、「冷凍」か「加熱」することです。
納豆を料理に入れると食べやすくなりますが、納豆に含まれるナットウキナーゼは熱に弱いので、加熱はおすすめしません。
また、納豆はネバネバがなくても栄養価は変わりません。
この記事では、
・納豆の粘りを消して食べやすくする方法
・納豆は粘りがなくても栄養は変わらないか
などについてお伝えしますので、「納豆は食べたいけど粘りが気になる」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
納豆のネバネバを消して食べやすくする方法とは?
納豆のネバネバを消して食べやすくする方法は、「冷凍」か「加熱」です。
以下、納豆のネバネバを消す方法をまとめてみました。
冷凍する方法
納豆菌は、10度以上のあたたかいところに放置すると発酵運動を早め、冷凍庫などに長期間保存すると発酵を止めてしまいます。
納豆の保存は10度以下が適していて、それ以下の温度では納豆は発酵をやめます。
納豆の発酵が進んでいる間は、納豆菌が粘りを作りながら成長するので、発酵が止まった状態(冷凍保存)を続けると、納豆の粘りが落ちていきます。
つまり、納豆を冷凍保存すれば、粘りが気にならなくなるのです。
冷凍した納豆は、前もって冷蔵庫に移して自然解凍するか、レンジで20秒ほど加熱すると食べられますよ。
加熱する方法
納豆は加熱することでも粘りを消すことができます。
納豆の粘りはたんぱく質です。
たんぱく質は熱に弱いので、火を通すと、分解されて粘りが弱くなりますよ。
納豆の表面にお湯をかけた場合、ネバネバの中に含まれている水分が蒸発・乾燥するので、納豆の糸が切れてしまい、糸引きが弱くなる、ということになります。
ただし、加熱しすぎると、臭いが強くなる傾向があります。
私は時々納豆汁や納豆チャーハンを作りますが、加熱しすぎると、納豆の焦げた臭いと納豆特有の臭いが混ざったようになっています。
その他の方法
冷凍する・火を通す以外では、大根おろしと混ぜるのもおすすめです。
大根にはたんぱく質を分解する酵素が入っているので、納豆の粘りを消してくれます。
納豆ってネバネバがなくても栄養は変わらないの?
納豆はネバネバがなくても栄養価は変わりません。
納豆をたくさん混ぜてネバネバさせると栄養価が高まると思われがちですが、かき混ぜてもかき混ぜなくても、効果は変わりません。
私は毎朝納豆を食べていますが、納豆にこだわりはないので、あまり混ぜずに食べます。
逆に夫は、納豆の糸が白くなるまで、ぐるぐるとかき混ぜて食べています。
お互いの納豆を食べ比べてみると、よく混ぜた方が付属のタレとも絡み、旨味を感じます。
このように、納豆をかき混ぜることによって栄養価が上がることないのですが、旨味は増すようですね。
納豆の原材料である大豆は「畑の肉」とよばれ、良な質栄養素を豊富に含んでいます。
主な栄養素として
・脂質
・ナットウキナーゼ
などが挙げられます。
この中でもナットウキナーゼは大豆にはない納豆独自の活性酵素で、納豆が発酵する過程でできますが、納豆を50度以上加熱するとナットウキナーゼの働きは急激に低下します。
せっかくのナットウキナーゼ成分を摂取するためにも、ネバネバをなくしたい方は、できれば加熱ではなく冷凍することをおすすめします。
まとめ
納豆のネバネバを消す主な方法は、「冷凍」か「加熱」することです。
・納豆は粘りがなくても栄養価は変わらない
・納豆をかき混ぜることによって旨味は増すが栄養価が上がることはない
・たんぱく質は熱に弱く、加熱することで分解されて粘りが減る
・大根にはたんぱく質を分解する酵素が入っているので、大根おろしを加えると納豆のネバネバを分解する
「納豆の粘りや臭いが苦手だけど健康のために食べたい」という方は、あまり混ぜずに食べるのもよさそうです。
もしくは、小さいカップに入った商品だと、中身は少量なので、口元に付く心配もなく食べられますよ。
納豆が苦手な方も、食べ方を工夫して、楽しく栄養を摂りましょう!