練馬区では積極的に実現の声を挙げているようですが、
現実的には実現するのかわからないという人も
多いと思います。
そもそも、
大江戸線の延伸に反対する声も多いのですが
それはどういった理由なのでしょうか。
今回は都営大江戸線延伸の計画が
具体的に進んでいるのかどうか、また、
反対する人はどのような理由で反対しているのか
について調べました。
結論から言いますと、延伸することにより
電車の混雑率がめちゃくちゃあがってしまう上に、
これと言った改善案が今のところないのが、
もともと電車を利用している人には
ネックとなっているようです。
また、具体的に延伸計画が進んでいるかというと、
説明会を開いたり小池都知事が言及したこともあり、
徐々にではありますが進んでいるようです。
この記事が参考になれば幸いです。
大江戸線の延伸に反対する人が多いのはなぜ?その理由って?
大江戸線の延伸って、そもそも具体的には
どこが延伸予定なのでしょうか。
計画されているのは東京都練馬区の光が丘から
西に3駅分伸ばそうとしています。
最終的には埼玉の新座市にまで伸ばしたいようですが、
そこまでの延伸については
まだまだ実現までには至らなそうです。
伸ばすことが計画された背景には、
電車の通っていない区間が、電車がない事で
交通の便が悪くなっていることが挙げられます。
延伸予定の大泉学園町付近は電車が通っていない分
バス社会になっているのですが、
バス・車により朝の道路は渋滞することが多く、
それにより時間通りにバスが運行できていません。
通学・通勤する人はバスの時間に振り回され、
不便な思いをしている人が多いそうです。
更に、
この地域はバスが全く通っていないエリアもあり
住民の人たちは日々自転車や徒歩で
移動するしかない状況にもなっています。
これだけ聞くと、延伸して新駅を増やした方が
道路の大渋滞も減って、
時間を把握しながら通勤・通学できそうですが
延伸への反対意見も多くみられます。
延伸反対の意見としては、延伸することにより
電車の乗車率がめちゃくちゃ上がってしまうことが
理由みたいです。
1日の利用者が3万人増加することが
予想されるとのこと。
それに伴い、朝のラッシュ時の混雑率はなんと
180%を上回る区間も出ると言われており、
もともと利用している人は
戦々恐々としているようです…。
そりゃそうですよね。乗車率180%って…。
このコロナ禍で接触を避けたいのに
真逆の結果になっちゃいます。
この混雑を解消する案として山手交通局長は
列車の本数・列車の留置施設設置が必要だ
と言っていますが、
それに伴う財源などについては明言してません。
「本当に混雑回避検討してる!?」
と伺いたくなります。
もし仮に徹底した混雑回避の設備を
設けたとしても、
練馬区だけで何十億投資するの?
と他の都民からも不満は出そうです。
これらを鑑みると、反対意見が多いことも
納得できますね。
大江戸線の延伸って本当に実現の見込みはある?ない?
大江戸線の延伸については
反対意見も多いことがわかりました。
しかしこの延伸計画、
本当に実現する予定なのでしょうか。
練馬区の公式HPをみると、令和元年の10月に
小池都知事が事業化に関する検討を
進めていると回答がありました。
延伸の為の費用も順調に貯まっているようです。
その額何と50億円!
延伸に向けた用地も
8割以上取得しているようですし、
実現に向けて動き始めているようです。
しかし前述しましたが、
延伸による列車の大混雑への
具体的な対策については語られていません。
この点を解消しない限りは
反対派の人たちも
納得できないのではないでしょうか…。
こういう背景から、
延伸の実現はまだ少し遠い、ということが
分かってきますね。
まとめ
もう何年もたちましたが、
ようやく具体的に動き出す流れには
なってきているようです。
一方で、延伸したことによる乗車率の
激増の対策については具体的には
決まっていない為、完成まではまだ
しばらくかかりそうな印象を受けました。
ラッシュによって困る人たちも大勢いるでしょうし、
反対意見の人も納得できるような形で
延伸の計画が進めばいいですね。