パウンドケーキを切ったときにボロボロと崩れてしまうのは、切るタイミングが早すぎることが原因の一つです。
また、綺麗に焼けたパウンドケーキが冷めたらしぼんでしまうときは、バターの溶かしすぎや、卵を一気に加えてしまっている、薄力粉を入れてからの混ぜ方に問題がある、ということが考えられます。
この記事では、パウンドケーキを綺麗な形に保つちょっとしたコツをお伝えしています。
パウンドケーキの作り方でお悩みの方はぜひチェックしてみて下さいね。
パウンドケーキが崩れる!切るとボロボロになる原因や対策は?
パウンドケーキを切るとボロボロになってしまう原因は、切るタイミングが早すぎる場合が多いです。
焼きあがってすぐや、粗熱がとれたばかりでは少し早すぎます。
パウンドケーキは作ってから2~3日目以降が食べ頃。
食べるときにその都度切るのがオススメです。
そして、それまでの保存方法も重要です。
粗熱が取れたら、乾燥を防ぐために1本まるごとラップで包んで常温で保存します。
そうすることで、しっとり美味しいパウンドケーキに段々と近づいていき、生地が落ち着いて切りやすくなります。
切るときのポイントは、
・切れ味がよく薄刃で細めの包丁を使うこと
・包丁を温めて切ること
の二点です。
ケーキナイフがあればベストですが、果物ナイフも刃が薄めなので適しています。
ただし、パン切り包丁は刃に波があり切り口が粗くなってしまうので、あまり適していません。
包丁は、お湯で温めて使用してください。
60~80度くらいのお湯で充分に温め、水気を拭ってから使用すると、バターなどの油分を溶かしながらスッと刃が通ってくれるので、ぼろぼろにならず綺麗に切れます。
パウンドケーキが焼いた後にしぼむのはなぜ?ふんわり仕上げるコツは?
パウンドケーキがしぼんでしまう原因は色々と考えられますが、よくある原因としては、
・バターを溶かしすぎている
・卵を一気に加えてしまっている
・薄力粉を加えてからの混ぜすぎている or 混ぜ方が足りない
という三点が考えられます。
「バターを室温に戻しておく」とレシピにあるときは、電子レンジなどで温めすぎて溶かしバターにしてはいけません。
混ぜるときにクリームチーズのようにぐにゃっとなるくらいが目安です。
レシピにもよりますが、「卵は少しずつ加える、○回に分けて加える」という場合が多いと思います。
一気に加えると生地が分離してしまうので、卵を加えるときはその都度しっかり混ぜながら、少しずつ加えて下さい。
薄力粉を加えてからは、ぐるぐるとねるように混ぜるのではなく、ゴムべらなどでさっくりと混ぜ合わせます。
粉っぽさが残っていると焼き上がりにムラが発生してしぼみやすくなります。
混ぜすぎないように、しかし混ぜ残しの無いようにしっかりと混ぜ合わせることが大切です。
お菓子作りは、レシピと計量が非常に重要です。
うまくいかないときは他のレシピと比べてみて、レシピの変更を検討してみるのも良いです。
そして、目分量は禁物。
材料の計量や加え方の順番など、細かいところまでしっかりなぞってくださいね。
まとめ
「きれいに焼けたパウンドケーキが切ったらボロボロ…」
「綺麗に焼けたのに冷めたら凹んだ…」
という失敗は誰にでもあります!
一生懸命作ったのにがっかりしてしまうこともありますが、材料の温度や加え方、混ぜ方など、ポイントを押えていれば失敗はぐっと減らすことが出来ます。
焼き菓子作りはとても繊細なので、失敗しながらコツをつかんで上手になっていくのです。
ご自分が、作りたい!食べたい!と思う好きなレシピを選ぶことも上達の近道です♪
ぜひ楽しみながら、美味しいお菓子作りを続けてみて下さいね。