パウンドケーキの粗熱は、室温にもよりますが大体10分~20分ほどで取れます。
焼きあがったらクッキングペーパーごと型から外して、室温で冷ましましょう。
紙型で焼いている場合は外さずにそのまま冷まして大丈夫です。
この記事では
・パウンドケーキの粗熱の取り方
・粗熱を早く取るには?
・粗熱が取れたら冷蔵庫に入れる?
についてご紹介しています。
多くの手作りケーキレシピでは「粗熱が取れたら…」と、一言で済まされてしまうことの多いこの工程。
詳しくご説明していますので、気になっている方は是非チェックしてみてくださいね。
パウンドケーキの粗熱ってどれくらいでとれる?早く冷ます方法も!
室温や季節にもよりますが、パウンドケーキの粗熱はおおよそ10~20分ほどで取れます。
粗熱を取るというのは、問題なく手でさわれるくらいの温度までさますということです。
パウンドケーキの粗熱の取り方
焼きあがったらまず、型のまま15㎝くらいの高さからトンと台の上に落とします。
内部の熱い水蒸気を素早く逃がすためです。
そしてすぐにクッキングペーパーごと型から外し(紙型の場合は外さずそのままでOK)、ケーキクーラーの上で10~20分ほど冷まします。
ちなみにご自宅にケーキクーラーが無くても、天ぷら用の脚がついた金網や魚焼きグリルの網などで問題ありません。
もしも、「焼きすぎたかも?」という場合は、型から外さずにそのまま冷ますのもアリです。
この方法なら内部の水蒸気を逃がしづらいので、じっくり冷ましてパサつきを抑えましょう。
焼きたてパウンドケーキを早く冷ますコツ
少しでも早く冷ましたいときは、なるべくケーキ底部と台(テーブル)の間を広く取りましょう。
特に天ぷら用の網などは脚が短いため、ケーキ底部下の空間が狭くなります。
そういう場合は、高さの同じコップや小鉢を四隅に置き、その上に金網をのせてケーキを置くと、高さが出てケーキの下にも空気がよく通り、早く冷めます。
早く冷ましたい場合、急いで冷蔵庫へ入れたくなってしまうかもしれませんが、これはあまりお勧めできません。
パウンドケーキはバターをふんだんに使っているため、冷蔵庫で冷やすとバターが固まって食感が悪くなってしまうことが多いのです。
また、熱々のものを冷蔵庫へ入れてしまうと冷蔵庫内の温度が上がり、冷蔵庫に入っている他のものが傷みかねないのでご注意ください。
パウンドケーキの粗熱が取れたらすぐ冷蔵庫に入れるべき?
パウンドケーキはバターを多く使っているため、冷やすと固くなりがちです。
そのため冷蔵庫での保存はあまりおすすめできません。
使用材料にもよりますが、パウンドケーキは基本的に常温保存できるお菓子です。
10~20分ほど置いて粗熱が取れたらクッキングペーパーを外し、シロップを打ったりグラスアローでコーティングするなどの工程があればこのタイミングで行います。
特にコーティングなどの作業がない場合は、粗熱が取れたパウンドケーキを1本まるごとラップで包み常温で保存しましょう。
パウンドケーキは作ってすぐよりも、しばらく経って生地が落ち着いてからの方がしっとり美味しくいただけます。
保存の時は、切り分けた状態でラップするのではなく1本まるごと包み、食べるときに切り分けた方がパサパサになるのを防げます。
ただし、夏場などで室温が高い場合やすぐに食べない場合は、冷蔵庫で保存するか切り分けて冷凍するなどしてください。
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まとめ
パウンドケーキは焼きあがったら敷き紙ごと型から外し、室温で10~20分ほどおけば粗熱が取れます。
この時にはケーキクーラーなど網の上に置きます。
台とケーキ底部との空間を広めにとれば、ケーキの下にも空気が通りやすくなるので、早く冷めやすいです。
粗熱が取れたら1本丸ごとラップで包み、常温で保存しましょう。
材料にもよりますが、パウンドケーキは比較的日持ちするお菓子です。
一晩おいてから食べると、生地が落ち着いてしっとり美味しくいただけます。
とはいえ、焼き上がりのさっくりふわふわの味見も手作りお菓子ならではの醍醐味♪
焼き上がり直後と、2,3日後の食感は全然違うので、ぜひ比較してみてくださいね。