パウンドケーキのサラダ油とバターの違いには、
・サラダ油はさっぱり、バターはコクのある味わい
・サラダ油はふんわり、バターはしっとりした仕上がり
・冷蔵庫で冷やすとサラダ油の場合かたくなりにくい
といったものがあります。
またサラダ油を使う時は、バターの量の半分か6割くらいにするのが適量です。
この記事では、
・パウンドケーキのサラダ油とバターの違いや味の差
・パウンドケーキにサラダ油を使う時の注意点やコツ
についてお伝えしますので、自宅にバターを常備していない、サラダ油での代用に興味があるといった人は是非参考にしてみてくださいね。
パウンドケーキのサラダ油とバターの違いって?どれくらい味に差がでる?
パウンドケーキのサラダ油とバターの違いには
バターの場合
・コクがあり風味の良い仕上がりになる
・しっとりした食感
・冷蔵庫で冷やすとかたくなりやすい
サラダ油の場合
・さっぱりとした味わいになる
・ふんわりした食感
・冷蔵庫で冷やしてもかたくなりにくい
などがあります。
バターを使用するとコクがあり、芳醇で高級感があるパウンドケーキに仕上がります。
しかし、それが逆に「しつこく重い」と感じてしまうこともあるでしょう。
一方サラダ油の場合は、バターに比べるとさっぱりとした味わいになるで、ケーキ本来のシンプルなおいしさが楽しめるのも魅力です。
また、バター使用の場合はしっとりとした食感になりますが、サラダ油ではふんわりとした仕上がりになります。
さらに、パウンドケーキにバターを使用すると冷蔵庫で冷やすことで固くなりやすいです。
それは、バター自体が冷蔵庫で冷やすと固くなってしまうからで、パウンドケーキに使うと同じ現象が起こるためです。
しかしサラダ油を使うと、冷蔵庫で冷やしても固くなりにくく出来上がったときと同じような食感が長く楽しめます。
バターとサラダ油では味や仕上がりに多少の差は出るものの、ふんわりとした食感やさっぱりとした味わいを楽しめるのはサラダ油のパウンドケーキといえます。
パウンドケーキ作りにサラダ油を代用するときの注意点やコツって?
パウンドケーキ作りにサラダ油を使う時は、「入れる分量に注意する」のがコツです。
あまり多く入れすぎるとべちゃっとした仕上がりになるので、目安はレシピに書いてあるバターの半分から6割くらいの分量が理想です。
目安はレシピに書いてあるバターの半分から6割くらいの分量が理想です。
少し足りないなと感じたら、その都度追加して入れるようにしてみてください。
またサラダ油を使うと、中が半生のような状態でうまく焼けないといったこともあるかもしれません。
その場合はアルミホイルで覆い中まで温度をしっかり閉じ込めるか、ケーキ本体に切り込みを入れるなど工夫をしてみましょう。
それでもダメなら、少し量を減らして火が通りやすくすると成功する確率が上がります。
自宅にオーブンがない場合オーブントースターでも可能ですが、その際ある程度焼いてから横に切り込みを入れると、ふっくらとしたパウンドケーキに仕上がります。
さらに、オーブントースターで焼くと焦げやすいといった難点がありますが、アルミホイルで覆うことで焦げにくくなるためおすすめです。
オーブン、オーブントースターともに、どうしても仕上がりがパサついてしまうという場合、焼き時間を2~3分ほど短くするなどして様子を見ましょう。
サラダ油を使うとバターより風味に欠けるので、レーズンやシナモン、ナッツなど加えることでさらに美味しく仕上がります。
まとめ
パウンドケーキ作りにサラダ油を代用することで、バターに比べ風味は落ちるもののさっぱりとした味わいや、ふんわりとした仕上がりになるのが特徴です。
さらに冷蔵庫で保存しても固くなりにくいので、ふんわり感が持続しやすいメリットもあります。
サラダ油を使う時は、必ず入れすぎないようにする、中に火が通りにくい時はアルミホイルで覆うか、ケーキに切り込みを入れるなど工夫しましょう。
また焼き時間を短めにしながら様子を見て行うと、パサつきを防ぐことも可能です。
バターがなくても十分サラダ油でパウンドケーキが作れるので、是非挑戦してみてくださいね。