赤ちゃんの離乳食で生のいちごをあげられるのは、離乳食中期の7~8カ月以降です。
しかし、裏ごし、加熱をしてペースト状にすれば、離乳食初期の5~6か月からでもあげることができます。
いちごの豊富な栄養素を取らせたいと思うのであれば、加熱せずに新鮮な生のいちごをあげるのがおすすめですよ。
この記事では、
・いちごをあげられる時期
・いちごをあげる際の注意点
・いちごの種はどうしたらよいか
についてお伝えしますので、離乳食でいちごをあげたいけれど、いつから、どのようにあげたらいいのか迷っておられる方は、是非参考にしてみてくださいね。
離乳食にいちごをそのままあげれるのはいつから?注意点は?
離乳食でいちごを生のままあげられるのは、離乳食中期の生後7〜8か月以降です。
離乳食中期といっても、まだ上手に食べられない時期なので、最初はみじん切りにしてあげるのがおすすめ。
生で与えるメリットは、ビタミンをしっかり摂取できることです。
いちごにはビタミンCが豊富に含まれていますが、加熱するとそのビタミンが壊れてしまいますので、可能であれば生のいちごをあげたいですね。
下準備の方法としては、まずしっかりと水洗いをして、汚れ等を落とします。
その後ヘタを取り、清潔な包丁を使って切り分けましょう。
初めのうちは、酸味の少ない品種を選んであげるようにしてください。
先の赤い部分を使うと、甘みが強いので赤ちゃんも食べやすく感じてくれますよ。
他の食材と同様、初めてあげる際の量は、ほんの少しだけにしてくださいね。
稀ですが、いちごは食物アレルギーを引き起こす可能性のある食材です。
アレルギー症状が出てもすぐに病院に行けるよう、日中の病院が開いている時間に試す事をおすすめします。
その後離乳食に慣れてきたら、
・離乳食後期の9〜11か月頃は角切り
・離乳食完了期以降の1歳からは、1/4程度
を目安に、食べやすい大きさに切ってみてください。
特に注意してほしいことですが、幼いうちは窒息の恐れがあります。
少なくとも3歳頃までは丸ごとあげることは控えたいですね。
離乳食初期の5~6か月でもいちごを食べさせることは可能ですが、その際は裏ごしと加熱処理が必要となります。
上記と同じ要領できれいに洗ったいちごを裏ごしします。
余裕があれば、先にすりおろすと裏ごししやすくなりますよ。
その後レンジで加熱すれば準備完了です。
いちごを離乳食であげるとき種はどうする?つぶつぶはそのまま食べれる?
離乳食中期以降であればいちごの種をそのままあげても問題ありません。
消化されずにそのままうんちと出てくる可能性もありますが、いちごの種は小さいので心配しなくても大丈夫です。
一方、離乳食初期にあげる場合は、いつごのつぶつぶは取り除いてあげてください。
というのも、なめらかな方が飲み込みやすくなるからです。
種を取り除く際は、目の細かい網などで裏ごしをすれば簡単に種も取り除くことができます。
一つずつ取り除いたり、皮をむく要領で取り除いたりもできますが、裏ごしするのが一番手軽にできるのでおすすめですよ。
お母さんのやりやすい方法で、ぜひ試してみてくださいね。
離乳食を始めたばかりの赤ちゃんは、食感にも敏感です。
大人にとっては見慣れたいちごでも、赤ちゃんにとっては初めてのいちごです。
特につぶつぶがあっても気にせず食べてくれる子もいますが、気になって食べてくれない子もいますので、赤ちゃんの様子を見ながら判断してくださいね。
もし食べてくれなかったとしても、気にすることはありません。
時間を空けて再度試してみたり、他のものと混ぜてあげると食べてくれる場合もあります。
工夫しながら、根気強く向き合ってあげましょうね。
まとめ
離乳食で生のいちごをあげるならば、離乳食中期の7~8か月頃からがおすすめです。
いちごにはビタミンCをはじめとするたくさんの栄養素が含まれています。
甘みもあり、彩りも良いので、離乳食に取り入れられるととても便利な食材です。
ただ、離乳食には個人差があります。
必ずしも早いうちにあげなければいけないものではありません。
ですので、赤ちゃんの離乳食の進み具合を考慮しながら、あげるようにしてください。
お母さんにとって、離乳食の進め方は悩むことも多いと思います。
しかし、離乳食期は赤ちゃんが母乳やミルクを卒業して、食物から栄養を取る練習の過程です。
赤ちゃんが食べることを楽しんで、たくさんの「おいしい!」を体験してもらえたら最高ですね。
アレンジを加えながら、離乳食のいちごを親子で楽しみましょう。