スクランブル放送のデメリットは3つ!
- 番組のジャンルが偏る
- 番組内容の質が落ちる可能性がある
- 公共性が失われるため
スクランブル放送とは、放送電波を暗号化します。
受信料を払った世帯のみ、暗号を解読できる受信機を通じてテレビ視聴ができます。
この記事では
などについて詳しくお伝えしますので良かったら参考にしてくださいね。
スクランブル放送のデメリットって何がある?なぜ実現しない?
スクランブル放送のデメリットは3つあります。
- 番組のジャンルが偏る
- 番組内容の質が落ちる
- 公共性が失われるため
実現しない理由はいろいろありますが、1番の理由はNHKが拒否しているためです。
デメリットと、NHKの主張についても詳しくみていきましょう。
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番組のジャンルが偏る
NHKは「よく見られる」番組に偏り、内容が画一化してしまう可能性がある。
見る側にも、番組の選択肢が狭まってしまうと主張しています。
見られない番組はそのうち作られなくなり、同じような番組だけになってしまいそうですよね。
民放放送も同じような番組が多いため、少数派の見たい番組はもうテレビでは見られなくなってしまいそうです。
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番組内容の質が落ちる可能性がある
今は視聴率の良し悪しは関係なく、様々なジャンルの番組を作って放送しているNHK。
スクランブル放送になれば、受信料も減る他、視聴率の悪い番組には製作費を割けなくなってしまいます。
その結果、質の悪い番組が乱発する恐れもあります。
NHKも、特定の利益や視聴率に左右されない番組が作れなくなると主張しています。
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公共性が失われるため
全国民が見られるように、公平で公共性の高い番組を放送しているのに、スクランブル放送にすると見られなくなる人がいる。
この状態は公共性が失われている、とNHKは主張しています。
確かに、受信料が払えなくて見られなくなる人が出てくる、という点では不公平だと言えるでしょう。
スクランブル放送については、政治や世論でも何度も議論に上がっています。
NHKの拒否などが理由で、今現在実現していません(2021年10月)。
しかし、ネットの普及によりテレビの在り方は変わってきています。
何年かしたらスクランブル放送が実現する可能性もありますよね。
賛成派の人も反対派の人も、スクランブル放送のデメリットについて今一度考えてみてくださいね。
スクランブル放送ってどんな仕組み?サブスクとは違うもの?
スクランブル放送は、放送電波を暗号化して、解読できる受信機を通じてテレビ視聴するという仕組みです。
BSやケーブルテレビ、WOWOWと同じ仕組みです。
近年利用者の増えているhuluやアマゾンプライムなども同じ仕組みなのでしょうか?
所謂サブスクと呼ばれる番組は、テレビで見ることも可能です。
しかし、仕組みが異なります。
サブスクはインターネット回線と、アプリが必須です。
タブレットやスマホでサブスクのアプリをインストールし、登録、契約します。
huluやamazonプライムやnetflixなどのいわゆるサブスクと言われる配信放送ではネット回線を使って番組を見るので、放送電波などは関係がないのです。
テレビで見るにも、アプリをテレビと連動させたり、ファイヤースティックなど中継器の役割をするものを別途購入する必要があります。
テレビはモニターの替わりなのです。
同じようにテレビの画面でも見られるサブスクですが、スクランブル放送の仕組みとは全くの別物なんですね。
まとめ
スクランブル放送のデメリットは3つ。
- 番組に偏りが出る
- 番組内容の質が落ちる可能性がある
- 公共性が失われるため
スクランブル放送の仕組みは、放送電波を暗号化して、解読できる受信機を通じてテレビ視聴します。
BSやCS放送、WOWOWなどと同じ仕組みで、ネット経由のサブスクとは違う仕組みです。
NHKの反対などにより実現していませんが、ネットの普及によりテレビの在り方は変わってきています。
近い将来スクランブル放送は実現するかもしれませんね。