しめ縄の処分を忘れてしまったときは、どんど焼き以降も受け付けてくれる神社を探して持っていくか、自宅で処分するという方法があります。
気持ちよく新年を迎えるために飾るものなので、ごみと一緒にポイっと捨ててしまうのはちょっと気が引けますよね。
この記事では
・どんど焼きを過ぎてしまったときのしめ縄の処分方法
・しめ縄は翌年も使いまわしていいのか?
について解説しています。
うっかりお焚き上げに持っていくのを忘れてしまった方や、自宅で適切に処分する方法を知りたい方は是非チェックしてみてくださいね。
しめ縄の処分を忘れた!処分の方法や費用が知りたい!
神社でお炊き上げしてもらう方法
地域にもよりますが、どんど焼きの日は大体1月15日頃。
でもこの日をうっかり逃してしまっても、大きな神社などでは一年中お正月飾りを引き取ってくれるところがあります。
お守りやお札を返納する箱が設置してあり、そこに納められたものはきちんとお清めがされた後にお焚き上げをしてくれるのです。
特にお炊き上げ料などは設けていないのが通例です。
ただし、神社によって対応が異なりますので、事前に問い合わせるようにしてください。
環境問題や地域ごとのルールにより、燃えない素材(針金など)を外す必要があったり、大きさの制限など、神社ごとに決まりがありますのでしっかり確認するようにしましょう。
自分で処分する方法
また、神社に行けないときには自分で処分することもできます。
お清めをしてからごみとして出す方法です。
この場合に用意するものは
・大きな白い紙や新聞紙など、しめ縄を包む紙
・お塩
・自治体のルールに応じたごみ袋
の3つです。
手順は
- 大きな紙の上にしめ縄を置く
- 神様への感謝の気持ちを込めて塩を振る
- そのまま紙で丁寧に包み、他のごみとは別に新しいごみ袋へ入れる
- 自治体のルールに則りごみとして出す
昔は自宅の庭で焼却するという手段もあったようですが、現在はほとんどの地域で焚火が禁止されており、近隣の迷惑になる可能性もありますので、避けた方が良いでしょう。
玄関のしめ縄の使い回しはあり?来年も使っていい?
玄関に飾るしめ縄は、基本的に毎年新しいものを飾った方が良いとされています。
しめ縄には、『その年の神様を迎えるための目印で、滞在していた年神様はどんど焼きの煙にのってまた天へ帰っていく』という意味があるのです。
そして、神様はとってもきれい好きだと信じられていて、古いしめ縄で神様をお迎えすることは失礼に当たると考えられています。
ただし、近年ではとても凝ったおしゃれなしめ縄や高価なものも多く、1週間ちょっとで使い捨ててしまうのはもったいない…、と思われる方も少なくありません。
木製のものなど、毎年使うことを想定されたものも売られていますし、増え続けるごみ問題や環境のことを考えれば、ものを長く使うというのは大切なことですよね。
神様を迎える縁起物という意味合いを強くとらえるか、クリスマスツリーやお雛様のように季節を感じる飾り物として考えるかは、ご家庭ごとの考えによって選んで良いでしょう。
何年か同じものを使う場合には、しまう前にほこりや汚れをしっかり除去してから、カビ防止のために乾燥剤や防虫剤と一緒に、風通しの良いところに保管しておくと綺麗な状態を維持できますよ。
まとめ
しめ縄の処分を忘れたときの代表的な処分方法は主に二つあります。
通年お正月飾りのお焚き上げをしてくれる神社を探して持参するか、自分でお清めをしてから家庭ごみとして出す方法です。
しかし、しめ縄の処分については自治体のルールに則って処分さえすれば『○○しなければならない』という明確な決まりはありません。
お清めせずにそのまま燃えるごみと一緒に出される方もいますし、忘れてしまったら翌年のどんど焼きまで取っておくという方もいらっしゃいます。
また、翌年に同じしめ縄を使うご家庭も近年では増え始めています。
納得して気持ちよく一年を過ごせるよう、ご自身に合った方法を選択してくださいね。