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シュトーレンが美味しくない⁉まずい原因や美味しい食べ方・日持ちの理由を紹介!

シュトーレンを食べてみたけれども、パサパサしていて美味しくないと感じる方は、シュトーレンを食べるタイミングが少し早かったことが原因かも知れません。

 

シュトーレンは、ゆっくりと時間をかけて食べ切るように作られています。

 

クリスマス前の一ヶ月をかけて少しずつ食べられるように、材料や作り方が工夫されていて、水分を減らしたり、菌が繁殖しにくい酵母を使うことで、カビや雑菌の増殖を抑えています。

 

普通のパンやケーキと違い、美味しくいただくにはコツがあります。

美味しそうだと思って買ったシュトーレンがパサパサで美味しくないと感じる人は多いようですが、ちょっとした工夫でシュトーレンの美味しさは各段に上がります。

 

また正しい作り方で作れば、手作りのシュトーレンでも2〜3週間は日持ちしますよ。

 

この記事では

シュトーレンをまずいと感じてしまう理由

シュトーレンがパサパサしている原因

シュトーレンの美味しい食べ方

シュトーレンが日持ちする理由

・なぜシュトーレンは腐らないのか

・手作りのシュトーレンを日持ちさせるコツ

シュトーレンにマジパンが入っている理由と効果

・マジパンの代用はできるのか

などを紹介しますので、せっかく食べるのを楽しみにしていたシュトーレンが美味しくないと感じた方は、参考にしてみてください。

 

 

シュトーレンがまずいと感じるのはなぜ?パサつきの原因って?

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シュトーレンがまずいと感じる理由

シュトーレンがまずいと感じるのは、シュトーレン独特の食感に原因があります。

普通のパンやケーキをイメージして食べると、硬くてパサパサしているので、美味しくないと感じる方がいるようです。

 

また、シュトーレンは、同じシュトーレンという食べ物なのに、お店によって味に幅があります。

 

チョコケーキはどこで買ってもだいたいチョコケーキの味がしますよね。

シュトーレンの場合は材料にスパイスやドライフルーツが使われていて、それらの種類や配合によって大きく味が変わります。

 

そのため、前に食べたシュトーレンは美味しかったのに、今回は美味しくないという事もあります。

 

同じシュトーレンという食べ物の枠の中でも味の好みが分かれるため、自分好みの味付けのシュトーレンに出会えていない可能性があります。

 

パサつきの原因

シュトーレンの生地は、クリスマス前の一ヶ月間をかけて食べる前提なので、日持ちのする材料で作られています。

腐敗防止のため水分は極力減らして、洋酒やお砂糖をたっぷり使って作ります。

 

作りたては生地がなじんでおらず、パサパサに感じるかも知れませんが、時間が経つにつれて熟成されてきます。

パウンドケーキのようなフワフワの食感はありませんが、時間の経過で味わいに変化が生まれるのも、シュトーレンの特徴です。

 

シュトーレンの美味しい食べ方は?美味しく食べるにはコツがる⁉

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シュトーレンは値段に幅がありますが、高いものが美味しいとも限りません。

お好みのシュトーレンに出会えればいいですが、微妙なものに当たることもあるでしょう。

そんな時は、美味しく食べるコツを試したり、トッピングを工夫して食べてみて下さい。

 

シュトーレンは薄く切る

シュトーレンはなるべく薄く切りましょう。

1センチ以下を目安にして下さい。

 

普通のパンと同じような厚みで切ると、パサパサの食感や硬さが気になります。

薄く切ることで食べやすくなるので、たくさん食べたい方は厚みはそのまま、薄いスライスを数枚どうぞ。

 

また、パンを切る時は端から切る人が多いと思いますが、シュトーレンは真ん中から切っていきます。

 

シュトーレンは保存期間が長いため、真ん中から切り、二つに分かれたシュトーレンの断面を合わせるようにしてラップに包み保存します。

そうする事で空気に触れる面積を減らし、酸化による味落ちを防ぎます。

 

一度切ったシュトーレンは、保存期間が変わるものもあるので、賞味期限を参考に食べ切るようにして下さい。

常温保存できますが、なるべく涼しい場所で保存しましょう。

冷蔵庫の野菜室などでもかまいません。

 

生クリームなどでアレンジを楽しむ

はちみつや生クリーム、甘いのが苦手な方はチーズなどもよく合います。

 

シュトーレンにはスパイスが入っているので、甘辛どちらのアレンジも楽しめます。

シュトーレンの味に合わせて甘味は調整してくださいね。

 

冷やす、温める

シュトーレンは常温で食べるのが王道ですが、冷やして食べたり温めて食べたりしても美味しいです。

一か月かけて食べるので、味に飽きてきたら試してみて下さい。

バターの風味が変わって、また違うシュトーレンの魅力に出会えるはずです。

 

 

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シュトーレンは腐らない日持ちするのはどうして?

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長持ちすると言われるシュトーレンでも、賞味期限を過ぎて放置したり、保存状態が悪いと、腐ったりカビが生えたりしてしまいます。

 

他のパンやケーキより日持ちするのは、シュトーレンの材料や発酵に使う酵母の種類、作り方に理由があります。

 

シュトーレンにはドライフルーツを入れます。

ドライフルーツはアルコールに漬けて作られているため、ドライフルーツのアルコール分がカビの増殖を抑えます。

 

外側にたっぷり使われている砂糖やバターは、外からの雑菌の侵入を防ぐ役割を果たしています。

 

また、パンを作る際には、パンを膨らませるために酵母菌を使いますが、シュトーレンに使う酵母菌はサワー種といって、カビや雑菌の増殖を抑える効果があります。

 

材料で徹底的に雑菌の予防をし、さらに、長い時間をかけて焼く事で、水分をできる限り飛ばします。

 

菓子パンなどの一般的なパンの場合、中に含まれる水分量は65%ほど。

ドイツではシュトーレンの材料の配合に決まりがあり、水分量は25%以下と定められています。

水分量が少ないほど、菌は繁殖しにくくなります。

 

このように、内側からも外側からも日持ちさせる工夫をすることで、シュトーレンは長い期間食べられるようになっています。

 

美味しくたべるためにも、シュトーレンは真ん中から切り始め、切った断面同士をぴったりと合わせてラップで包んで保存して下さい。

なるべく空気に触れないようにする事と、涼しい場所で保存するのがポイントです。

 

シュトーレンを日持ちさせる手作り方法やコツを紹介

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手作りのシュトーレンを長く楽しむためには、できる限り伝統的なシュトーレンの作り方に近づけるのがポイントです。

 

砂糖やバターをふんだんに使う

レシピなどに書かれている砂糖やバターの量にびっくりするかもしれませんが、雑菌をふせぐためにもたっぷりと使います。

 

カロリーも高くなりますが、一ヶ月かけて食べるものなのでそこは大目に見るとして、少しでもカロリーを下げようと分量を減らすのはやめましょう。

 

ドライフルーツをたっぷり入れる

ドイツではシュトーレンに入れるドライフルーツの分量は、

小麦粉:ドライフルーツ=1:0.7と決められています。

 

かなり多いと感じますが、こちらもドライフルーツのアルコール分が雑菌を防いでくれるので、たっぷりと使います。

ドライフルーツが熟成される事でさらに美味しくなるので、お好みのフルーツをたくさん使って作ってみてください

 

表面に塗るバターや粉砂糖はたっぷりと

バターの油脂分が外からの雑菌を防ぐので、塗りむらが出ないようたっぷりと塗って下さい。

2度塗りしてもかまいません。

 

バターの上から粉砂糖をかけるのには2つの狙いがあります。

バターを酸化から守る目的と、外からの湿気がシュトーレンに侵入するのを防ぐ目的です。

 

酵母菌にサワー種を使う

必須ではありませんが、より長持ちさせたい場合には、サワー種を使って作りましょう。

通販などで数百円で手に入ります。

 

特にこだわりのない方は、ドライイーストで問題ありません。ドライイーストのほうが使い回しがききますし、スーパーでも手に入ります。

 

コツとしては、酵母菌(ドライイースト)の混ぜムラが出ないよう、面倒ですが最初に中種を作ってから本ごねをすることと、完成したシュトーレンはすぐに食べず、作った後は2、3日寝かせることです。

 

シュトーレンにマジパンが入っている理由とは?どんな効果がある?

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シュトーレンにマジパンが入っているのは、生地をしっとりさせるため。

アーモンドの味付けをプラスし、風味を良くするためです。

 

ちなみにドイツ生まれのシュトーレンですが、レシピが法律で決まっているそうです。

レシピにはもちろんマジパンも入っています。

そのため、マジパンの入っていないシュトーレンは、シュトーレンと呼んではいけないそうですよ。

 

法律で決められているほど、シュトーレンに欠かせないマジパン。

どんな効果があるのか、具体的に見ていきましょう。

 

まず、マジパンと言えばケーキの上に乗っている人形細工などを想像しますよね。

食べれますが、なんだか不思議な味がするあれです。

 

このマジパンは、砂糖:アーモンドが1:1で配合されています。

 

シュトーレンに入れるマジパンは、正確にはローマジパンと言います。

配合もちょっと違って、砂糖:アーモンドが1:2です。

 

このローマジパン(以下マジパン)の効果は、保湿性と風味付けです。

 

マジパンを生地に入れると、保湿性が高まり生地がしっとりします。

アーモンドの味と風味がプラスされることで、味に深みが出ます。

 

ホテルオークラ東京のシェフパティシエ中村和史氏は、マジパンを入れる理由について

マジパンの水分生地になじんで、熟成させた時のしっとり感が増すこと、甘味とアーモンドの風味が増すこと、コクが出ること、時間が経つほどマジパンが熟成されしっとり美味しくなることがその理由です。

と語っています。

 

シュトーレンの独特のしっとり感は、マジパンの力が大きいようですね。

日が経つにつれて、よりしっとりするのもマジパンのおかげです。

 

シュトーレンに欠かせないマジパン。

しかし、とても高価なものなんです。

 

マジパンを入れない、他のもので代用することは可能なのでしょうか?

詳しく見ていきましょう。

 

シュトーレンはマジパンなしだと失敗する?代用はできる?

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シュトーレンはマジパンなしでも失敗はしません。

生地のしっとり感とアーモンドの風味が減るだけです。

 

マジパンなしでシュトレーンを作ってる人はたくさんいます。

マジパンなしのレシピもたくさん掲載されています。

実際に失敗したという声は見かけませんでした。

 

マジパンの代用として、アーモンドプードルや蜂蜜、水あめを入れているレシピもありました。

他にも、アーモンドを砕いたものやアーモンドスライスを入れば風味付けにもなります。

蜂蜜や水あめは、生地をしっとりさせる効果もあります。

 

マジパンほど生地がしっとりしたり風味は出ませんが、それでも入れないよりは良くなります。

材料も安く手に入るので、良かったら試してみてくださいね。

 

 

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まとめ

シュトーレンを食べるには工夫が必要ですが、美味しく食べるコツを知ればその奥深い味わいを楽しむことができます。

 

薄く切ることで口当たりを改善し、時間を置いて熟成させる事でシュトーレンの本来の美味しさを引き出しましょう。

 

手作りのシュトーレンでも、ケーキなどと比べるとかなり長く食べられます。

お砂糖やバターなど、日持ちさせるための材料をたっぷりと使い、保存する際は雑菌を増やさないよう、特に断面が空気に触れないように保存するのがポイントです。

 

またシュトーレンにマジパンが入っているのは、生地をしっとりさせる効果があるため。

また、アーモンドの風味が入るため、より味に深みが出るためです。

 

ですがマジパンは入れなくても失敗はしません。

アーモンドを砕いたものやアーモンドプードル、蜂蜜や水あめで代用も可能です。

 

マジパンを入れないレシピ、上のような代用品を使ったレシピもネット上にたくさん掲載されていますので参考にしてくださいね。

 

シュトーレンを作るのは手間がかります。

しかし、自分で作ったシュトーレンと共に待ちわびるクリスマス。

その時間は今年のクリスマスをいっそう楽しみなイベントにしてくれるでしょう。

 

手間はかかりますが、使う材料は少し大きめのスーパーなら揃うものですし、初心者向けの簡単なレシピもたくさんあるので、是非作ってみて下さい。

 

クリスマスを楽しみに、1ヶ月かけてシュトーレンを味わえば、きっといつもより素敵なクリスマスになるでしょう。