これから新居へご引越し予定ならば、手続きがたくさんあってついつい忘れがちになってしまうライフラインの開栓手続き・・・
私も若い頃、住んでいる地域の水道局へうっかり開栓手続きの連絡を忘れてしまった事があります。
なぜなら、引っ越し作業中にお手洗いへ行ったときに普通にお水が流れていたから!
ガスや電気は契約しなければ開通しないので、忘れていたことに気づきやすいのですが水道は契約していなくても蛇口をひねると普通にお水が使えるのでうっかり開栓連絡をし忘れやすいかと思います。
しかし勝手に使用することは原則NGです。
きちんと、住んでいる地域の水道局に連絡して入居日及び使用開始日は必ず連絡しましょう。
もし開栓連絡の手続きをしていない状態で使用してしまった場合は、すみやかに使用を開始した日を告げ、きちんと使用料を支払う意思を示してください。
連絡なしに使用した場合、窃盗罪に問われてしまうケースがありますよ。
水道って契約しなくても使えるの?自動的に契約開始扱いになる?
水道はきちんと水道局へ開栓連絡を入れなければ使用してはいけません。
しかし、契約しなくても蛇口をひねれば水は出るので事実上使用はできます。
これは日本が定めたライフラインの基準値「生きて行く上で必要不可欠な資源」が関係しています。
連絡なしで蛇口をひねれば水が出るからといって自動的に契約開始扱いになることもありませんので、契約開始の連絡は絶対に不可欠です。
私も初めての一人暮らしを始めた時に不動産屋さんの手続きでいっぱいいっぱいになり、水道と電気の契約を開始することを忘れていた経験があります。
お恥ずかしいお話ですが若さゆえに『水道に契約が必要』ということを知らなかったのです。
その時は、引っ越し業者の方がご親切に「電気や水道の手続きはお済ですか?」と声を掛けてくれたため、お手洗いで水道を使用してしまったあとでしたがすぐに水道局へ連絡しました。
正直に水道を無断で使用したことを告げると、前住人の方が退去で契約を解除した日の水道メーターを調べて私が使用したメーター数を割り出して請求してくれるとのことでした。
もし水道局への契約開始連絡を忘れていたり、引っ越し作業時など契約前使用してしまったとしても、メーターで管理されているので自分が使用した水道料は支払うことが可能です。
水道の開栓連絡せずにそのまま使うのはなぜダメなの?何が問題?
たかが水かと思いますが、されど水です。
水道から出ている水はきちんと国や市が管理しているものなので誰でも勝手に使用していいものではありません。
開栓連絡をせずにそのまま使用すると盗水になり、窃盗と同じ扱いになります。
コンビニなどの外にある電気コンセントを使用して携帯の充電をしていた高校生が逮捕されたというニュースを見かけたことがあります。
これと同じで、水道も許可なく使用してしまうのは厳禁です。
うっかり開栓連絡をし忘れてしまったケースや、私のように初めてのことで知らなかったというケースの場合は、正直に支払う誠意をもってお話すれば解決できることもあります。
しかしわざと無断で引越しが完了してから何か月も開栓連絡をせずに使用していると毎月水道メーターを見に来る職員さんが不信に思い、蛇口から水が出ないように水道の元栓を閉めて使用できないようにします。
ここまでいってしまうと盗水の罪に問われてくるかと思います。
生きて行く上で私たちは水が無ければ生きていけません。
きちんと水道契約をして使用した分は必ず支払い、ご迷惑をおかけしないように水を使用しましょう。
まとめ
恥ずかしながら私は水道に契約が必要だなんて思ってもいなかった時代があったのですが、あの時引越し屋さんのお兄さんが親切に教えてくださって本当に良かったと思っています。
ご親切な不動産会社さんであれば入居時に、連絡先まで記入してあるライフラインチェックシートを用意してくれることもあります。
私は過去に開栓連絡をし忘れてしまった経験があったので、そのことを思いだして、自分でライフラインのチェックシートを作るようにしています。
そのチェックシートにどこに連絡を入れたか、いつから使用開始などメモを残すようにすると、作業に漏れがないためおすすめです。
ついつい忘れがちな水道の契約連絡ですが、忘れずきちんと水道契約をしてすっきりと新生活を開始しましょうね。