スイカは「収穫した後に食べ頃になる」ということがありません。
スイカは収穫したと同時に生長がとまるため、つまり他の果物のような「追熟」がないたです。
ですのでスイカは収穫する時期が大切で、食べ頃に収穫する必要があります。
食べ頃になる収穫時期は、人工授粉した場合はその日から30~40日後です。
スイカの巻きひげが枯れてきたら食べ頃、という見分け方もあります。
この記事では、
- 小玉スイカの食べ頃(収穫時期)
- 食べ頃の見分け方
- 収穫後の日持ち
- 保存方法
について詳しく紹介しますので、小玉スイカの家庭菜園を始めた方やチャレンジしようと思っている方は是非参考にしてみてくださいね。
小玉スイカの食べ頃はいつ?見分け方のポイントも!
小玉スイカは収穫してから熟れたり美味しくなることはありません。
そのため、「収穫してから食べ頃になる」という期間がないんです。
収穫してから置いておくと甘くなり、美味しくなることを「追熟」といいます。
バナナ、メロン、桃などは追熟しますが、スイカは違います。
収穫した瞬間に生長が止まるので、食べ頃に収穫する必要があります。
食べ頃の見分け方はいくつかありますので以下を参考にしてみてください。
- 巻きひげが枯れる
- 果実周辺の葉が枯れる
- 葉の色が薄くなってきた
よく言われるのが、収穫するスイカの巻きひげが茶色く枯れた状態が食べごろ=収穫時期という説です。
しかし、巻きひげは枯れていたけれどまだ熟れていなかったり、逆に枯れていたけれど熟れすぎていた、なんてこともあるようなので、実際のところは見た目で判断するのはとても難しいと言えるでしょう。
1番簡単なのは、人工授粉させることです。
授粉させてから30~40日後が食べ頃になります。
これなら、わかりやすいですよね。
もちろん生育状態や気候によって食べ頃は多少変わります。
収穫時期になったからと言って一気に収穫するのではなく、まずは一つ取って熟れているか確認してみましょう。
もし昆虫などによって自然に授粉した実を見つけたら、見つけた日から30日後を目安に収穫するようにしましょう。
では、食べ頃のスイカを収穫したら、どのぐらい日持ちするのでしょうか?
詳しくみていきましょう。
小玉スイカは収穫後どのぐらい日持ちする?保存のコツも!
小玉スイカは収穫したら、丸ごとの状態なら常温で2週間~1か月。
切ったものなら、冷蔵庫で2~3日持ちます。
果物なので冷やした方がいいのでは?と思われがちですが、スイカは冷たい所が苦手なため冷たい所ではどんどん甘みが抜けていき、美味しくなくなってしまいます。
そのため、丸ごとの状態なら常温保存します。
風通しが良く、直射日光の当たらない場所に置いておきましょう。
そんなぬるいスイカは嫌だ…と思いますよね。
食べる直前に冷水で冷やすか、2~3時間冷蔵庫で冷やしましょう。
冷たくて甘い美味しいスイカがいただけますよ。
そうは言っても、切ってみないと食べ頃かどうかわかりませんのですぐ食べなくても、切ってみたくなりますよね。
ですがスイカは切ると急速に傷み始めてしまいます。
切ったスイカは冷蔵庫に入れておかないとすぐ腐ってしまうんです。
ですので、収穫したスイカを切るのは食べる直前まで我慢してくださいね。
カットしたスイカはラップで密閉して冷蔵保存し、できるだけ早く食べるようにしましょう。
小玉スイカなのですぐに食べられるとは思いますが、それでも食べきれない、もっと長く楽しみたいという人は冷凍保存もおすすめです。
皮と種を取り除いたら、一口サイズにカットしてフリーザーパックに入れて冷凍しましょう。
冷凍保存すれば2週間~1か月日持ちしますが、やはり味は落ちてしまうのでできるだけ早く食べるようにしてくださいね。
まとめ
スイカは収穫した時点で生長が止まります。
そのため、食べ頃に収穫する必要があります。
食べ頃の見分けは難しく、人工授粉してから30~40日後に収穫するのが1番わかりやすいです。
日持ちは、丸ごとの状態なら常温で2週間~1か月です。
切ったら冷蔵庫で2~3日を目安に食べきるようにしてください。