スーパーの焼き芋は皮も食べてOKです。
皮を食べると危険だとか、毒性があるということはありません。
ただし、「かたくて苦い」「他の人がべたべた触っているのを見た」「土がすみずみまで落としきれていなさそう」などの理由から、焼き芋の皮は食べないという方も多いようです。
この記事では、
・焼き芋の皮は食べても問題ないのか?
・焼き芋の皮の衛生面はどうか?
についてご紹介しています。
あなたは食べる派?食べない派?
気になる方は是非チェックしてみて下さいね。
スーパーの焼き芋を皮ごと食べるのは危険?問題ない?
スーパーの焼き芋を皮ごと食べるのは危険ではありません。
サツマイモの皮の部分は非常に栄養豊富なので、皮ごと食べるのに抵抗がなければ、ぜひ皮も一緒に食べてください。
サツマイモの皮には、実にはない栄養素が豊富に含まれています。
なかでも注目の成分は以下の3つです。
高い抗酸化作用があり、アンチエイジングや眼精疲労の回復などが期待される成分。
・クロロゲン酸
抗酸化作用があり、動脈硬化や脂肪蓄積の予防が期待される成分。
・ヤラピン
消化酵素の一種で整腸作用がある。食物繊維が豊富な実と一緒に食べることでさらに効果が高まる。
皮も一緒に食べると、消化の手助けをしてくれる成分のおかげでオナラが出にくくなったり、食べすぎの防止にもなります。
ダイエットに良い影響をもたらしてくれる脂肪蓄積の予防成分も摂取することできるのです。
ただし、焦げの部分はあまり食べない方が良いです。
苦みが強く焼き芋の美味しさを阻害してしまうだけでなく、焦げに含まれるアクリルアミドという成分には発がん性が懸念されています。
そして、焼き目や焦げに含まれるAGE(終末糖化産物)という物質は、分解されづらく体内に蓄積し、全身の老化を早め生活習慣病の原因になる老化物質として知られています。
焦げの部分は大量に摂取しないことをおすすめします。
焼き芋の皮の衛生面ってどうなの?口にしても大丈夫?
焼き芋の皮の衛生面について、基本的には危険はないと言えます。
ですが口に入れるものですので、気になる方は食べないほうが無難でしょう。
焼き芋の皮の衛生面について順を追って説明していきますね。
まずはお店に並ぶまでの段階について。
スーパーで売られている焼き芋は、しっかり洗われてから調理されているでしょうから、食べ物として販売されている以上、口にしても問題ないはずです。
お惣菜やレストランの食事などと同様、見えない部分のお店側の過程については、購入する以上は信頼するほかありません。
もし気になるようなら、購入しない・食べないという選択肢があります。
次に、お店に並んでからについて。
お店にもよりますが、スーパーでは封のされていない紙袋に入って並んでいることが多いようです。
そうなると、
「お芋を触って大きさを確かめている人を見たことがある…」
「誰が触ったか分からないし洗えないからそもそも買わない」
なんて意見が出てくるのもよくわかります。
生野菜や果物と違って焼き芋は洗えないですし余計気になりますよね。
衛生面について、日本は非常に清潔な国で各種基準も厳しく設定されています。
ですから、店頭に並んでいる食品に関してはその基準をクリアして販売されているので、まず心配する必要はありません。
ですが店頭に並んだ時点で、お客さんが触るということはどうしても発生してしまいますので、気になる場合は無理して食べる必要は全くありませんよ。
まとめ
私は『焼き芋』というと、「移動販売の石焼きいものおじさんが、石の上の熱々の焼き芋を軍手でつかみ、古新聞に巻いて渡してくれるもの」という子供の頃の記憶が強く残っています。
急いでおうちに戻って、あたたかいお茶と一緒に食べる焼き芋は最高でした。
そのまま軍手でつかんでいるし、古新聞に包まれているし、家族も皮をむいて食べていたので、なんの疑いもなく皮はむいて食べるものだと認識していました。
しかし調べてみると、焼き芋の皮には栄養がたくさんあって、問題なく食べられ、「いつも皮と一緒に食べてます!」というネット上の声も確認できて驚きました。
ただし、食感や衛生面を気にして食べないという声もあったので、どうするかはご自分の好みで自由にお選びくださいね。
いくら皮に栄養がたくさんあるといっても、「汚いかも…」などと不安に思いながら無理に食べたら逆に体調を崩してしまいます。
私は今後も、どこで買っても焼き芋の皮は食べないと思いますが、皮に栄養素がたくさんあることが分かったので、自分でサツマイモを調理する際にはなるべく皮ごと調理しようと思います。
せっかくの美味しい焼き芋です。
ご自分のお好みの味わい方で、美味しく楽しくお召し上がりくださいね。