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春菊は生で食べると危険⁉アク抜きや下処理方法・苦みを抑える食べ方も

独特の匂いと苦みのある春菊ですが、生で食べても大丈夫です。

ただし春菊は、食べすぎると腹痛や下痢、または食物アレルギーを引き起こす可能性がありますので食べすぎには注意です。

 

また春菊はアク抜きする必要がありません。

 

春菊は加熱されることで細胞から「ポリフェノール」が流れ出します。

それが原因であの苦みを感じるのです。

 

春菊の苦みが苦手な方もいるかと思いますが、苦みを抑えておいしく食べられるポイントがありますよ。

 

この記事では、

・春菊は生で食べると危険なのか

・春菊をおいしくする下処理方法とは

・春菊を食べ過ぎたときの体への悪影響とは

・春菊の苦みを抑える食べ方

・春菊の苦みの原因

などについてご紹介いたしますので、春菊の危険性や苦みについて知りたい方は、是非参考にしてみてくださいね。

 

 

春菊は生で食べると危険⁉アク抜きって必要?

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春菊にアク抜きはいらない

春菊はえぐみや苦みがあるので、アク抜きが必要?と思われがちです。

 

確かに、苦み成分である「シュウ酸」というものが含まれていますが、しかし春菊に含まれるシュウ酸はほんのわずかなため、アク抜きは必要ありません。

 

このシュウ酸、ほうれん草にたくさん含まれているので有名ですよね。

 

シュウ酸は、結石をつくる原因になったり、カルシウム不足を招いてしまうため、あまり摂取したくない成分として知られています。

 

シュウ酸は水溶性のため、茹でてから水に浸すだけで8割取り除けると言われていて、そのため、シュウ酸の多いほうれん草は下茹で(アク抜き)が必要で生食は推奨されていません。

 

その点、春菊のシュウ酸は少なく、生で食べることも可能!

春菊の生食は全く危険性がありません。

 

ただし、生で食べることができるのは葉の部分のみです。

茎の部分は固いため、生で食べるのはやめておいたほうが無難ですね。

 

春菊を生で食べる方法

まず、春菊の葉の部分だけ切り落とし、よく水で洗いましょう。

土や農薬が付いていることもあるので、水にしばらく浸けてからすすぐとより安心です。

 

水を切ったら食べる大きさに切り、サラダにして食べましょう。

 

味も匂いも独特で、ハーブのような感じです。

ごま油やごまドレッシングなど、香りと味の強いものをかけると食べやすくなります。

 

ちなみに、葉の部分は茹ですぎると苦みが増します。

むしろ、生で食べた方が苦みが少ないともされています。

 

春菊の味や匂いが好きな人は、ぜひ一度生で食べることを試してみてくださいね。

 

春菊をおいしく食べる下処理方法って?

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基本的には春菊にはアク抜きなどの下処理方法は必要ありません。

 

春菊と言えば、鍋に使うことが多いと思いますが、鍋料理の他、炒め物、天ぷらなどにする時でも下処理は必要ありません。

 

茎の下の方、2~3センチを切り落としたら、水でよく洗うだけで調理に進めて大丈夫です。

 

ただし、おひたしや和え物にする時は、茎がとても固くて食べられないため、茎の部分の下処理をした方がいいでしょう。

 

春菊のおすすめの下処理方法

  1. 茎の下の方、2~3センチを切り落とします。

 

  1. 春菊を水に浸し、1本ずつふり洗いしながら流水にあてます。

 

  1. お湯を沸かし、水1リットルに対して塩小さじ1を入れます。

 

  1. 葉と茎に切り分け、茎の方だけを1分茹でます。

 

  1. 次に葉の部分も入れて、10秒茹でます。

 

  1. 茹でたらザルにあげて冷水につけます。

 

  1. 粗熱がとれ、水気をきったら下処理終了です。

 

 

春菊の葉っぱは長い時間茹でてしまうと苦みがでてくるのでサッと茹でるようにしましょう。

 

鍋の春菊も美味しく食べたい!と思う人は、他の具材と一緒に入れるのは茎だけにして、葉は最後に入れるようにしてもいいかもしれませんね。

 

炒め料理に使用する時も、茎は固いのでしっかり炒めて柔らかくしましょう。

茎が柔らかくなったら、葉は10秒炒めるだけでOKです。

 

加熱時間に注意して、苦くない春菊料理を作ってみましょう。

 

 

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春菊は食べすぎると危険!?体に悪いの?

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春菊は、食べすぎると腹痛や下痢、または食物アレルギーを引き起こす可能性があります。

春菊の適正量としては2分1束(100g)程度が目安です。

食べすぎには注意しましょう!

 

以下に、春菊の危険性や体への影響についてまとめてみました。

 

食物繊維の過剰摂取

春菊には、他の野菜と同様、食物繊維が含まれています。

食物繊維は腸内環境を整えるなど、とても有益な栄養素ですが、摂りすぎると腸への刺激が強すぎて下痢を引き起こしてしまいます。

 

つまり、春菊を食べすぎると、食物繊維の摂りすぎが原因で腹痛や下痢になる可能性がある、ということになります。

 

食物アレルギー

また、春菊は食べすぎてしまうと、食物アレルギーを引き起こす可能があります。

アレルギーを発症すると、蕁麻疹や下痢、嘔吐など、消化器症状が現れることがあります。

 

もし、春菊を食べてから30分以内に異変を感じたら、すぐに病院で検査を受けることをお勧めします。

 

残留農薬

春菊は新鮮なものは生で食べられますが、葉の形がギザギザとしているので洗いにくいですよね。

しっかり洗わないと、葉に付いていた農薬が残ってしまう可能性があります。

葉先まで念入りに水洗いしてくださいね。

 

春菊の苦みをおさえる食べ方はある?苦みの原因って?

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春菊は加熱することで流れ出る「ポリフェノール」が原因で、苦くなってしまいます。

また、そんな春菊をおいしく食べるには、ポイントがあります。

 

以下、まとめてみました。

 

春菊の苦みを抑える食べ方

油で調理する

春菊は油で調理することで苦みを抑えることができますよ。

 

まず茎と葉に分け、火が通りにくい茎を先に20秒ほど加熱し、葉を加えて10秒ほどで火を止めます。

 

春菊の苦みは加熱することで増すので、火を通しすぎると苦みが引き出されてしまいます。

逆に少し苦みもほしい方は、火加減を調整するといいですよ。

 

鍋に加える場合は、さっとお湯にくぐらせる程度がベストだと思います。

 

生で食べる

新鮮な春菊は生で食べることができます。

多少えぐみを感じることもありますが、サラダなどで食べると意外と苦みも気にならず、おいしく食べられますよ。

 

春菊の苦みの原因

春菊の苦みの原因は、「ポリフェノール」です。

ポリフェノールは苦みや渋みがあるのが特徴です。

 

春菊は、加熱されることで細胞からポリフェノールが流れ出ます。

結果、食べ辛い味になってしまうのです。

春菊の苦みは加熱することで増すので、火を通しすぎないようにするのが苦みを抑えるポイントです。

 

そんな春菊ですが、春菊は加熱のコツがつかめると、むしろ「旨味」を感じられるようになりますよ。

 

 

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まとめ

春菊は生で食べても危険はなく、アク抜きの必要もありません。

 

春菊が苦くなるのは、加熱時間が長いためです。

茎の部分は柔らかくなるまで、葉の部分は茹でる時も炒める時も10秒を目安に加熱するようにしましょう。

 

春菊は、食べすぎると腹痛や下痢、もしくは食物アレルギーを引き起こす可能性があります。

また、春菊の苦みは、加熱されることで流れ出る「ポリフェノール」が原因です。

 

春菊は寒くなる季節の鍋料理にも欠かせない食材ですよね。

 

「春菊の苦みが苦手」という方もいますが、私はその苦みが好きだったりします。

栄養もたっぷりだし、旨味があって、お鍋に入れるとついつい食べすぎてしまいます。

 

確かに、春菊のクセは少し強いので、苦手意識がある方が多いことも頷けますね。

でも春菊の特性や調理のコツが分かると、お子さんでも食べられるようになるはずです。

 

「適量」を知り、おいしく栄養を摂ってくださいね。