柔軟剤は、肌荒れ・ニキビ・かゆみなど肌トラブルの原因になることがあります。
肌への悪影響が少ない柔軟剤の選び方を把握し、安全に使用しましょう。
この記事では
・柔軟剤が肌に悪いと言われる理由
・肌に優しい柔軟剤を選ぶ基準
についてお伝えします。
柔軟剤が肌に与える影響や、安心して使える柔軟剤の選び方について知りたい方は参考にしてみてください。
柔軟剤は肌に悪いって本当？危険と言われるのはなぜ？
柔軟剤は肌に悪影響を及ぼすことがあります。
柔軟剤を使用するのは危険と言われる理由は、大きく２つに分けられます。
・柔軟剤に含まれる成分が肌質に合っていないと肌トラブルの原因になるから
・柔軟剤を入れすぎることにより衣服の吸水性が弱まるから
肌の強さは人それぞれで、柔軟剤を使用すると必ず肌が荒れたり、かゆくなったりするとは限りません。
しかし、敏感肌の方や肌のバリアが弱い乳児などにとっては、柔軟剤の使用が肌荒れやニキビ、かゆみの原因となる場合があるため注意が必要です。
柔軟剤が肌に悪いと言われる理由を1つずつ詳しく解説します。
柔軟剤に含まれる成分が肌質に合っていない
柔軟剤の成分が肌質に合っていなかったり、強すぎたりすると、肌に悪影響があります。
柔軟剤に含まれているのは、陽イオン界面活性剤や漂白剤・防腐剤・蛍光剤などの化学的な成分や、良い香りをつける香料などです。
柔軟剤は、陽イオン界面活性剤をはじめとする成分を衣服に残すことにより、静電気を防止したり、衣服の触り心地をよくしたりします。
しかし、陽イオン界面活性剤に含まれる強い殺菌成分も同時に残ってしまうため、肌に悪影響を及ぼすことがあります。
柔軟剤には、使用するメリットが多数ある一方で、デメリットもあるということを覚えておきましょう。
柔軟剤を入れすぎにより衣服の吸水性が弱まる
柔軟剤を入れすぎると、「すすぎ」後も衣服に成分が多く残り、衣服の吸水力や保水力がなくなり、肌にとって良くない状態になります。
特に、汗をかきやすい夏に衣服の吸水性と保水性が弱まると、肌トラブルの原因になりやすいため十分な注意が必要です。
肌への悪影響が少ない成分でつくられた柔軟剤でも、過剰に使用すると肌に悪影響があると覚えておきましょう。
柔軟剤の肌への悪影響を抑えるためには、商品に表示されている使用方法に従うことが大切です。
柔軟剤の安全なものはどんな基準で選べばいい？
できる限り肌に優しい柔軟剤を選びたい場合は、以下４つの基準を満たしているか確認しましょう。
・「敏感肌向け」「赤ちゃん用」と書いてあるか
・植物由来やオーガニックという記載があるか
・蛍光剤・漂白剤・着色料・合成香料・防腐剤・シリコンなどは不使用か
・皮膚科の医師による肌への刺激に関するテストを受けているか
安全な柔軟剤を購入したい場合は、赤ちゃんの敏感肌に優しい柔軟剤や自然由来の成分を使用した商品を選びましょう。
また、購入するときは成分表示も確認することが重要です。
成分について詳しく書かれていない柔軟剤の購入は控えた方が良いでしょう。
柔軟剤には、肌触りをよくするだけでなく、花粉や静電気ブロック・消臭・生乾き防止など多種多様なメリットがあります。
しかし、なかには化学成分が多く含まれており、肌への影響が心配される商品もあるため、購入時には柔軟剤に何が使用されているのかを確認しましょう。
まとめ
柔軟剤を使用すると衣服の肌触りがよくなったり、良い匂いになったりするといったメリットが多くある一方で、肌トラブルの原因になるというデメリットも存在します。
肌への悪影響が少ない柔軟剤を選ぶためには、購入前に成分表示を確認する必要があります。
また、皮膚科による肌刺激テストを受けているかもチェックすると良いでしょう。
衣服は直接肌に触れるものなので、柔軟剤は人体への影響が少ないものを選ぶようにしましょう。
