春を目前に控えて暖かい日があったり、かと思えば寒い日が続いたり、着ていく服をどうしていいのかもわからない中途半端な季節になってきました。
そろそろ花粉やアレルギーなど春特有の悩みが気になってきている人もいるかもしれませんね。
今日はこんな寒暖の差が激しい時期に使える挨拶文について、特に仕事関係の人にメールで使える「事項の挨拶」や「結びの挨拶」の例文や使い方について提案していきたいと思います。
今回は「寒暖の差が激しい時期」の挨拶文の言葉として、2月3月に使える「三寒四温」と言う言葉をお勧めしたいと思います。
寒暖の差が激しい時期の挨拶メールって?時候・結びの文例をご紹介!
では一体「三寒四温」とはどのような意味なのでしょうか。
読み方は「さんかんしおん」と読み、寒い日が3日続いた後、暖かい日が4日続くといったような気候の時に使います。
もちろん厳密に3日4日と言うわけではありません。
感覚として寒暖の差が激しいことを伝えるのにぴったりな言葉だということです。
今日は暖かいなあと思っていたら、次の日には急に寒くなったりと身をもって感じる時期って1年のうちに何回かありますよね。
この言葉はそんな時期にぜひ使ってみてほしい言葉です。
具体的に文の最初に持ってくる挨拶の仕方としては
「三寒四温の候」や「三寒四温の季節となりました」などで始めて、
「ますますご健勝のこととお喜び申し上げます」「みなさまいかがお過ごしですか?」
など相手の様子を伺うような文を続けるといいでしょう。
また、同じように結びの文としては
「三寒四温の季節柄」「三寒四温の日々が続いております」とした後に、
「お身体にお気をつけくださいと」「お風邪を召されないようご自愛ください」
というような相手の体調を気遣うような言葉を続けて手紙を終えるのがいいでしょう。
このように「三寒四温」という言葉は、手紙の文頭にも結びの文にも使えますが、両方に使うことはできませんので、どちらかにするように気をつけてくださいね。
「寒暖の差が激しい季節」っていつ?何月に使う挨拶文なの?
ところで具体的に「寒暖の差が激しい季節」っていつなのでしょう。
「三寒四温」の気候になるのは「早春」の時期なので3月や4月に使えそうなイメージですが、厳密には冬の季語です。
三寒四温が起こる場所というのは中国北部のあたりで冬にシベリア高気圧の影響を受けて1月2月にこのような気候になることからできた言葉なのです。
ですが日本の冬での実感とは少しずれているので実際の季節感と比べると「冬の季語」というには違和感があるかもしれません。
もともとが冬の季語なので1月2月に使うのが本来の使い方なのですが、日本で三寒四温を感じられるのは2月や3月なのでこの時期に使っても問題はないようです。
ただし4月に使うのは少し遅すぎるかもしれませんね。
また、寒暖の差があればいつでも使っていいというわけではなく、やはり早春を連想させる2月から3月の間に使うのが適切だと言えます。
まとめ
今回は「もうすぐ春」という時の寒暖の差が激しい時期に使える事項の挨拶である「三寒四温」という言葉について解説してきました。
寒かったり暖かったり、手放しで「春が来た!」と伝えるには少し早いかな、という時にぴったりの言葉です。
2月や3月に送る仕事関係のメールや挨拶文の言葉として知っておいて損はない挨拶の言葉です。
仕事関係のメールだけではなく、プライベートのお手紙や目上の人へのメッセージに時候にふさわしい言葉を使って挨拶ができるとあなたの大人としてのレベルがアップしたような気になれるので、ぜひ美しい日本語の言葉を使っていってくださいね。