職場の人間関係ってちょっとしたことでも
相手を傷つけたり、イラだたせたりしそうで
気を遣いますよね。
「職場の同僚が使用しているの卓上扇風機の音が気になる！」
という事例について、
どうすればいいのか考えていきたいと思います。
え、そんなの「うるさいから切って」って
言えばいいじゃない？
そう言い切れるあなたは強い人です。
もちろん本当は事実を事実のまま
ズバッと言い切った方が結果としては
自分の望むものになるのかもしれません。
でも、その時はハイと素直に切ってくれても
言われた方は
「この暑い中、扇風機なしで仕事なんてできない」と
頭にきてしまうかもしれません。
また「そっちこそ！」とお返しとばかりに
何かを言ってくるかもしれません。
何よりも静かに根に持たれてしまったら
これからの仕事がやりにくい…。
相手のことを考えるとそんな迷いも出てきます。
そんなこんなでなかなか本人に言い出すこともできず
確かに部屋が暑いこともあるし、
クーラーの風が届いてない場所もあるしと
悶々と悩み、結局「我慢しようかな」と
なってしまうのでしょう。
でも、他のことならいざ知らず
卓上扇風機の音がうるさい、というのは
仕事場がうるさい、ということで集中力を欠き
仕事のパフォーマンスにも影響してきてしまいます。
ですから「我慢しよう」とあなたが遠慮することで
もしかすると、あなた以外の同僚の仕事の効率も
下がってきてしまうかもしれないのです。
さてこんな時、トラブルにならずに
伝える方法というのはあるのでしょうか。
今回は扇風機の音問題を例にして、
相手の気分を損ねないで
言いにくいことを相手に伝える極意について
お伝えしますね。
デスクの卓上扇風機の音がうるさい…トラブルにならずに伝える方法って？
私がお勧めする一番角が立たずに
相手の卓上扇風機の音を消させる方法は
「音のうるさくない卓上扇風機をプレゼントする」です。
お誕生日でも、この間助けてもらったお礼でも
なんでもいいので理由をつけて
新しい扇風機をプレゼントしてしまえば
相手に対して嫌な言葉を一切発することなく
卓上扇風機うるさい問題は解決します。
この状態であれば、
「ごめんね、あなたの持っている扇風機は
私には少しうるさくて。」
と真実を伝えても構いません。
相手に対して苦情を伝えたとしても
プレゼントをするという行為で帳消し、
とは言わないまでも
悪意とはとられないでしょう。
けれどもこの方法は
「なんで私が、そんな迷惑な人のために
自腹を切らなくちゃならないの！？」
と思われるかもしれません。
ですがこれがポイント！
相手の気分を損ねないで、
言いにくいことを相手に伝える極意が詰まっています。
卓上扇風機がうるさい問題を乗り切るために気を付けるポイントって？
確かに、うるさくしているのは相手の方なのに
なんで私の方からプレゼントをしなくちゃダメなの？
となるのは当然です。
けれどもここに「卓上扇風機がうるさい問題」
だけでなく、相手の気分を損ねないで、
言いにくいことを相手に伝える極意が
秘められているのです。
このような状況の時に人はどうしても
「迷惑なことをしているのは相手だ」
と考えてしまいがちです。
迷惑なことをやめてもらうには
「嫌なことを言わなくてはならない」
そして言い方が悪いと
「トラブルになってしまうかもしれない！」
という思考の流れです。
けれどもその考え方を少し変えて
どうすれば相手が気持ちよく過ごせるかについて
考えてみましょう。
その前提がしっかりあれば
プレゼントをする必要もありません。
うるさい卓上扇風機を使っている本人は
今、とにかく暑いのです。
音がうるさいことも
気がついているかもしれません。
その扇風機うるさいんだけど。
というのではなくて、
なかなか破壊力のあるモーター音だね。
暑いよね、クーラーの掃除を頼もうか、とか
席替えや模様替えができないかな？と
本人とコミュニケーションを取ってみてください。
コミュニケーションを取ることによって
あなたが自分のことを考えてくれているのだ
ということが伝わります。
そうすれば、言い方など気にせずに伝えても
トラブルには発展しにくい、と言えます。
まとめ
今回お伝えした方法はどんな時でも応用が効き、
効果的です。
今あなたが誰かの行動によって困っているなら
まず相手の問題を一緒に解決するように考えたり
相手が喜ぶような工夫をしてみてください。
卓上扇風機を使っている同僚も、
何もあなたに迷惑をかけようという気持ちで
使っているわけではありません。
今の問題＝デスクが暑い を一緒に解決すれば
卓上扇風機の音問題で揉めることも
ありませんよね。
揉めることなく自分の要望を叶えるために、
まずは相手のことを考えてあげる、
というのが解決の近道になりますよ。
