赤ちゃんの顔にシャワーが使えるのは、生後2か月頃からです。
38~39度ぐらいのややぬるま湯で、水圧は弱めにして流すようにしましょう。
シャワーを使用する際の注意点やコツとして、
・水圧や水温に気を付ける。
・顔に向けてシャワーを掛けない。
・シャワーは何回かに分ける。
という3点があげられます。
また赤ちゃんにシャワーをかけるとむせてしまう時は、抱き方や水圧、シャワーをかける間隔など、赤ちゃんにとって適したシャワーのかけ方になっているか確認しましょう。
正しいシャワーの使い方を知って、赤ちゃんとのお風呂タイムを楽しんでくださいね。
この記事では、
・赤ちゃんの顔にシャワーを使ってもいいのはいつからか
・赤ちゃんにシャワーを使う時のコツや注意点
・シャワーをかけると口に入ってしまう赤ちゃんへの対処法
・シャワーの水に赤ちゃんがむせてしまうときの対処法
についてお伝えしますので、これから赤ちゃんをお風呂に入れる時シャワーを使ってみたいと考えている方は是非参考にしてみてくださいね。
- 赤ちゃんの顔にシャワーを使っていいのはいつから?
- 赤ちゃんの顔にシャワーを上手にかけるコツって?
- 赤ちゃんがシャワーを飲む⁉水が口に入るときの対処法って?
- 赤ちゃんに頭からシャワーするとむせるときの対処法って?
- 赤ちゃんの顔についた石鹸の上手な流し方って?
- 赤ちゃんのお風呂での顔の洗い方って?コツや注意点をご紹介!
- まとめ
赤ちゃんの顔にシャワーを使っていいのはいつから?
赤ちゃんの顔にシャワーを使っていいのは、生後2か月頃からです。
だいたい首が座った頃を目安に、使うようにするといいでしょう。
赤ちゃんは羊水の中で過ごしていたので、水が得意と言われています。
生まれて日が浅いほど得意で、それは羊水の記憶があるためだそうです。
日が経つにつれて記憶は薄れていくので、なるべく早く水に慣れるほうがいいとも言われています。
それなら、2か月以前からシャワーを使ってもいいのかな?と思いますよね。
もちろん使っても問題はありませんが、ただ首が座ってない状態で、ママ一人で赤ちゃんと入浴させるのは大変です。
片方の手は必ず首を持つ必要があり、もう片方の手でシャワーをかけることになります。
とてもやりにくく、洗い流しにくいですよね。
そのため、首が座ってからがおすすめです。
もし誰かと協力して2人で沐浴させているなら、首が座っていなくても大丈夫です。
首持ち係とシャワー係、洗う係など役割分担をしながら、顔にもシャワーを使って問題ありません。
赤ちゃんに用水の記憶のあるうちに、早めに水に慣れてもらうようにしましょう。
赤ちゃんの顔にシャワーを上手にかけるコツって?
赤ちゃんにシャワーと使う時、いくつか注意点やコツがあります。
そのうち特にご紹介したい注意点とコツについて3つご紹介させて頂きます。
-
水圧と温度に気を付ける
赤ちゃんの顔にシャワーをかける時は、まず温度と水圧に注意しましょう。
シャワーの水圧が強いとそれだけ早く石鹸を流すことができますね。
大人であれば水圧が強い方が気持ち良い、と感じることもあるかもしれませんが、赤ちゃんはシャワーの水圧であってもその強さに敏感です。
少しでも強く感じる水圧であれば驚いたり泣いたりしてしまいます。
ですから、シャワーの水圧は弱くするようにしましょう。
温度はややぬるめの38~39度。
大人が使う42度の熱湯は、顔だけでなく赤ちゃんの体にも熱すぎます。
冬場だと大人は寒いかもしれませんが、こまめに温度調節して使うようにしましょう。
-
シャワーは顔にむけてかけない
かけかたのコツですが、赤ちゃんの顔に向かって、真正面からかけると絶対泣かれます。
大人だって、人からシャワーを向けられたら構えてしまいますよね。
顔に水が掛かると赤ちゃんは驚いたり泣いたりしてしまい、それが続くと水嫌いになる原因ともなってしまいます。
そんな状況になることを避けるには、顔に向けてシャワーを掛けないことが大切です。
頭のてっぺんから流れるようなイメージで掛けてあげるようにしましょう。
そうすれば髪の毛の石鹸も、顔の石鹸も流すことができますね。
マットの上やバスチェアに寝かした方が洗いやすいですが、流す時は起こした方がいいので赤ちゃんの体勢は、なるべく立てたような状態にしましょう。
頭の上から泡が流れやすく、鼻や耳に水も流れ込みにくいのでおすすめです。
目に水が入りそうで心配になりますが、赤ちゃんは水がくると反射的に目を閉じてくれるため、もし水が入ってしまっても問題はないです。
気になる人は、流す前に赤ちゃんの目の前を手のひらでサーっとなでてください。
そうすると、赤ちゃんも目を閉じてくれます。
流したあとに顔が濡れているのを嫌がる場合、乾いたタオルで拭いてあげるのもおすすめです。
-
シャワーは何回かに分ける
水で顔が覆われると息ができなくなりますよね。
それはもちろん赤ちゃんでも一緒です。
ちなみに水で顔が覆われた場合、赤ちゃんも自然と息を止め目も閉じます。
赤ちゃんがしっかり呼吸できるようにするため、何回かシャワーを止める時間を作ってこまめにシャワーを掛けるようにしましょう。
ずっと顔が水で覆われていると、赤ちゃんはうまく泣いて意思表示をすることもできません。
ですので、赤ちゃんの気持ちを想像してシャワーを使用するようにしてあげて下さいね。
スポンサーリンク
赤ちゃんがシャワーを飲む⁉水が口に入るときの対処法って?
赤ちゃんが水を飲んでしまう原因は「水に驚いてつい口に入れてしまう・驚いて泣いた拍子に飲み込んでしまう」ということが挙げられますので、赤ちゃんをびっくりさせないようにする・安心させてあげるのが一番の対策になります。
赤ちゃんの顔にシャワーをかけるときは、傾斜をつけて抱っこして、頭のてっぺんから水をかけてあげましょう。
抱っこの傾斜が少ないと赤ちゃんの顔周りや口周りに水がたまって苦しくなり、つい反射的に飲み込んでしまうことがあるためです。
顔に水圧の強いシャワーをあてると、赤ちゃんが驚いて泣き出してしまうので、水が流れるようなイメージでかけてあげてくださいね。
また大人が使うシャワーは水圧が強いので、赤ちゃんの肌を痛めてしまったり、驚いて泣いてしまうことがあります。
シャワーヘッドをガーゼでくるんで水圧を弱める方法や、赤ちゃん向けのシャワーもありますので、水圧の調整をして赤ちゃんの様子をみてください。
シャワーの温度も赤ちゃんにとって重要です。
顔や身体にかかったときに、熱すぎたり冷たすぎると驚いて泣いてしまい、その拍子に水を飲み込んでしまうことがあります。
赤ちゃんにシャワーをかける前に、適温になっているか確認しましょう。
シャワーを使う時は「水をかけるよ」と声をかけて、コミュニケーションを取ってから流すと、赤ちゃんも安心しますよ。
ただ、どれだけ対策してもシャワーを飲んでしまう場合があると思います。
水道水なんか口にいれたらお腹を壊さないかと心配してしまいますが、飲み込んでしまう水の量はそんなに大した量ではないので、そこまで神経質にならなくても大丈夫ですよ。
赤ちゃんに頭からシャワーするとむせるときの対処法って?
赤ちゃんがむせてしまった時は、縦に抱っこしてから背中をさすってあげましょう。
赤ちゃんは、胃と食堂をつなぐ部分が未発達なので、お腹に力が入ったり、空気と一緒に水を飲みこむことでむせてしまいます。
シャワーをかける時は、空気と一緒に水を吸い込まないように、身体に傾斜をつけて抱っこし、水をかける時間を短くしましょう。
床に寝かせたままシャワーをかけると、直接顔に水がかかってしまいます。
そうすると、うまく呼吸ができず、むせて泣いてしまいます。
シャワーの水圧を弱くしてから、1~2秒かけてあげます。
水が顔にかかっている時間が1~2秒なら、赤ちゃんは反射的に目を閉じて、息もとめることができます。
しかし3秒以上水をかけていると、息をすったり、目をあけてしまって驚いてむせたり、泣いてしまうことがあるようです。
1~2秒くらいシャワーをかけてからひと呼吸置く、また1~2秒かけてひと呼吸置く、というように、こまめにかけてあげると良いですよ。
我が家の第一子が生後2か月の時は、ベビーバスで身体を洗って、一番最後にシャワーで水をかけてすすいでいました。
べビーバスでシャワーを使うには、利き手ではない方の手で頭と身体を支えて、おしりをベビーバスの床に付けて傾斜をつけると、簡単に頭のてっぺんからシャワーをかけることができますよ。
スポンサーリンク
赤ちゃんの顔についた石鹸の上手な流し方って?
赤ちゃんの顔についた石鹼は、ガーゼを濡らして絞ったもので優しく拭きとり、ていねいにシャワーで流します。
私は我が子とお風呂に入る時、ガーゼを2枚浴室に持ち込んでいます。
乾いたガーゼが1枚あると安心ですので、濡らす用・拭く用と2枚用意するのがおすすめですよ。
顔に石鹸が残ってしまうと肌トラブルにつながりやすいので、しっかり洗い流してくださいね。
また、赤ちゃんがびっくりしたり、やけどしたりしないように、水圧は緩めにし、温度は38~39度のぬるめにしてあげましょう。
耳に水が入ってしまったらどうしようと、赤ちゃんの耳をふさぎたくなりますが、耳をふさぐと鼓膜に負担がかかってしまうのでやめましょう。
耳に水がかかっても問題ありません。
赤ちゃんもすぐにお風呂に慣れてくれますので、思い切ってシャワーしてみましょう!
赤ちゃんのお風呂での顔の洗い方って?コツや注意点をご紹介!
赤ちゃんのお風呂での顔の洗い方
お風呂で赤ちゃんの顔を洗うとき、片手で赤ちゃんを支え、もう片方の手で泡立てた石鹸をつかって指の腹でくるくると円を描くように洗います。
目や口元に石鹸がつかないよう気をつけましょう。
Tゾーンや頬や首のしわ、耳の裏に汚れがたまりやすいです。
新生児は乳児湿疹が出やすいので、しっかり洗ってあげましょう。
赤ちゃんの皮膚はデリケートなので、こすらず、泡で包み込むように洗うのがポイントです。
洗ったあとは石鹸が残らないようにていねいにシャワーで流します。
顔の洗い方のコツや注意点
赤ちゃんの洗い方のコツは、片手で赤ちゃんを支え、ポンプ式で泡が出るタイプのベビーソープを使って洗うことです。
片手でポンと押すだけで泡が出るし、量も調整しやすいので、使い勝手がいいですよ。
肌を傷つけないため、スポンジは使わず、素手で洗いましょう。
注意点は、過剰に洗いすぎないことです。
これは赤ちゃんに必要な皮脂まで落としてしまわないためですので、肌の水分が流れ出ないよう短時間で済ませましょう。
大人でも手や顔を洗いすぎたら、カサカサしたり、荒れたりすることを想像すると、イメージしやすいかと思います。
まとめ
生まれて1、2か月の赤ちゃんとのお風呂、緊張しますよね。
私もちゃんと洗えてるのかな?流せたかな?泣かないでね、湯冷めさせたくないな、なんて色々思いながら入れてきました。
特に顔周りや頭皮は、乳児湿疹ができやすいのでしっかり洗って流してあげたいですが、流す時に顔にシャワーをかけていいのかは、迷うポイントだと思います。
赤ちゃんの顔にシャワーが使えるのは、首の座った2か月頃からです。
38~39度のお湯で、やや弱めの水圧に調節して使うようにしましょう。
使うときのコツは、赤ちゃんの頭のテッペンから流すことです。
目は反射的に閉じるので、あまり心配する必要はありません。
慣れるまでシャワーを使うのは怖いと思いますが、綺麗に洗い流せるように頑張りましょう。
洗い方のポイントは、泡立てた石鹸を使って、素手で優しく洗うことです。
このとき、指の腹で、くるくると円を描くように洗うことを意識します。
ポンプ式で泡が出るタイプのベビーソープが使い勝手がいいので、おすすめですよ。
赤ちゃんの肌は薄くてデリケートなので、こすらないよう注意が必要です。
赤ちゃんに必要な皮脂まで奪ってしまわないためにも、必要以上に洗浄するのは避けてくださいね。
沐浴の時間が好きな赤ちゃんは多いのではないでしょうか。
お母さんのお腹の中のことを思い出して落ち着くのかもしれませんね。
もっと沐浴の時間やお風呂の時間を好きになってもらえるように、赤ちゃんのペースに合わせて少しずつできることを増やしていってあげましょう。