早炊きモードでご飯を炊くと、いつもよりかために感じることがあります。
これは早炊きモードのデメリットかもしれませんが、日本酒を使う裏技と炊飯の手順をしっかり知っていれば、美味しく炊くことができますよ。
昔は、お米を研いだあとに水を切ったり、水に浸す時間が必要でした。
現在は技術が進化し、ほとんどの炊飯器がお米を洗ってすぐに炊飯を開始できるようになっています。
しかし、早炊きモードは、吸水やむらす時間を短くして早く炊きあがるようになっているので、お米がかたく感じるようです。
この記事では、
・早炊きモードのデメリット
・早炊きモードでおいしいご飯が炊けるポイント
についてお伝えしますので、つい時間に追われて早炊きモードを使ってしまう方は是非参考にしてみてくださいね。
炊飯器の早炊きモードのデメリットとは?
早炊きモードでご飯を炊くと、いつもよりかために炊きあがってしまいます。
ご飯のふっくらやわらかい食感が好みの方だと、デメリットになってしまいますよね。
早抱きモードでは、本来であれば普通炊き(40分から60分くらい)で行う工程を、余熱(吸水)時間とむらす時間を短くして、およそ半分の時間で炊飯します。
そのため、かたく感じてしまうようです。
吸水時間を確保できない時は、ご飯1合につき小さじ1杯の日本酒を入れて炊くと、ふっくらとしたご飯を炊くことができますよ。
かき混ぜてから炊飯スイッチを押してくださいね。
また、普通炊きに比べると、早炊きは電気代がかかるといわれますが、実際はさほど変わりません。
炊飯器によっては、早炊きをした方が電気代がかからない機種もありますよ。
私の周りにはワーキングマザーが多いのですが、帰宅後は早炊きモードを使って炊飯し、その間におかずを作って、すぐ夕飯が食べられるようにしていると言っていました。
また、男の子3人のお母さんをしている友人は、カレーの日はすぐに炊飯器が空になってしまうので、早炊きモードを使って追加のご飯を炊くそうです。
炊飯器の買い替えを検討していたそうですが、早炊きモードのおかげで、まだこのまま使えそうだと話していましたよ。
早炊きモードはご飯を炊き忘れた時や、すぐに白飯の用意が必要になったときなど、臨機応変に使用することができます。
早炊きモードをうまく使いこなして、おいしいご飯を食べたいですね。
早炊きモードでも美味しくご飯が炊けるようになるポイント
早炊きモードを使って美味しくご飯を炊くには、日本酒を入れる裏技の他に、しっかりと手順を踏むことが大切です。
これからそのコツを順番にご紹介しますね。
手早く洗う
蛇口から炊飯器の内釜に直接水を入れてすすぐと、水をためている間にお米が臭いを吸収してぬか臭くなってしまいます。
ボウルに水をいれておくなど、手早く洗えるように工夫して、白米の表面についているぬかやゴミを取り除きましょう。
アルカリ度の高い水を使って炊飯しない
弱アルカリ性の水でご飯を炊くと、やわらかく炊きあがるといわれます。
早炊きモードで堅くなりがちなお米も弱アルカリ性の水を使うことでやわらかく炊くことが可能です。
ただし、アルカリ性が強すぎると、炊きあがったご飯がべたついたり、色が変わってしまうので、pHが9未満の水を使用しましょう。
内釜の外側についた水滴をふき取ってからセットする
内釜の外側に水滴がついていると、炊飯器のセンサーが正しく作動せず、炊きむらができたり、炊飯器が壊れる原因にもなります。
早炊きに限ったことではありませんが、内釜をセットするときにはしっかろ水滴をふき取るようにしましょう。
炊きあがったら10分以内にほぐす
炊きあがってすぐにほぐすことで、余分な水分が逃げて炊きむらがなくなり、ふっくらおいしいご飯に仕上がります。
また、炊飯器のフタをあけた時に流れ落ちる水滴は、炊けたご飯にかからないようにふき取っておきましょう。
全くほぐさないと、かたく固まってしまいますし、水滴が落ちるとそこだけ柔らかくなって食感が悪くなってしまいますので、炊き上がったらすぐにほぐすようにしましょう。
まとめ
早炊きモードのデメリットは、ご飯がかたく炊きあがってしまうことです。
でも、お米1合につき小さじ1杯の日本酒を入れて炊くとふっくらおいしいご飯が出来上がりますよ。
その他にも、
・お米を手早く洗う
・内釜の水滴をふき取る
・炊きあがったらすぐにほぐす
など基本的な動作を見直すだけで早炊きモードでの炊飯でもお米が美味しく炊きあがります。
早炊きモードを使って、おいしい白飯を召し上がってくださいね。