衣替えで出した服は着る前に洗濯する!?仕舞い洗いしても洗い直し必要?
衣替えで出した服は、仕舞い洗いでしっかり汚れが落ち、保管方法も良い場合は衣類に問題はないはずです。
問題がない衣類はそのまま着ても大丈夫ですよ。
ただし出した衣類に臭いや汚れ、シワのあるものは洗濯してから着ましょう。
この記事では
- 衣替えで収納していた衣類は着る前に洗うべきか
- 久しぶりに着る服をもう一度洗濯する必要がある場合
- 冬物衣類を仕舞うときに気を付けたいコツ
について詳しくお伝えしますので、衣替えで久しぶりに着る服を出した方は是非参考にしてみてくださいね。
衣替えで出した服って着る前に洗い直しが必要?
衣替えで収納していた服は、綺麗で何の問題もなさそうなら洗う必要はありません。
着る前の洗濯は不要です。
ただし臭いや汚れ、シワなどがあるものは洗濯してから着るようにしましょう。
久しぶりに出したからといって、全ての衣類を洗い直す必要はありませんよ。
仕舞い洗いでしっかり汚れが落ち、保管方法も良ければ、服が悪くなることは少ないです。
様々な素材の服がありますが、天日干しや陰干しで風を通してあげれば気持ちよく着ることができます。
服の状態を見てから、洗うかどうか決めてくださいね。
ちなみ、衣替えで収納する前に洗うことを「仕舞い洗い」。
収納から出して着る前に洗うことを「出し洗い」と言います。
衣類を長持ちさせ、次のシーズンも気持ちよく着るためには仕舞い洗いがとても大事です。
シーズン終わりの仕舞い洗いは、普段通り軽く洗うだけだと繊維の奥に皮脂や汚れが残ってしまい、収納している間にカビや黄ばみの原因となってしまいます。
面倒ではありますが、汚れが蓄積していそうな服や白っぽい服は、仕舞い洗いを入念に行うことをおすすめします。
軽く洗ってから一度も着ていない服でも、オキシクリーンに浸けるなどしてしっかり洗い直してから収納してくださいね。
ちなみに仕舞い洗いは、部屋干しや天気の良くない日にしてしまうとすっきり乾きません。
なんとなく湿っぽい衣類を収納してしまうと、カビや生乾き臭が発生してしまいます。
秋や冬はなかなか難しいかもしれませんが、仕舞い洗いした衣類は乾燥機にかけたり浴室乾燥機にかけて、カラッとさせてくださいね。
また着るたびに洗わないコート類にも汗や汚れは付着しています。
セーターについた食べカスなどで、虫が付いてしまったりカビてしまう事も!
手間と感じても、大切な服を長く着るため、また再び着るときに洗い直しの手間を省くためにも洗濯はしてから仕舞った方が良いでしょう。
久しぶりに着る服をもう一度洗濯するべきなのはどんな場合?
久しぶりに着る服で、もう一度洗濯するべき状態はこちら。
- カビや黄ばみ、シミ汚れがある
- 防虫剤の臭い、生乾きの臭いがある
- シワがひどい
私も何度も経験しているんですが、しっかり仕舞い洗いをしていても、湿気の多い所に置いておくとカビが生えてしまいます。
風通しの良い場所に保管していても、汚れが残っていて襟元が変色していた!なんてこともあります。
時間が経っているので、何のシミかわからず落とすのが大変かもしれません。
食品、皮脂、ドロ…色々思い出しながらシミ抜きしてくださいね。
一度も着ていない服でも、ビニール袋から出していると、汚れていることがあります。
周りの服のシミがうつったのか、収納ケース自体の汚れなのかわかりませんが、新品の洋服でも汚れがないかしっかり確認してくださいね。
安い防虫剤を使うと、臭いがしっかり付着してしまうので、洗い直すことが多いです。
子供には刺激が強く、目を痛がることもありました。
無臭の防虫剤を使うか、防虫剤を使った収納ケースの衣類は全て洗ってしまった方がいいかもしれませんね。
シミ汚れもなくて綺麗だけど、畳みジワが取れない…。
デリケートな衣類は洗濯をすると傷んでしまうので、シワ取りのための洗濯はあまりおすすめできません。
ガシガシ洗えるものなら、シワ取りのために洗濯するのもOKです。
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冬の衣類を仕舞うときに気を付けたいこと…時期や仕舞い洗いのコツも!
冬から春にかけての衣替えの収納時期は、地域によって差がありますが一般的には4/1と言われています。
ですが4月にも雪が降ったり、冬のように寒い日になるなんて事も 珍しくありません。
なので、衣替えの時期は最高気温が15度以上を推移するようになってから衣替えを行う方が無難でしょう。
全ての冬服をしまってしまうのではなく、念の為何着か羽織る物は残しておく事も忘れずに!
また衣服を仕舞う時、特に気をつけたいのは湿気問題。
雨の続いているようなジメジメした時は、服も湿度を含んでしまいます。
そのままの状態で仕舞ってしまうとカビの発生原因にもなりますし、大切な服が変色したり変形してしまう恐れもあります。
衣替えを行うなら、湿度の低いよく晴れた日に行った方が良いでしょう。
仕舞い洗いにつきましては先程述べた通り、した方が良いという事は分かりました。
でも、コートやダウンなどのかさばる服は、クリーニングに出すと費用も結構かかっちゃいますよね。
ましてや洗濯機で洗えないと言われているセーターや厚手のスカートも加われば…衣替えに尻込みしちゃうと思います。
ですが手順さえ分かればクリーニングに出さなくても、家で洗濯して綺麗な状態で保存できる服たちも たくさんあるんです。
簡単にですが種類別に以下にまとめておきます。
ダウンジャケット
表地がナイロンかポリエステルのものであればお家でのお洗濯が可能。
お風呂場で手洗いします。
フードが外せるものは初めに外します。
全体を湿らせたら、襟や袖は固形石鹸を塗ってもみ洗い。
ダウンの表面は中性洗剤をぬるま湯で溶かし、スポンジに含ませて洗います。
汚れがひどくなければ軽くでOK。
シャワーですすいだ後は綺麗に畳み、洗濯機の脱水機能で脱水します。
ハンガーにつるして干した後、ファーのついているフードについてはぬるま湯にごく少量のヘアトリートメント(ジメチコン成分入のもの)に溶かし、タオルに吸わせてファー部分を拭きます。
ブラッシングも行ったら再び取り付け、圧縮袋に入れて保管します。
次のシーズンに使用する際は天日干しすれば再びふっくらした状態で着ることができます。
ニットセーター
カシミヤ・ざっくり編み以外の場合はお家洗濯可能。
アクリルやコットンはドライまたは手洗いコースにて洗うことができます。
ウール地は手洗いです。
汚れの目立つところはぬるま湯に中性洗剤を溶かしたものに漬け、手でつかんでは離すようにして洗います。
襟や袖が外になるように畳んでネットに入れた後、洗剤液に漬けて優しく押し洗いします。
水を何度か入れ替えて洗剤を流したら、脱水はごくよわい脱水を設定か弱脱水にて行います。
干す際は100均でも売っている平干しネットに乗せるか、平らな場所にタオルを敷いて服を広げて干します。
しまう際は防虫剤と除湿剤も入れるようにしてください。
次シーズンに使用する際は、風通しの良い場所にしばらく干すだけでOKです。
マフラー
アクリルなら洗濯機で、カシミヤやウールは手洗い。
レーヨン・シルクはクリーニングへ。
ファンデーションなどの化粧汚れがついているものは、中性洗剤の原液をかけてにじませると汚れが取れやすくなります。
タオルに挟んで水分を取り除いてから陰干しします。
セーター同様、平干しが理想です。
収納は丸めてかご等にまとめて置き、次シーズンでは洗わずそのまま使用可能です。
手袋
天然のものはクリーニングへ。
それ以外は手洗い。
おしゃれ着洗剤をぬるま湯に入れつまみ洗いします。
その後、タオルに挟んで水分を取り除いてから干しをします。
マフラーや厚手の靴下とまとめて保管すると次シーズン時に見つけやすいです。
まとめ
仕舞い洗いした衣類は、シミや汚れ、臭いなどがなければ着る前の洗濯は不要です。
もしカビやシミ、防虫剤の臭い、シワなどがあれば着る前に洗濯するようにしましょう。
仕舞い洗いは、いつもの洗濯よりもしっかり目に洗い、保管中の衣類の傷みを防止しましょう。
臭いのキツイ防虫剤は、着る前に洗う必要があります。
子供には刺激臭になりやすいので、無臭のものを選ぶと洗い直す手間が省けますよ。
時期を見て正しく収納すれば、大好きな服も長く着られますし、着る前の洗い直しも必要なくなります。
お家にいる時間をより有意義に、楽しく衣替えして、次シーズンでも気持ちよく着られるようにしましょう!