スーパーに行くと、様々な種類の油が売っています。
少量なのにとても高かったり、大きなボトルでもとても安かったり、価格も様々です。
安価で大容量のサラダ油は、からだに悪い油と考えられています。
サラダ油にかわる、安全な油とは何でしょうか?
スーパーで買える安全な油は、原料の原産国と遺伝子組み換えの有無が表記されており、圧搾法で抽出されたものです。
おすすめの油は、
・米油
・ごま油
・オリーブオイル
・なたね油
・ひまわり油
・えごま油
・亜麻仁油
になります。
これから安全な油の選び方や使い方のコツをご紹介しますね。
- スーパーで手軽に買える安全な油って?選び方のコツは?
- 安いサラダ油はなぜからだに悪い油と言われているの?
- ヘルシーで安全な油も使い方に注意!
- 揚げ物に安全に使える油とおすすめの理由って?
- 揚げ物に向かない油とその理由って?
- まとめ
スーパーで手軽に買える安全な油って?選び方のコツは?
安全な油はどうやって選んだらよいか、ポイントは3つです。
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原料に遺伝子組み換えでない、と表記のあるもの
油のボトルなどに、遺伝子組み換え原料不使用と書かれているものを選びましょう。
原料が国産の場合、遺伝子組み換えはありません。
原料の生産国も確認するようにしましょう。
ただし、国内製造の表記だけではダメです。
原料がどこ産であるか、もし海外産ならば遺伝子組み換えの有無が表記されているものを選びましょう。
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大豆、トウモロコシ、菜種、綿以外が原料のもの
オリーブ、ごま、米ぬか、紅花、ひまわり、ぶどうの種などが原料の場合、遺伝子組み換えではありません。
遺伝子組み換えという点では、安全と言えるでしょう。
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抽出が圧搾法のもの
搾る、一番搾り、圧、などの表記があるものは、安全な油の作り方をしています。
圧搾法とは昔ながらの方法で、薬剤などに頼らずに原料を搾って油を抽出します。
この方法だと、トランス脂肪酸が作られません。
時間と労力がかかるわりには、少量しかとれないため油の値段は高くなります。
安いサラダ油はなぜからだに悪い油と言われているの?
安いサラダ油がからだに悪い油と言われている理由は主に2つあります。
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原料が遺伝子組み換えのものである可能性が高い
サラダ油の原料は、大豆、トウモロコシ、菜種などです。
これらのほとんどは、遺伝子組み換えを積極的に行っている海外からの輸入品です。
安い油には、原料の原産国が書いてありません。
国内製造と書かれているものもありますが、輸入した原料を使っている可能性があります。
原料が遺伝子組み換えのものであっても、表記する義務もありません。
サラダ油だけでなく、ごま油も安すぎるものはからだに悪い可能性があります。
ごまは遺伝子組み換えのものはありませんが、中国産やインド産のごまから残留農薬が検出されたこともあるそうです。
そのため、安すぎるごま油は輸入品の可能性もあり、避けるのがベターでしょう。
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抽出する時に化学物質を使っていることがある
サラダ油は、原料から油を抽出する時に化学物質を使用していることが多いです。
使用した方が、簡単にたくさんの油が抽出できるためです。
化学物質はほとんど溶けてしまいますが、少し残ることもあります。
また、油の濁りを無くすために加熱をします。
高温加熱によって、からだに悪いとされているトランス脂肪酸ができてしまいます。
この脂肪酸を含んでいることも、サラダ油は安全でないといわれる理由です。
サラダ油以外にも、安価なごま油も同様です。
化学物質を使用し、簡単にたくさんの油を抽出しているため安く製造することが可能になります。
ヘルシーで安全な油も使い方に注意!
どれだけヘルシーで安全な油を使ったとしても、調理方法が適切でないとその良さを生かしきれません。
加熱調理に向いている油、非加熱でそのまま使用するのに向いている油というものがありますので、それぞれに合った方法で調理するようにしてくださいね。
加熱料理(炒め物、揚げ物)に向いている油
・米油
・ごま油
・(ピュア)オリーブオイル
・なたね油
・ひまわり油
非加熱料理(ドレッシング)に向いている油
・(エキストラバージン)オリーブオイル
・えごま油
・亜麻仁油
なお、非加熱料理におすすめの油は、光の影響を受けやすく酸化しやすいです。
遮光瓶に入っているものや、使い切りサイズの小さいものを選ぶと美味しくいただけます。
揚げ物に安全に使える油とおすすめの理由って?
揚げ物に安全な油って?
スーパーで買える安全な油の中で、揚げ物に向いている油についてみていきましょう。
揚げ物をするのに最適でおすすめなのは、米油、ごま油、オリーブオイル、なたね油、ひまわり油です。
それぞれの特徴をご紹介します。
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米油
他の油よりもリーズナブルに購入することができます。
タンパク質やビタミンEなども豊富に含み、クセのない油です。
サラサラしているので扱いやすく、カラッと揚げられるのでおすすめです。
胃もたれもしにくく、どんな揚げ物にも合う万能油です。
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ごま油
抗酸化成分が多く、酸化しにくいです。
ごまの香りと風味が揚げ物や天ぷらによく合います。
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オリーブオイル(ピュア)
エクストラバージンとピュアの2種類があります。
エクストラバージンは加熱すると風味が飛んでしまい勿体ないので、生食向けです。
揚げ物は、ピュアで行うようにしましょう。
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なたね油
リーズナブルに購入できる油です。
なたね油の一種であるキャノーラ油は、より酸化しにくく揚げ物向きです。
長期保存にも向いています。
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ひまわり油
揚げ物は太るイメージがありますが、ひまわり油は飽和脂肪酸が少ないため太りにくいです。
風味が軽やかで、カラッと揚げることができます。
揚げ物におすすめの理由は?
揚げ物をする時って、かなりの量の油を使いますよね。
大量の油、実はからだに悪い油だった…なんてことになったら怖いですよね。
スーパーで買える安全な油の中で、揚げ物に向いている油は
・米油
・ごま油
・ピュアオリーブオイル
・なたね油
・ひまわり油
ですが、なぜ揚げ物におすすめなのか?
これらの油が揚げ物におすすめな理由は熱に強く、酸化しにくい特徴があるためです。
酸化した油は「過酸化脂質」という有害な物質になってしまい、からだに悪影響しかもたらしません。
ですので加熱しても酸化しにくいという特徴は安全に揚げ物をするのに必須条件です。
ただしいくら酸化しにくい油とはいえ、使用後オイルポットに入れた油は必ず酸化してしまいます。
勿体ないですが、安全性を重視するのであれば1度使った油はなるべく使わないようにしましょう。
揚げ物に向かない油とその理由って?
安全な油なら、どんな油も揚げ物に使っても問題ないのかな?というと実はそんなことないんです。
安全な油の中にも、加熱調理に向いていないものがあります。
代表的なものが、えごま油と亜麻仁油です。
えごま油はダイエット効果・抗アレルギー効果などが含まれています。
亜麻仁油は女性ホルモンを整え、食べる美容液などとも言われています。
ただし、これらの効果は非加熱で油を摂取した時のみに得られるもので、加熱すると逆効果になってしまいます。
えごま油は、加熱すると魚臭くなり、揚げ物を台無しにしてしまいます。
またえごま油も亜麻仁油も、とても酸化しやすい油です。
酸化した油は、「過酸化脂質」というからだに有害な物質になってしまいます。
酸化した油を摂取することは体の酸化に繋がり、老化を進めたり、動脈硬化に繋がる恐れもあるので危険です。
つまりどちらも加熱すると、からだに悪い油になってしまうということです。
えごま油や亜麻仁油など、非加熱で体にいいとされている油を摂取したい場合は、ドレッシングなど加熱しない料理に使うようにしましょう。
まとめ
スーパーで買える安全な油は、原料の原産国が明確に表記されており、圧搾法を使って抽出されたものです。
原料が国産のもの、海外産で遺伝子組み換えでないという表記があるもの、オリーブや米ぬかなど元々遺伝子組み換えが無いものは安全です。
ごまも遺伝子組み換えには該当しませんが、安価な油は安全でない可能性があります。
ボトルの表記をよく確認し、購入するようにしましょう。
揚げ物に向いている油は、米油、ごま油などの加熱しても酸化しにくい油です。
えごま油、亜麻仁油も安全な油ですが、加熱すると酸化してしまうため揚げ物には向いていません。
酸化しにくい油でも、1度使うと酸化が始まってしまいますので勿体ないですが、1度使った油はなるべく使わないようにしましょう。