生クリームは乳製品なので、開封後は冷蔵庫に入れても2~3日で劣化します。
また、一度ホイップした生クリームは日持ちしないため1日で傷んでしまうこともありますが、冷凍保存すれば約3週間保存可能です。
冷凍保存すると、冷凍したまま料理に使えたり、使いたい分だけ解凍できたりと、使い勝手がよくなりますよ。
今回の記事では
・ホイップした生クリームの保存期間
・生クリームを冷蔵庫に入れると分離する理由
・分離を防ぐ方法
などについてご紹介いたしますので、ホイップした生クリームを再利用する方法を知りたい方は、是非参考にしてみてくださいね。
ホイップした生クリームは冷蔵庫でどのくらい保存できる?
開封した生クリームは、冷蔵保存だと2~3日ほどしか持たず、特に一度ホイップした生クリームは冷蔵保存でも当日中に使うのが好ましいです。
なお、冷凍保存すると3週間ほど鮮度を保て、日持ちしやすくなりますよ。
以下、ホイップした生クリームの「冷蔵保存」や「冷凍保存」について説明していきますね。
冷蔵保存
一度ホイップした生クリームは冷蔵保存には向かない、と覚えておいてください。
ホイップした生クリームは、泡立てるときに空気中の細菌が入り込んでしまうことがあります。
空気に触れないようにラップをして冷蔵庫で保存しても、時間が経つと泡が消えてドロドロしてきます。
冷蔵庫の臭いが移りやすい食品でもあり、たった1日で劣化してしまうこともあるので、当日中に食べるのがベターです。
保存方法は、
・ホイップした生クリーム保存容器に入れる
・生クリームを絞り袋に入れてさらに保存袋に入れる
のどちらかをおすすめします。
なお、以下のような状態になっていたら、使用しない方がいいでしょう。
「水が出てきている」「酸っぱい匂いがする」「固くなっている」「ホイップしても泡立たない」
冷凍保存
絞り袋で保存する場合
1・ホイップした生クリームを絞り袋に詰めて、封をする
2・絞り袋を保存袋に入れて空気をしっかり抜き、冷凍庫に入れる
絞り袋で絞り出して保存する場合
1・アルミトレーの上に食品用ラップを敷いておく
2・十分にホイップした生クリームを絞り袋に詰め、トレーに生クリームを絞り出す
3・トレーを冷凍庫に入れ、完全に凍ったらフタ付きの保存容器に入れて、冷凍庫で保管する
解凍方法
ホイップした生クリームを絞り袋に詰めて冷凍した場合は、冷蔵庫に移して4時間ほどかけて自然解凍させます。
また、スイーツ作りに使う場合は、冷蔵庫で1時間ほど自然解凍します。
なお、ココアやコーヒー、ホットミルク、紅茶など、暖かい飲み物に入れる場合や、シチューやグラタンなど加熱調理する場合は、凍ったまま使用してOKです。
生クリームを冷蔵庫に入れると分離するのはなぜ?防ぐ方法はある?
生クリームはデリケートなので、衝撃や振動に弱いです。
冷蔵庫を開閉するたびに振動が生クリームに伝わってしまうと、乳化が弱まり水分と油分が分離してしまうため、ドアポケットで保存するのは避けた方がいいでしょう。
加えて、生クリームは3度が適温となっているため、冷蔵庫に入れても時間が経てば乳化が弱まって緩んできます。
緩むことで生クリームの分離も早まります。
以下、生クリームの「分離を防ぐ方法」をまとめてみました。
分離を防ぐ保存方法
ホイップした生クリームを冷蔵庫で保存する場合、ホイップしすぎると、生クリームの水分が抜けて固くなってしまいます。
泡立てを7~8分立てでとどめ、使用する際にホイッパーなどで固さを調節すると、水分と油分の分離を防ぎ、長時間保存できます。
その後保存容器入れて保存してくださいね。
ただし、ホイップのままケーキなどに使うのはおすすめできません。
コーヒーに浮かべたり、料理用に加熱して使うようにした方がいいでしょう。
まとめ
生クリームはとても傷みやすい食べ物なので、開封後は2~3日程度で使い切りましょう。
また、一度ホイップした生クリームは冷蔵庫に入れても1日で傷むこともありますが、冷凍保存すれば約3週間保存可能です。
コーヒーやカフェオレなど、暖かい飲み物に浮かべれば、だんだんと溶けていく生クリームによって味の変化を楽しむことができますよ。
ミルクの代わりに冷凍生クリームを使えば、いつものコーヒーがランクアップしたような気分になれるので、おすすめです!