レンコンは切ったらすぐに水や酢水に浸けることで変色を防ぐことが可能です。
酢水に浸ける場合は、水500ml、酢小さじ1を目安にしましょう。
レンコンは特にアクが強いため黒く変色しやすいです。
アクの原因であるポリフェノールの一種タンニンが空気中の酸素と触れた結果、酸化が進んで黒く変色してしまいます。
また、鉄鍋や鉄のフライパンを調理に使っても、レンコンが変色する原因になります。
この記事では、
・レンコンを白く茹でるコツ
・レンコンを白く茹でる方法
・レンコンを茹でると黒く変色する原因
について解説していきますので、レンコンを茹でるとすぐに黒く変色してしまう・白くきれいな状態で茹でレンコンを仕上げたいと思っている方は是非参考にしてくださいね。
レンコンを白くする方法って？白いまま仕上げるコツが知りたい！
レンコンは特にアクが強いため黒く変色しやすく、切ったらすぐに水や酢水に浸けることで変色を防ぐことができます。
酢水に浸ける場合は、水500ml、酢小さじ1を目安にしてください。
酢水ではなく水でも良いですが、酢水に浸けたほうがより白くなるためサラダなど見た目の白さを重視する献立のときは、酢水に漬けることをおすすめします。
「酢をちょうど切らしてしまって自宅ない…」という人は、酢水の代わりにレモン汁でも代用できますよ。
水500ml、レモン汁大さじ1を目安にアク抜きをしてくださいね。
「浸ける時間が長ければ長いほどしっかりアクが抜けておいしくなるのでは？」と思うかもしれませんが、あまりに長く漬けすぎるとレンコンの主要の栄養素であるビタミンCやカリウム、ポリフェノールの一種タンニンが抜けてしまうので、5～10分を目安に漬けましょう。
黒く変色するのは避けたいですが、だからといってせっかくの栄養素が抜けてしまってはもったいないですよね。
また、レンコンを茹でる際に酢を加えるとさらに白さを保つことができ、シャキッとした歯ごたえをより楽しむことができるうえ、粘り成分も程よく取り除いてくれるんです。
お湯に酢を入れる目安は水1Lに対して酢大さじ1～2で、5分前後、茹でましょう。
アク抜き同様にレモン汁でも綺麗に仕上がるのでぜひ試してみてください。
さらに、「調理前に変色してしまったレンコンを白く戻したい」と思ったあなた、それも酢水に漬けることで可能なんです。
レンコン10センチくらいに対して水400ml 酢大さじ1が目安です。
残念ながら全体的に黒っぽく変色しているときは、酢水に漬けても白くならない場合があるので注意しましょう。
レンコンを茹でると黒くなるのはなぜ？原因は？
レンコンはアクの原因であるポリフェノールの一種タンニンを多く含み、そのタンニンが空気中の酸素と触れた結果、酸化が進んで黒く変色してしまいます。
また、鉄鍋や鉄のフライパンを使うとポリフェノールが鉄と結合して黒く変色する原因にもなりますが、そのレンコンを食べても体に害はないので安心してくださいね。
古い水道管にも鉄が多く含まれるため、その水を使うときは注意しましょう。
レンコンが黒く変色する原因となるタンニンは渋み成分であり、お茶などに含まれていることをご存知の方は多いと思うので、レンコンにも含まれていて、黒く変色する原因だったとは驚きでした。
黒くなったレンコンは見た目があまり良くないですが、タンニンがたくさん含まれている証拠だったんですね。
タンニンは抗酸化作用や肌を引き締める効果など美容に良いだけでなく、動脈硬化を防止するなど生活習慣病の予防にも適していますよ。
また、レンコンの変色を防ぐためには、ぜひ保存の際にもなるべく空気に触れないように気を付けてくださいね。
ひと節丸ごと保存をするときは、室温が25℃以下なら常温保存が可能で、キッチンペーパーや新聞紙にくるみ、ポリ袋に袋が軽く膨らむくらいに空気を入れて口を結んで保存しましょう。
断面がカットされたレンコンは濡らしたキッチンペーパーで包んでからラップをし、密閉できる保存袋に入れて冷蔵庫にいれてくださいね。
まとめ
レンコンを白く茹でるためには、酢水やレモン水に漬けることで黒っぽく変色することを防げますよ。
黒っぽく変色するのはレンコンに含まれる抗酸化作用のあるタンニンが、空気に触れて酸化してしまったことが原因とは知らなかったので勉強になりました。
また、変色してしまったレンコンは白く戻せないと思っていましたが、下処理のときと同様に酢水に漬けることで白く戻せるとは驚きでした。
「レンコンを調理するときいつも黒っぽくなってしまう…」と困っている人の参考になれば幸いです。
