シャコバサボテンの葉がしなびて赤くなるのは、「根の障害」の症状だと考えられます。
通常「根ぐされ」を起こすと、葉先から赤くなり、少しずつ全体に広がっていきます。
また、水やりをした水がなかなか浸透しないのは、「根詰まり」しているからと言えます。
根が鉢の中でいっぱいになり過ぎると成長の妨げにもなるため、少なくとも1年おきに植え替えを行いましょう。
今回の記事では、
・シャコバサボテンの葉が赤い原因と対処法
・シャコバサボテンの葉がしわしわになる原因と対処法
などについてご紹介いたしますので、シャコバサボテンの赤みやしわの原因や対処法が知りたい方は、是非参考にしてみてくださいね。
シャコバサボテンの葉が赤い原因と対処法を解説!
じゅうぶんに水やりもしているのに、葉がしわしわで赤くなってきた場合は、「根腐れ」が原因だと言われています。
なお、根腐れすると水を与えても吸収できないので葉のしわは取れません。
また、シャコバサボテンの葉っぱが紅葉する可能性のある時期は秋あたりで、この時期であれば、紅葉している可能性が考えられます。
これから、「原因」や「対処法」をご紹介していきますね。
シャコバサボテンの葉が赤くなる原因
原因①
シャコバサボテンが赤くなる原因の中でも、病的なものとして、「根腐れ」があります。
根腐れというのは、そのままの意味で、「根っこが腐ること」です。
シャコバサボテンが根腐れを起こしている場合の特徴として、葉っぱの先から赤くなっていきます。
たとえば狭い鉢の中で根詰まりをすると、うまく酸素が行き渡らず、根は呼吸ができなくなります。
その結果、根腐れを起こすのです。
原因②
シャコバサボテンの葉が赤い原因の1つ目は、時期的なものだと考えられます。
紅葉する時期であれば、シャコバサボテンは単純に紅葉しているだけかもしれません。
葉が赤くなったときの対処法
シャコバサボテンは毎年もしくは1年おきに植え替えするよう心がけましょう。
根が鉢の中でいっぱいになり過ぎると成長の妨げにもなるためです。
また、植え替えの最適な時期は4月です。
大きく育てたい場合はひとまわり大きい鉢に、そのままのサイズで育てたい場合は根を整理して同じ鉢に植え直しましょう。
ただし、根腐れに気づいたら放置せず植え替えをしてあげてください。
シャコバサボテンの葉がしわしわになる原因と対処法を解説!
葉がぐったりしてしわしわになるのは水不足が原因です。
土が乾燥しているようであれば、水をしっかり与えましょう。
ただし、葉がしわしわになるほど根腐れが進むと、水分の吸収がされにくくなるので、水を与えても葉のしわは取れません。
ここでも、「原因」や「対処法」をご紹介していきます。
葉がしわしわになる原因
水やりが多くても根腐れします。
また、根詰まりし水が浸透しにくい場合も根腐れを引き起こします。
つまり、「根詰まり」に気づかずにいると、「根腐れ」につながるということ。
水やりをしても水がなかなか浸透している場合は、根詰まりしていると言っていいでしょう。
葉がしわしわになるったときの対処法
シャコバサボテンはもともと岩や樹木などの表面に根を張るようにして育つ着生植物なので、通気性がよく水はけもよい用土を好みます。
長期間植え替えをしないと根腐れを起こしやすくなるので、1~3年に1回は冬越し後に植え替えるようにします。
また、気温が低くなる12~3月頃には水を与え過ぎないよう注意が必要です。
まとめ
葉がしなびて赤くなるのは「根の障害」の症状で、危険な状態です。
水やりをしても水がなかなか浸透しないのは、「根詰まり」しているのが原因だと考えられます。
また、葉がしわしわになる原因は、「根腐れ」の可能性があります。
シャコバサボテンはとてもデリケートな植物なので、葉っぱがしわしわになったり赤くなったりという症状が見られたら、早めに対処しましょう。
お手入れにはコツが必要ですが、ポイントを押さえて、ぜひ挑戦してみてくださいね。