エアコンのフィルターを洗った後は、よく乾かしてからつけるようにしましょう。
濡れたままの状態でつけるのはお勧めしません。
汚れがたまりやすくなるだけでなく、健康に被害を及ぼすカビが発生する可能性があるためです。
またエアコンのフィルターにたまったホコリが取れない時は、フィルターの表側と裏側で洗い方を変えてみて下さい。
すでに水をつけてしまい、ホコリがダマになって取れない場合は、つけ置き洗いをしてみましょう。
この記事では、
・エアコンのフィルターを濡れたままつけるとどうなるか
・濡れたフィルターを使うと危険な理由
・エアコンのフィルターを早く乾かすための方法
・エアコンフィルターのホコリが取れない時の対処法
・フィルターにホコリが詰まってしまった場合の影響
・普段のフィルターのお手入れ方法
などをお伝えしますので、大掃除などでエアコンの掃除を計画している方や、フィルター掃除がうまくいかなくて困っている方はぜひ参考にして下さい。
- エアコンフィルターを濡れたままつけるのは危険!その理由とは?
- エアコンフィルターを早く乾かす方法をご紹介!
- エアコンフィルターのホコリが取れないときの対処法とは?
- エアコンフィルターは詰まるとどうなる?適切なお手入れ法も!
- まとめ
エアコンフィルターを濡れたままつけるのは危険!その理由とは?
エアコンのフィルターを濡れたままつけるのはおすすめできません。
車や窓も、洗った後には乾拭きをしますよね。
そのままでも乾くのに、なぜわざわざ乾拭きをするかというと、濡れているものには埃がつきやすくなるためです。
エアコンのフィルターも同じで、濡れたままつけてしまうと、またすぐ埃がたまってしまいます。
車や窓であれば、汚れるだけで済みます。
しかし、屋内で空気を循環させるエアコンは、濡れたままつける事で身体に悪影響を及ぼすことがあります。
濡れたままのフィルターでエアコンを運転してしまうと、エアコンの出す空気がカビにとって好ましい温度環境を作っていまいます。
すると、濡れた所に付着した埃にカビが発生します。
カビといえばジメジメした所に生えるイメージですが、埃に発生するカビはそれほど湿度を必要としないものもあるので、油断できません。
埃についたカビは、エアコンの風にのって部屋中に飛び散ります。
フィルターを濡れたままつけてしまうと、せっかく綺麗にしたはずのエアコンから、カビだらけの空気が出てくる事にもなりかねないのです。
部屋の空調がエアコンのみだと、洗っている間に部屋が冷えてすぐに使用したくなりますが、濡れたままつけるのは止めておきましょう。
各部屋のエアコンを別の日に掃除するか、お昼を挟んで乾かしている間に、美味しいランチを食べに行くなど、楽しんで掃除できる工夫をしてみるといいと思います。
エアコンフィルターを早く乾かす方法をご紹介!
エアコンのフィルターを早く乾かすためには、まずフィルターに汚れを残さない事が肝心です。
埃が残っていると、埃が水分を含むので乾くのに時間がかかります。
手順としては、
1.掃除機などでフィルターの表側についている埃をざっと取る。
2.フィルターの裏側から水を流し、水流で落とせる埃は落とす。
3.歯ブラシなどでフィルターを痛めないよう、優しく擦り洗いをする。
このように、丁寧に洗う事がフィルターを早く乾かすために必要な準備です。
埃が付着しているのは主に表側(部屋に向いている側)なので、掃除機で吸い込む時は表側から、水で汚れを押し流す時は裏側(エアコン内部に向いている側)から行うようにしましょう。
逆にしてしまうと埃がフィルターを通る事になるので、目詰まりしてしまいます。
そうしてしっかり洗ったフィルターは、水気を十分にきってから陰干しするといいでしょう。
水分を飛ばすようにフィルターを振って下さい。
水滴が飛ばなくなったら、汚れてもいいタオルでフィルターを押さえるように水気を取り、風通しのよい所に置いておけば、早く乾かす事ができます。
フィルターを痛めないよう、タオルでゴシゴシとこするのはやめて下さい。
フィルターは軽いので、外に干す場合は風に飛ばされないよう注意して下さい。
洗濯物を干すハンガーに吊るすと風通しもよく早く乾きますが、直射日光はフィルターの劣化に繋がりますので避けて下さい。
どうしてもすぐに使いたいという場合は、水洗いはあまりエアコンを使わない時期に回し、表側を掃除機で吸うだけで終わってもいいかと思います。
季節のいい時に改めてしっかりと洗って下さい。
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エアコンフィルターのホコリが取れないときの対処法とは?
エアコンのフィルターのホコリが取れない時は、フィルターの表側と裏側で掃除方法を変えてみて下さい。
エアコンは室内の空気を吸い込む際、部屋に浮いているホコリも一緒に吸い込むため、フィルターの表側にたくさんホコリがつきます。
掃除機でホコリを吸う時、表側についているホコリを裏側から吸ってしまうと、ホコリがフィルターを通る事になるので詰まってしまいます。
すでに目詰まりしてなかなか取れない場合は、いきなり流水で洗わず、つけ置き洗いを試してみて下さい。
頑固な汚れを落とす時は、つけ置きのお水に少しだけ中性洗剤を足します。
台所の食器用洗剤で大丈夫です。
お水に洗剤を薄めてつけ置き洗いをすると、汚れが浮いて取れやすくなります。
その後歯ブラシなどで優しくフィルターをこすります。
水の中で行うか、シャワーなどで流しながら行うとホコリが浮いてやりやすくなります。
最後に水洗いしますが、水を流す時のポイントは、裏側から表側に向かって水を流す事です。
フィルターのホコリは主に表側にたまるとご説明しましたが、裏からお水を流す事で、表側についたホコリを水流が押し流してくれます。
水洗いをしたフィルターをエアコンに取り付ける時は、しっかりと乾かしてからつけましょう。
水分がついたままのフィルターをエアコンに戻してしまうと、ホコリがつきやすくなりますし、次にお掃除する時にホコリが固まって取りづらくなってしまいます。
エアコンフィルターは詰まるとどうなる?適切なお手入れ法も!
エアコンフィルターが詰まってしまうと、エアコンにも人にも良くありません。
まず、エアコンの効きが悪くなります。
本来空気が通るはずの隙間にホコリが詰まっているので、エアコンに負荷がかかります。
ホコリが原因でエアコンの音がうるさくなる事もありますし、ずっとフィルターにホコリが詰まったままだと、エアコンの寿命も短くなります。
さらに、ホコリをエサにしたカビや雑菌が、エアコンの風に乗ってお部屋に飛び散ります。
こうならないためにも、エアコンフィルターはしっかりと洗って使う事をおすすめします。
普段のお手入れ方法
エアコンのお手入れをする時は、必ず運転を停止して下さい。
電源プラグも抜いておいて下さい。
しばらく掃除をしていない場合、エアコンの蓋を開けただけでホコリが舞うような状態かも知れません。
その場合はフィルターを外さず、エアコンに取り付けたまま掃除機やクリーナーを使って周辺のホコリを取り除きましょう。
周辺のホコリが取れたらフィルターを外し、フィルターの【表側】からホコリを吸い取って下さい。
2週間に1回の頻度でお掃除をする方であれば、普段のお手入れはここまでで十分です。
掃除機で吸うだけではきれいにならなかった場合は、水洗いに進みます。
カビがびっしり生えているなど、ひどい汚れの場合は台所用洗剤を薄めた水でつけ置き洗いをし、その後ブラシなどでホコリを取り除いてからすすいで下さい。
少しホコリが残っている程度であれば、フィルターの【裏側】から水を流して洗って下さい。
水気をきり、直射日光の当たらない風通しの良い場所でしっかりと乾かせば終了です!
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まとめ
エアコンのフィルターは、しっかりと乾かしてからつけて下さい。
せっかく掃除したフィルターですから、なるべく綺麗な状態を維持したいですし、カビを
吸って病気になってしまったら掃除の意味がありません。
早く乾かすためには付いている埃をしっかりと洗い落とす事が大切です。
フィルターを傷めないよう優しく洗う事と、表側と裏側に注意して掃除するのがポイントです。
エアコンフィルターのホコリがなかなか取れない場合は、水で薄めた洗剤につけ置きする事でホコリが取れやすくなります。
掃除はフィルターの表と裏それぞれに合ったアプローチをして下さい。
寒い時期などは、水洗いはなるべく避けたいですよね。
マメに掃除機でホコリを取り除いてあげれば、カビや雑菌もつきにくく、水洗いはたまにする程度で大丈夫なので、部屋に掃除機をかけるついでにやってしまうと楽です。
暑い時も寒い時もお世話になるエアコン。
しっかりと掃除して、おうち時間を快適に過ごしてください。