クーラーボックスに結露ができる原因は、内側と外側の温度差です。
日陰に置いて使うのはもちろんのこと、地面からの熱にも気を配らなくてはなりません。
結露ができてしまうと、まわりのものも濡れてしまいますから、それを防ぐためにも正しい使い方を知っておきたいですね。
この記事では、
・クーラーボックスの結露対策
・クーラーボックスの結露ができる原因
についてお伝えしますので、クーラーボックスの結露に悩んでいる方は是非参考にしてみてくださいね。
クーラーボックスの結露対策って?どうすれば回避できる?
クーラーボックスの結露を防ぐには、保冷効果が外に逃げないようにすることです。
クーラーボックスは、内部が冷やされると外側表面も冷たくなり、外気との温度差がうまれて結露となります。
しかし、断熱効果が高いと内部の冷たさが外側表面に伝わりにくいため、結露しにくいといえます。
まずは使い方を見直して、結露をふせぎましょう。
日陰で保管する
直射日光があたる場所に置くと、クーラーボックス自体が熱を持ち、保冷力が低下してしまいます。
また、本体が黒や紺色などの濃い色だと、熱を吸収して温まってしまうので、日光を反射するように本体が白いものを選びましょう。
本体の色が白でない場合は、淡い色のタオルや毛布で覆うなどの工夫もできますよ。
クーラーボックススタンドを使う
地面の熱から遠ざけるために有効です。
とくにアスファルトやコンクリートなどの地面は熱をため込むとなかなか冷めず、クーラーボックスを温めてしまいます。
クーラーボックスのスタンドは、地面の汚れからを守るためだけのものではないんですよ。
必要以上に開閉しない
何度も開け閉めすると、内部の冷たい空気が外部の空気と置き換わり、氷が溶けやすくなってしまいます。
また、内部の空間を減らすことで、中にたまる空気も少なくなりますから、余分な空間を作らないように、すきまには保冷剤で埋めておきましょう。
溶けてしまった水について
クーラーボックス内で溶けてしまった水は、そのまま使いましょう。
溶けた水は、氷と同じくらい冷たいので、残りの氷が溶けるのを防ぎます。
ただし、濡れてしまうのを防ぐため、ビニール製の袋や容器に食材を保存しましょう。
使う前に冷やしておく
使用する前日は、氷や凍らせておいたペットボトルなどを使って冷やしましょう。
クーラーボックスは熱を持っており、冷やさずに使用すると氷や保冷剤が通常より早く溶けてしまいます。
クーラーボックスを使わない時は、できる限り常温で保管し、使用前には冷やしておくと良いですよ。
クーラーボックスに結露ができる原因って何なの?
結露をおこす原因は、内側と外側の温度差です。
クーラーボックスには、冷たい温度をキープする保冷力と熱を断つ断熱力が必要だといえます。
この断熱力が弱いと、結露がおきやすくなってしまうようです。
クーラーボックスに使用されている断熱材は、発泡スチロール、発泡ウレタン、真空断熱パネルなどがあります。
一番保冷力があるのは、真空断熱パネルを使ったクーラーボックスです。
デメリットとしてあげられるのは、購入時の価格が高めに設定されていることと、重量が重たくなってしまうことです。
発泡スチロールが断熱材になっている場合は、真空断熱パネルのものと比べると保冷力は低めです。
手頃な価格でクーラーボックスを購入することができますが、断熱材の経年劣化で断熱力の効果が落ちやすいと言われています。
クーラーボックスは、使う頻度を考えるとすぐに買い替えを検討するのは難しいかもしれませんね。
そこで、クーラーボックス内の温度を下げないための裏技を紹介します。
ハードタイプのクーラーボックスに、ソフトタイプのクーラーボックスを入れて使用しましょう。
例えば、コールマンのスチールベルトクーラーにサーモスのソフトクーラーを二つ入れている友人がいます。
そうすると、片方のソフトクーラーを開けても、もう一方の温度はさがりにくく、保冷力が保たれるでしょう。
また、ソフトクーラーの内部に氷や保冷剤を入れて使うことで、ハードクーラーの結露がおこりにくいですよ。
デメリットは、クーラーに入れておける量が減ってしまうことです。
しかし内部に空間が出来てしまう時は、良い裏技だといえるでしょう。
まとめ
結露してしまう原因は、内側と外側の温度差です。
保冷効果が逃げ出してしまわないように、まずは、使い方を見直してみましょう。
保冷力や断熱効果が最大限に活かせる使い方をしたいですね。
クーラーボックスの結露に悩んでいる方は、裏技もお試しください。